イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

片麻痺で肋骨に骨盤が食い込んでしまう可能性

4月 03 2012 | 人の身体と動作

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こんにちは。介護イラストレーターの群青亜鉛です。高齢者介護に特化して、イラストとコラムを描いています。本日も、祖母”ばあこ”話です。

右片麻痺の祖母は、上半身が右に極端に傾く。
理学療法士さんにみて診てもらったところ、背骨が曲がってしまって、麻痺側の肋骨の下部と骨盤との間が指一本分しか空いていない状態になっていた。ひどくなると肋骨の間に骨盤が食い込んでしまうのだそうで、そんな方も実際にいらっしゃるとのこと。

ええっ??麻痺側の骨盤腸骨が肋骨のすぐ前にやけに盛り上がって来たな〜とは思っていましたがそんな状態とは全然気づいていませんでした。一方、健側(麻痺側でない方。)の肋骨下と骨盤の間は指4本分空いていたのでこちらは大丈夫。

私たちが普通に座って見ても、肋骨から骨盤の上あたりまでは手の幅ぐらいの距離はある。これがくっついてしまうのか。それを防ぐためにも出来るだけ広げることが必要なのだそうだ。

自分の身体を曲げて試してみる。ぐいーんと、、、めっちゃ曲げんと指一本の距離にはならない〜毎日ばあちゃんはこんなしんどい身体なわけか!!これで食事もしなきゃいかんなんて!ほれっ食べなはれ、とえらそうに言うている自分を重々反省である。

頭部は誤嚥の恐れがあるから出来るだけ真っ直ぐにしたほうがいいんよね、と車椅子での座り姿勢を整える時はそればかり気にしていた。配慮せんといかんのはその一点だけではなかったのだ(大汗)。

ということで、麻痺側への傾きが極端にならないように、出来るだけ伸ばした状態を保てるように、先日知人の理学療法士さんにいろいろとシーティングをして頂いたのだが、広がっている感じはちとわかりずらい。ガクンと曲がっているよりはましだと思うのだが。

片麻痺の方を介護されている方は、麻痺側の肋骨と骨盤の距離をチェックしてみてください。そして、気になる状態の場合は、訪問リハビリの先生や、理学療法士さんなどに一度相談をしていただけたら、と思う次第です。右マヒ車椅子座面補正の図

※「車椅子シーティング」とするよりも、「車椅子調整」とするタグづけの方が言葉として適切かと思い、記載しています。



gunjoaen

【群青亜鉛:ぐんじょうあえん:介護イラストレーター 】

◆プロフィール◆
介護イラスト&エッセイを得意とするイラストレーター。明るくおもろく大真面目に介護とコミュニケーションの現状と問題を発信中。祖母への”イッチョカミ介護”実践し22年。
◆介護関連著書◆
明るい介護のお助けマンガエッセイ
介護用具・日用品カスタマイズ本(共著)
◆ウェブ連載中◆
こちらウェブマガジン ”介護ライブラリ”にて「自宅で介護お助けヒント集」
“介護ライブラリ” 〜介護の悩みを減らしたい〜


介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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