イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

お水 VS とろみあり 違いは歯磨き介助にも現れる

5月 20 2012 | 介護全般

お水やきざみ食と、とろみ食を飲み込んだあとの器官内想像図
(※このイラストはあくまでも想像図であることは、最後までお読み頂き、動画を見ていただくとわかるかと思います。)

食道と気管の切り替えをしてくれる咽頭蓋の存在が大きいのね。

前回の続きです。お水・刻み食 VS とろみ食。 飲み込んだ後の違いはの想像図です。考えのお助けになれば。


さて。お水も、刻み食もゲホゴホ むせ易い。なんででしょ?

食べ物を飲み込みましたよ〜と脳にまだ指令が行っておらず、もちろん咽頭蓋にも指令は行っていない時、既に、水は喉の奥に入ってしまう。蓋は開いたまま。そしてぴちゃぴちゃと跳ねて、気管に入ってしまうのだろうと思う訳です。刻み食の破片もしかり。今日はそれを切実に思いました。

本日、101歳祖母の食事介助に特養ホームへ行き、昼食すべてむせ無しで完食。お茶も400ml、パーフェクトでした。(飲み込み機能が低下している祖母は、ミキサー食です。ペースト食に近いのかな?)

しかし、その後のワタシの口腔ケアがいけない。

いつも「口先だけでいいよ、口先うがい」と称して、口の中にうがいをする水(塩水)を含ませるのだがこれがさばんざぶんと喉に行ってしまうのだ。「飲み込んだらあかんよ」といっても、飲み込み機能が低下しているばあちゃんには、ふくませた水はプールで溺れた時に口の中に入って来るお水のようなものなのだろう。

げほげほ。ごほぐぅおふぉ。げほん、ごほん。 のどに入ってしまうむせてしまう。
ああ、ごめんなさいばあちゃん。

身体の反応は顕著である。
喉の奥の咽頭蓋に、まだ指令が行かず、蓋が閉まっていないのに、水が跳ねて気管に入ってしまうのだおそらく。ただのお水は動きが速い。するするするっと、いや、ぱしゃぽしゃっ、と。

何度も同じ事を繰り返すワタシだが、今日はさすがにもうやめようと思えた。(遅いってば)

歯ブラシしたあとの汚れと唾液は、ガーゼか何かで含ませて取ろう。この時の唾液を吐き出せと言っても無理な様でどうしても飲み込んでしまう。喉に入る前に布で吸い取るといいようだ。ハンドタオルで吸い取った。

歯磨き介助に難儀しているご家族の方、歯磨き時のむせにはご注意下さい。

加えて、大概ものすごく怖い顔して介助してるので、無理矢理笑顔でやってみてください。その方がいつもと違いすぎて嫌がられるかもしれませんが。(このアドバイスは実は獣医さんがおっしゃっていたことです。人にも言えるのではと思いましたので・・・)

《追記:2018年5月16日》
こちら、2014年に作成しました飲み込みの動画です。ご興味のある方はどうぞご覧になってください。私の最初のイラストはあくまでも想像図だということがわかって頂けると思いますよ〜。

ページの中では、バナークリックしてもリンクしません。
その後のアドレスかタイトルをクリックしますと、そのページに飛べます。喉の奥、が見られます。でもよく分からないかもしれませんが、いってらっしゃいませ〜。

新知見に基づく 摂食嚥下アニメーション「摂食嚥下の解剖生理」Anatomy and physiology of feeding and swallowing(矢状断面図)



【当ブログ管理者 群青亜鉛:ぐんじょうあえん:イラストレーター 】2018年現在

◆プロフィール◆
骨格大好きイラストレーター。ばあちゃんへの”いっちょかみ介護”実践する。
高齢者介護の工夫やバリアフリーの住環境に精通した、くすっと笑えるイラスト&エッセイを得意としています。
◆介護関連著書◆
介護のお助けマンガエッセイ
介護用具・日用品カスタマイズ本(共著)めでたく2冊とも、完売です。読みたい方は中古本でお願い申し上げます。
◆ウェブ連載◆
こちらウェブマガジン ”介護ライブラリ”にて「自宅で介護お助けヒント集」
“介護ライブラリ” 〜介護の悩みを減らしたい〜
(以上のプロフィールは2018年4月現在)
明るくユーモラスに大真面目に、何気ない日常の一コマを大切にした、コミュニケーションの現状と次の一歩を表現。皆さんの想像力をこそばします。


介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

Posted by | no comments for now

にほんブログ村 介護ブログへ人気ブログランキングへ

Comments RSS

コメントはココ


*送信前にお読みください。
初めての方の投稿は「管理人の確認後に表示されます」のでご注意ください。返信等は、普段このコメント欄に書き込みします。メールの返信をご希望の方は、その旨お書き添えください。