トイレの空間は、程良く欲しい
こんにちは。介護イラストレーターの群青亜鉛です。
◯
元気にトイレに一人で行けるときは何も問題はない。だが、身体を痛めて人の手助けが必要となると、「なんでトイレに人の手借りて行かないかんねん!」ときっと歯がゆい思いや情けない思いをするに違いない。でも、あくまでも想像だけだ。ごめんなさい、グンジョーはまだそこまでの大変な思いをした事がない。
◯
要介護5の祖母は移動用リフト(わかりやすく言うと、移動用クレーンみたいなもの)に吊り下げられ、車椅子からポータブルトイレに移動させる。結構わたしは強引(無神経?)に介助している(様に思う)ので、ばあちゃんの事を本気で考えてないんちゃうん?と、気持ちがしんどくなった時は、振り返ってしまうこのごろなのだが、あまり深く考えすぎるとドツボにはまるので、皆さんも適度な所でストップして下さいませ。
◯
と、本日はその心持ちではなく、現実的な問題であります、そう、トイレのサイズね。特に介助者にとっては、トイレの空間はとても気になるものでありますが、2人、そう2人入れるぐらいがほどよいかしらん。
◯
介助する人が本人の前(傍ら)で動く空間がいるのだ。(イラスト参照〜)あまりにも広すぎると介助者が頼りたくなる支え(壁や、手すり等)がなく、介助者も疲労困憊してしまう。狭すぎると、介護者が頭を壁にぶつけてしまいます。そう、程よい所に壁があって、ほどよき所に手すりが欲しい。
◯
既にあるトイレ空間をいかに活用するのかが切実な問題であるのだが、壁をぶちぬいて仕舞いたいと思う事もあるやもしれず、欲を言えばきりがなし。だが、このトイレ空間、便器をタンクレスにするか、タンク有りにするかでも、かなり変わってくる様である。ああ、いろいろと方法はあるものであるかな。あれやこれやと考えてみようか。
◆プロフィール◆介護イラスト&エッセイを得意とするイラストレーター。家族介護の視点で、介護とコミュニケーションの現状と問題をユーモアをまじえて発信中。”いっちょかみ介護”実践する。
◆介護関連著書◆
介護のお助けマンガエッセイ
介護用具・日用品カスタマイズ本(共著)
◆ウェブ連載中◆
こちらウェブマガジン ”介護ライブラリ”にて「自宅で介護お助けヒント集」
“介護ライブラリ” 〜介護の悩みを減らしたい〜