イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

車椅子の足元をどうする?(脚の屈曲拘縮への対応2)

4月 11 2012 | 人の身体と動作

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脚の屈曲拘縮への対応その2

だんだん股関節と、膝関節の屈曲拘縮がきつくなってきた祖母(101歳)への車いすでの座り姿勢をどうするか。これは悩むところである。

日々あれこれ相談をさせていただいたり、スタッフさんにどう伝えるのがいいのかを考えたり、試したりをしているわけですが、マッサージでリラックスさせる他ないものかしらん。

理学療法士 大渕哲也さんに伺うと、屈曲拘縮がきつくなってきたばあちゃんへの車いす姿勢では2通りの対応があるようです。

1.足は楽に動くのを許しつつ、膝は無理に伸ばさずに、上半身を整える事に重点をおく方法。
2.膝を伸ばしつつ、体幹を整える(上半身も崩れないように保つ)方法。

2の方法はこれからよくなる可能性のある人にはいいが、ばあちゃんにはどうだろう?
寝る時にクッションなどでこれ以上曲がらないようにすることが大事。

ばあちゃんの場合、膝の屈曲よりも、股関節の内転筋をこれ以上しないようにするほうが大事。(今後、おむつ交換等が出来なくなる可能性があるため。)

昨年の車椅子調整の足元はイラスト向って右図。
レッグレストの部分に板を渡し、その上にクッションをおいて脚をそれ以上引かないように、車椅子の下に注意して巻き込まないように造ってもらっていた。

今回は、イラスト向って左図。
レッグレスト(2016年現在では、統一して、レッグサポートと呼ばれるそう。他の部位でも、フットサポートや、アームサポート等。サポートとするのが定番)の部分をハンモックのように、2本ベルトを渡し、クッションをおくという方法。脚の自由度は高い。 明日に続きます。

脚の屈曲拘縮への対応その2でした。

※車椅子シーティングとするよりも、車椅子調整とするタグづけの方が言葉として適切かと思い、分類しています。

【群青亜鉛 : ぐんじょうあえん : 介護イラストレーター】


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★脚の屈曲拘縮への対応★ 
対応1(伸びない膝と骨盤と、背骨の関係がよくわからない)
対応2 (車椅子の足元を考える)
対応3(どちらをとるのか)
対応4(クッション挟めばいいってもんじゃないっしょ)
対応5(ベッドでの体位交換について)
対応6(車椅子調整後の指示書は、壁に貼る)
対応7(曲がる膝を無理に伸ばすとジィバァ上半身後ろ倒れる)
対応8(車椅子の足元の調整)
対応9(楽に座れる人・膝が曲ってしまう人)
※すべて祖母の場合の対応を記しています。右片麻痺。ティルト&リクライニング車椅子使用
(↓2014年10月2日追記更新)
現在はもっと屈曲拘縮が進んでいますので、車いすへの対応はこちら。
対応10(屈曲拘縮すすむぢゃん、と思っても。)
対応11(曲がってる脚をどうやって、安定する様に下ろすのか)
対応12(チープに見えても、必要なこと)
(↑更新2014年10月2日)
足だけどうにか対応しようと思っても無理があります。
ポジショニングも一緒に平行に行ってこそ。


当ブログのポジショニングに関する 関連記事
baa.gunjoaen.com/blog/tag/寝る姿勢


↓こちらはポジショニングに関する介護ライブラリでの連載「自宅で介護お助けヒント集」
vol.15寝る姿勢を整える編(安楽に保てた時の驚き)
vol.18寝る姿勢を整える編2
vol.19寝る姿勢を整える編3


プロフィール:ぐんじょうあえん:在宅で9年半、親戚同士で介護の後、103歳特養ホーム入所中 祖母ばあこをトキドキ通い介護中11年目。カイゴのつれづれを、介護者家族の視点から、ウェブにて発信17年目。

ウェブマガジン 介護ライブラリにて:「群青亜鉛の自宅で介護お助けヒント集」月いち連載中こちら


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