イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

刻み食 VS とろみ食 飲み込んだ後の違いは?

5月 19 2012 | 介護全般

刻み食ととろみ食の飲み込んだ後の想像図

ご注意:このイラストは、あくまでも、イメージです。飲み込む時の喉の奥から食道にかけての、気管が絞り込まれる様子は表現出来ておりません。ほんとの飲み込みは、末尾アドレスへ飛んで下さい。(公開動画「摂食・嚥下の解剖生理」)

こんにちは。えっちらおっちら介護イラストレーターの群青亜鉛です。

刻み食は誤嚥しやすいの

「刻み食はねぇ〜、誤嚥しやすいのよね。」

100歳直前の祖母ばあこが、誤嚥性肺炎により入院したが回復し、元の特別養護老人ホームに戻れた食事時に看護師さんがおっしゃった。わたしの目は点になった。(誤嚥とは 食べたものが気管に入り込むことを言います。)

えっ?そうだったのか。もっと早くに知っていたら刻み食を一生懸命食べさせたりしなかった。知らされないというのは罪ではないか。

ちょうど一年半前である。その頃の祖母は100歳まであと4ヶ月の端境期で、死ぬか生きるかも端境期。胸のカラータイマーは光っぱなしであったがどうにか乗り越え現在101歳、おかげさまで元気にしている。

逆算すれば祖母のミキサー食歴は1年半という事になる。 ミキサー食とは介護食で読んで時のごとくミキサーにかけた食事である。適度にとろみをつけると飲み込み易くむせにくいので、飲み込み機能が低下した方にぴったりの食事なのだ。刻み食が誤嚥しやすいと知ってから、祖母の食事はミキサー食となった。

2012年の春現在では、刻み食はむせやすい、は介護の現場の常識であろうが、私ら家族は刻み食を疑う事なく長年を過ごして来てしまった。介護家族も学びが必要だ。施設にお任せでは良くはならない。

ない頭で飲み込みを理解するのはなかなか難しい。で、こんな想像図を描いてみた。きざみくん(水分くん)ととろみ君の対比である。(イラスト図)

向かって左は刻みやお水。
このお子達は騒がしく、動きたがりである。器官を通り抜ける間も、跳んだり跳ねたりじっとしていない。新しいもの好きなので、ピチャッと跳ねて、破片やしぶきとなり気管に入る事もある。むせの原因でありますゲホゴホ。例えば脱水症状のジジババにいきなりそのままの水はNGである。とろみがいいと是非覚えておいて頂けたら。

イラストの向かって右は、とろみをつけた食事の場合。 
器官にそってどろりんどろりん伝って行きます。このとき粘度がありすぎるとおもちの状態となり喉が詰まりますのでご注意下さい。

あくまでも想像図です。食道の形状等異なります。専門家の方からはおそらく突っ込みがはいると思うのですが、私はこんなイメージで理解した為、食事介助でむせる家族に日々悩み、泣きそうな方々のご理解の助けになれば。

食道を食物が伝って行くのはあくまでも蠕動運動です引力ではありません。逆立ちをして飲んでも、胃に向かって降りて行きます。(嚥下に問題のある方は、特に逆立ち飲食はご注意下さいませ。)(次回につづく)

 

(これより下追記2013年7月17日)
ご注意!このイラストは、飲み込む時の喉の奥から食道にかけての、気管が絞り込まれる様子は表現出来ておりません〜。あくまでも、イメージです。これがほんまではありません。理解を促すために記しました次第です。

  
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
(これより下追記2014年3月27日)

追記:新知見に基づく公開動画


飲み込み時の、喉の奥の動きに興味のある方は、当方ブログ内のこちらの動画をご覧下さいませ。
公開動画「摂食・嚥下の解剖生理」Anatomy and physiology of feeding and swallowing
(新知見に基づく)(2014年3月25日公開)

監修:愛知学院大学 歯学博士・言語聴覚士 牧野日和
イラスト&動画:群青亜鉛



gunjoaen

【群青亜鉛:ぐんじょうあえん:介護イラストレーター 】

◆プロフィール◆
介護イラスト&エッセイを得意とするイラストレーター。明るくおもろく大真面目に介護とコミュニケーションの現状と問題を発信中。祖母への”いっちょかみ介護”実践し22年。
◆介護関連著書◆
明るい介護のお助けマンガエッセイ
介護用具・日用品カスタマイズ本(共著)
◆ウェブ連載中◆
こちらウェブマガジン ”介護ライブラリ”にて「自宅で介護お助けヒント集」
“介護ライブラリ” 〜介護の悩みを減らしたい〜


介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

Posted by | no comments for now

にほんブログ村 介護ブログへ人気ブログランキングへ

Comments RSS

コメントはココ


*送信前にお読みください。
初めての方の投稿は「管理人の確認後に表示されます」のでご注意ください。返信等は、普段このコメント欄に書き込みします。メールの返信をご希望の方は、その旨お書き添えください。