イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

カフェで見たワカモノのずっこけ座り(滑り座り)

11月 07 2011 | 人の身体と動作

ずっこけ座り
ずっこけ座りとは:坐骨(椅子ni座ったとき、肛門の両脇指三本分位?に来る、骨のグリグリです。)に上半身の体重がかかった座り姿勢ではなくて、もっとずりずりっと前方向にズレ落ちたような座り方ですね。仙骨に圧がかかっている座り方をわかりやすく表現したものです。仙骨座り(せんこつずわり)、ずれ座り、滑り座りとも呼ばれます。

ずっこけて座ったら、尾てい骨や仙骨の辺りに圧(体重)がかかり集中する。普段私達は一カ所に体重がずっとかからないように、あれこれ姿勢を変え、お尻が痛くなるのを防いでいる。映画館で映画を見る時を思い出して欲しい。座席にまったく同じ姿勢を保ち、2時間半見ていられる事等まずない。近頃は座席がとてもよくなったが、それでもやはり、お尻はもじもじして、あっちゃこっちゃに体重を分散させる。

ひどい姿勢になると、頸椎だけが椅子の背もたれに接するような横から見ると、座面と背もたれの間に直角三角形の隙間が出来ていたりする。

一方、体が動かし難くなったり、麻痺があったりするとこの姿勢を正す事が出来なくなる。極端な例えだが、永遠に一つの座り姿勢を保たざるを得ない場合、お尻はどうなってしまうのか〜。血流が悪くなり、果ては細胞が死んでしまい、壊死する。それを「じょくそう(褥瘡)」と言う。

車椅子で座ってて、本当はおしりが気持ち悪いから、嫌がって逃げたくて。でも動けないから、もじもじしてどんどん滑る・崩れる。いい姿勢にしたいがダメで、これをベルトで一方的に固定されてしまうと、拘束となるのかもしれない。なんでずっこけるのかの原因を探ってみて頂きたい〜。

で、いろいろと圧を分散させるクッションを使ったり、シーティングをしたり、姿勢をあれこれ変える訳である(体位変換)。車椅子に座っている時しかり、ベッドに横になる時しかり。

年齢を重ねると、イヤでも体はしなやかに動かなくなって行く。わかもんくんは、出来るだけ、いい姿勢を保ってほしいものであ〜る。



gunjoaen

【群青亜鉛:ぐんじょうあえん:介護イラストレーター

◆プロフィール◆介護イラスト&エッセイを得意とするイラストレーター。家族介護の視点で、介護とコミュニケーションの現状と問題をユーモアをまじえて発信中。”いっちょかみ介護”実践する。
◆介護関連著書◆
介護のお助けマンガエッセイ
介護用具・日用品カスタマイズ本(共著)
◆ウェブ連載中◆
こちらウェブマガジン ”介護ライブラリ”にて「自宅で介護お助けヒント集」
“介護ライブラリ” 〜介護の悩みを減らしたい〜


介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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