イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

第18回 バリアフリー2012に行っての感想

4月 21 2012 | 介護福祉用具

昨日行って参りました。大阪の第18回バリアフリー2012。西日本で最大の福祉機器展示会です。見にいくのは4年目になります。あと、3時間で終了しますが、駆け足で見れないことはありません〜。今回私が感動出来た製品があまりなく、個別紹介は少ないです。全体的に派手な展示は減った感じがしました。

アザラシ型癒しロボットパロ(メンタルコミットロボット パロ)を、今回は抱くことが出来ました。今回のD社のブースは家を意識した展示になっていて、より身近にロボットが感じられるように思えました。希望者参加型の、ロボットスーツHAL®福祉用のデモンストレーションもあります。実際に着用されているのを見る方がわかりやすいです。見慣れたロボットアニメの世界が現実化しているのを感じます。一度は着用してみたいです。

昨年いい〜と紹介させてもらった製品で、改良されているものがいくつか見られました。

昨年も紹介しました座り姿勢を保ったままトイレやベッドに移動出来る福祉機器は、ポータブルトイレでも使えるよう裾広がりワイド型に改良されていて、これなら家でも使えるなあと思えました。

クッションは、様々なものが展示されていて、面白かったです。

ネットでも一切紹介されていなかったばあちゃんが使っている会社のジェル入りクッションが初お目見えしていました。ジェル入りクッションは耐圧分散には威力を発揮しますが、ずっと座っているとどうしても蒸れる等があるため、今後はカバーに工夫がいるよねと思っています。カバーは化学繊維ではなく、コットン等の天然繊維がいいのかな。最終的には細かい部分は手作り品にいくのかもしれませんね。名前をよくみると昨年トークが面白いわーと言っていた、4足型歩行器と同メーカーの製品でした。

キャスターのついた歩行器は、施設で使うのに適したしっかりしたものが数多くありました。デザインもよくなっていますね。でも、なんだかサイズが大きい感じです。

私はどうしても在宅でも使える介護福祉器具に目が行きます。移動・移乗用のリフト。ベッド。ポータブルトイレ。耐圧を分散するクッション。口腔ケア用製品、衣服、シルバーカー。歩行器。など。介護家族や、介護する側の方が楽になるものは特に気になります。

衣料品は今までよりも安価なものが出てきた気がします。乾燥機対応可なものも展示されていて、これからに期待したいですね。やはりガンガン洗濯機にかけても丈夫なものを切望いたします。

今回は夫の母と一緒に行きました。買い物用のキャリーバックでいいものがあるかもしれないからと誘ったのですが、目的の買い物用の手軽なシルバーカーはあまり展示されていませんでした。

”こんな大層なものはいらんねん、ここまでいく一歩手前の体の人が使えるようなもの、ちょっとした買い物に使えるもの”そういうシルバーカーが欲しくて探しましたがありませんでした。体が少しだけ使いにくい人のための商品は、街中で見つける方がいいのかも。シルバーカーのデザインは、どれも年配向けであまりいいやん、とは思えず、次なるデザインに期待したいと思います。

そうそう、展示会の表に立つのは、商品知識の豊富な方、そして笑顔のいい方が嬉しいですね〜。強面の方が立っていても声掛けにくくて近寄れません〜。技術畑の方でもいいのですが、何よりも、スマイル〜が大切であります。

震災関連で、リフォームに関する展示も多かったのですが、見られたのは一つだけ。耐震、防災のベッド・寝室シェルターとしての命の空間を確保する、小部屋のようなシェルターがあり、これは興味深かったです。天井が落ちてきても安全とのこと、、、。阪神淡路大震災でも、2階が落ちて亡くなる方が多かったため、これは今後検討するかたが多いかもしれませんね。

住宅改修に関しては、手すりの種類が増えた様に感じました。施設対応の大型のお風呂の展示もいくつか。(からだをいれて、お湯をため、そのまま捨てるという仕様のものです。

福祉機器にしても、いろんなものが日々進化していることがわかります。ですが、介護福祉機器も携帯電話同様、日本独自で進化してガラパゴス化していると聞きますが、どの辺りがそうなのでしょうか。もっと学びたいですね。

面白かったわーというのが見終わった後の母の感想でありました。一般の人がいっても楽しめるような展示会の雰囲気づくりがもっと欲しいような気がしました。 入口の導入部に世界規模での高齢化の傾向とか各国の福祉対策事情など、そういった展示も同時にあれば、一般の方にもよりわかるようになった様に思いましたがいかがでしょう?

一人で行くよりも、誰かといく方が楽しくて喋りながら見れるのでいいですが、今年は深く掘り下げて見られなかったところが少々反省点であります。(つづく)

2012年4月25日 追記:祖母の入所する施設長さんや職員さんと会場でバッタリお会いしました。施設長さんからも、今回の感想を伺い発見が多かったのですが、それはまた後ほど、、、)

【群青亜鉛(ぐんじょうあえん):介護イラストレーター】
《介護ライブラリ》:「自宅で介護お助けヒント集」月いち連載中>こちら


介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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