イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

意外と知らない〜汁物を飲んで、むせる人への対策

5月 13 2012 | 人の身体と動作


介護食用とろみ剤(とろみ調整剤)なるもの

4回連続で、飲み込みに関する内容を。本日は祖母の介助に行って、えっ?と驚いてしまったので記します。

「このごろよくむせるのよ〜。むせて咳が出来るのは元気な証拠っていってるんだけどね。」とちょっと気になる様子を見せた、身内を介護中の叔母。

”あれっ?昔ばあちゃんを一緒に看ていたから、とろみをつけたらいいって覚えてるんじゃないの?” と一瞬驚いたのだが、そうか最初はばあちゃんも、食事にとろみなんてつけていなかった。約20年も前だもの。

「ちょっととろみをつけたらいいんよ〜。」とばあちゃんの食事介助は母にまかせ、話す。
「とろみ調整剤(とろみ調整食品)って、粉になってるやつで、スーパーや、ドラッグストアにも置いてあると思う。片栗粉とかと一緒に。ちょっと注意して探してみて〜。」

介護の世界では、むせには、とろみ!とツーカーの様にわかるのだが、案外知られていないのだなあ、、、と言っても群青がこのとろみ加減の大切さがわかったのも、ここ一年半位の事。健康な人は意識しないことですもんね。

元気な人が、ちょっと身体が動かし難くなって衰えが見え出してしばらく経っての通過点の頃。むせが到来する。
むせて咳が出来るのは元気な証拠なのだけれど、咳をすることで体力が消耗してしまうのがとてももったいない。そのあと食べ続けるのがしんどくなるからだ。出来ればむせないのが一番だ。

とろみ、と言われると、片栗粉、熱を加えないと、とイメージするが、今は温度に関係なく、冷たい牛乳やお茶に混ぜてもとろみが付く粉があるのです。むせにくいとろみの具合は人それぞれ異なるのだが、それは個々の反応を見ながら対応して頂きたい。

で。祖母の介助へ行った帰りに全国展開されているスーパーに行ってみた。驚いた、店には未だに馬鈴薯でんぷんのみを原料としているものしか置いていない。15年ぐらい前から変わってないやん?いや、健康志向?

実はとろみ調整剤の競合品はものすごく沢山あるのです。品質もどんどんよくなっています。ダマにならないように、変なにおいがしないように。もっと、売り場に説明書とか分る様に置いたらいいのに〜。飲み込みに苦戦している人は多いと思うのよね、スーパーマーケットさんの食品売り場のバイヤーさんも、飲み込みに注意しなくっちゃ〜だめだめよ〜。

介護している人が、介護用品売り場に行くだろうと考えるのは業界人の傲慢で、普通のお店にこそ、解説書や商品がいると思うのよね。どうかしら?(つづく)

☆群青*介護Blog☆関連記事 も少し詳しく、とろみ調整剤のお話。
なんで上手く飲み込めないん?その13(支援物資、介護食用とろみ材なるもの)

☆参考ウェブ記事☆
MSN産経ニュース
要介護者8割「食事中むせた」


【群青亜鉛:ぐんじょうあえん:介護イラストレーター 】

103歳特養ホーム入所中 祖母ばあこをトキドキ通い介護中。カイゴのつれづれを、家族介護者の視点から、えっちらおっちらウェブにて発信17年目。
ウェブマガジン ”介護ライブラリ”にて:「自宅で介護お助けヒント集」月いち連載中こちら


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