イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

車椅子用テーブルは、くり抜きの度合いが大切

4月 04 2012 | 介護福祉用具

車椅子テーブルに肘置き板を乗せて介助の図

車椅子用テーブル使用時のお悩み

知人の理学療法士さんに祖母を診てもらう前に、食事時のテーブルについて電話相談した。現在祖母が使用しているのは、一般名称「車椅子用テーブル」。テーブルの底部に着いている面ファスナーで車椅子の肘当ての部分に留めつけ、簡単に固定したり着脱が出来るタイプのもの。「凹」の漢字の様に、人が入る部分だけがくりぬいてある。(イラストでは赤紫色のテーブルね)

肘がつけるしっかりした食事用テーブルを使う方がいいよ、とのことだったが、週に3回程度しか来れない家族の為だけに、特別養護老人ホームの食堂に自前の可動式テーブルを置いてもらうのは難しいだろう。サイズが結構大きく57センチ×80センチもあるのだもの。
自宅で使っている介護用テーブルの図

介助時と自力で食事の2パターンでの活用

101歳の祖母はスプーンを口元に運び、呑み込むまでは出来るので、家族の行く時だけ自力で食べさせる。週の食事回数は21回。残りの18回はスタッフの手からすべて食べさせてもらう全介助だ。その為テーブルサイズはそんなに問題ではないのだが、
自力の食事時には肘が落ちてしまうのだ〜。いつもは別板を無理矢理乗せて対応しているが(イラスト参照)、理想は肘がちゃんと乗せられるテーブルで着脱式。だがサイズが大きすぎて無理かもしれない。

さて、アドバイスを聞いていると、この車椅子用テーブルや介護用テーブルはくり抜きの度合いが結構重要なのだそうだ。身体がしっかりくり抜きの中に入り、身体の真横に肘が置ける位のがいいらしい。中途半端なくり抜きでは肘が置けずに困るのだそうだ。

と、そんなこんなを思いながら車椅子用シーティングをして頂く当日となる。ハサミでも切れるプラスチック製ダンボール(60センチ×45センチ)を持参し、テーブルサイズを検討した。

最終的に、さじを持つ側に肘が置ける様に、あと15センチ広げたものがあればOKとなった。しかし改めて造るのはたいそう過ぎる。さて、どうするのが一番いいかしらん〜。

(以下4月5日木曜日 追記:母と相談し、最終的に、車椅子用テーブルと、肘当ての下に板を挟み込んで使うということで問題ないよ、と落ち着きました。以上追記)

明治生まれの祖母の身体の状態は以下、、、。
要介護認定:5。右片麻痺。
食事:呑み込みOK。ミキサー食を食す。
お茶・水分:とろみをつけスプーンから飲み込む。
趣味:読書。午前中が車椅子での読書タイム。一回あたり、座位3時間程度。
排泄:自力排泄、可能。(摘便で様子を見ながら)
ポータブルトイレ使用。
(小のみは、腹圧をかけてもらう。大は可。)
立位:(立ち姿勢) 出来ず。
移動:4人部屋備え付けの介護移動リフトで。
体調:微熱や膀胱炎等はどうしてもたまに。過去何度も転倒、ベッドからの転落、怪我等があるが、骨折一度もなく基本的に頑丈(ヒビは有り)。骨丈夫。



【群青亜鉛:ぐんじょうあえん:イラストレーター

《追記2014年4月》
ぐんじょうあえん:在宅で9年半、親戚同士で介護の後、103歳特養ホーム入所中祖母ばあこをトキドキ通い介護中12年目。
介護ライブラリにて:「自宅で介護お助けヒント集」連載こちら
2013年9月神戸で個展♪ご案内こちら

※この車椅子用テーブル、拘束にあたるということで、使われない事が増えているとの事。一日中はめているのならばそうかもしれませんが、食事や読書の時にだけ設置するのならば拘束にはあたらないのでは?

上手く臨機応変に活用していただきたいと思います。《追記2014年4月》


介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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