イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

介護職員による医療行為一部解禁、祖母入所特養の取り組みその後

6月 12 2012 | 高齢者介護施設

啖の吸引はいやよ

啖の吸引はいやよ

2012年の4月より介護職員による医療行為が一部解禁されるとのこと。2011年の6月に法律が改正され、たん吸引と、胃や腸にチューブで栄養剤を注入する「経管栄養」が出来る様になるということを新聞で知ったのが、昨年2011年の10月25日。

祖母ばあこの入所する特養ホームでも、「職員は全員この50時間の研修を受けるようにします」とのことを年末に聞いていたので、その後の経過がどうなったのか、つい最近あった施設主催の家族懇親会で訊ねてみた。

年度末(3月末)までに在職している職員さんはすべて研修を受け終わり、認定待ちだとのこと。(但し、県の認定書の発行が遅れているのだとか。)

それでも、看護師さんが行う様な深い所までのたん吸引は無理なのだそうだ。せいぜい、喉の奥までだと施設長さんはおっしゃる。

経管栄養に関しては、従来通り、看護師さんが行うそうで、介護職員さんがすることはないという。

わたしは啖の吸引をやったことがない。看護師さんが祖母に対して行うことを見た事がある程度だが、祖母が嫌そうに毎回チューブをひっぱろうとしていたことを思い出す。看護師さんでも力量の差が大きいということを聞いた事がある。 

介護職員さんが出来る様になることはうれしいのだが、啖が詰まると窒息して死んでしまうこともあるため、反して 大丈夫かなあ、という思いもある。

医療行為が必要な人を、特養は受け入れていない場合が多いと聞く。施設の方針にもよるだろうが。看護師さんを増やすのはコストの関係で難しい事が多いのだそうだ。加えて、介護職員の医療行為一部解禁に関し認定される為の研修参加も、フル回転の現場ではなかなか簡単ではなさそうであるし、新しくオープンした施設では受け入れ態勢を整えるのはこれからだろう。

在宅のみで、サービスを活用しながら看ざるを得ない現状。(在宅介護で家族が啖の吸引を行うのは構わないのだそうだ)医療行為が必要な人はショートステイ等が利用出来ないなど、介護者のしんどさも見えて来る。

耳にする老老介護?近頃は介護難民という言葉も聞かれる様で、うーん、考えると暗くなってしまうのだが、無い知恵絞って、突破口を探って行きたい〜

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さて、一言で、医療行為といっても、長い歴史があるようです。医療行為が一部解禁!と言っても、どこまでが医療行為で、どこからが違うの?そこを明確にしてくれる貴重な内容の記事が、ネットで公開されていたのを見つけました。皆さんの考えの参考になればと思います。

VIVOという看護師さん向けの雑誌、季刊)専門誌に掲載された記事のようです。

介護職の医行為に関する経緯。1989年のゴールドプラン前後の経過が表で分かりやすく記されています。

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『介護職の医行為』について

1. 介護職の医行為とその背景篠﨑良勝氏 八戸大学 人間健康学部 人間健康学科 准教授

2. 市民から見る介護職の医行為 小竹雅子氏 市民福祉情報オフィス・ハスカップ主宰


介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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