イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

食事介助の声掛けは、問わず語りでもよいのだなぁ

12月 09 2011 | ばあちゃん日記


約1ヶ月ぶりの食事介助である。特養入所中の祖母の座り姿勢や車椅子調整をどう上手くしてもらうかで少々やっきになっていた近頃。特養のスタッフさんに対し重箱の隅をつつく様な心持ちになり、こりゃあかん〜少々距離を持たねばと思う。加えて別な用事が重なっており、(幸いなことに?)ほとんど行けていなかった。

こちらの気持ちに余裕があると世界は明るい

さて、バスの時刻改正で、いつもより10分早く到着出来る様になった、11時20分。なんだかスタッフが明るい感じがする。まあ、それはやはり母の継続の通い介護のおかげだろう。その恩恵に私も預かっている事を感じる。あとから知ったが 今日はお風呂日。だが祖母は口もしっかりと開いて、発声練習もよく出来たので驚きだ。

この年末の時期もあるのだろうか、少し自分に余裕が出来たのか、心持ちが違った。食事介助をしながら、せっかくなので祖母に色々聞いてみようと思えた。自然と声かけがはずむ。実は祖母とは介護をするまでほとんど話をした事がなかったので、もっと話を聞いておけばよかったということが山積みなのだ。

ジジババが話せるうちに、しっかり話を聞くべし

ばあちゃんやじいちゃんのいる人は、話が出来るうちはしっかり話をしておいてほしい。今の健康状態は永遠ではない。聞きたくても聞けなくなる時が来るのだ〜それは突然かもしれない。後悔しても遅いのだ。

その後は、答えはほとんどないが私からの質問攻めであった。おぞうにはどんなん?おもちは?四角?丸?わたしはどれでもいいねんけどね〜。嫁入りして関西に来て驚いた事は何?家事は何が好きやったン?こどもようさんいたから洗濯大変やったやろ〜?じいちゃんの運転する車に乗った事あるん? 年始はみんなで初詣にいったん?等々。

出身地はどこやったっけ?確か島根か鳥取どっちかやんね?
どっちやった?
「とっとり」

聞きたい気持ちがあれば、質問は出てくる

おー。ばあちゃんの口から初めて聞いたぞ、「とっとり」という言葉を。
このあと、食事が済むまで40分かかったが、ゆったりとした心持ちで介助が出来た。こんな心落ち着いて出来る事はあまりないことである、めずらしい〜。
聞きたいなぁと思えば、質問は自然に口から出てくるものなのだなあ〜。これからもこんな風にばあちゃんに、色々聞きながら介助しようと思えた日でありました。

【群青亜鉛(ぐんじょうあえん):介護イラストレーター】
ウェブマガジン介護ライブラリにて「自宅で介護お助けヒント集」月いち連載中こちら
103歳特養ホーム入所中祖母ばあこをトキドキ通い介護中。


介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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