イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

特養入所者の飲み込みが出来なくなる負のスパイラルとは?

11月 05 2011 | ばあちゃん日記

食事姿勢いい感じ
背もたれを少し立てるだけで、かぞえ101歳祖母の食事の飲み込みが上手くいった。本当に微妙なものだ『飲みこみがうまく出来る姿勢』というものは。

“近頃は飲み込みがうまく行かなくて、水分摂取量も少なめで食事も60%位です。”と職員さんより祖母の調子がとても悪い風に言われる。尿の濁り、色も茶色で、抗生物質を朝晩のませているとのこと。5日間、様子見に行けなかった事を悔やむ。

しかしながら、姿勢を整えて食べさすと100%食べられた。(イラスト図のように使える左手を使って)水分量は400ミリリットルである。家族効果もあるとは思うが、考えられる原因はこんな感じだろうか?(ごめんなさい、えらそうに書きますが。)
特養入所者家族の考える、要介護者の食事が出来なくなる負のスパイラルとは〜??

要介護者が食事が出来る適切な姿勢(飲み込みが出来る姿勢)にスタッフが整えられない。

全面的に食事介助してもらう(食べさせてもらう)が、食事が飲み込めない、食べられない。口にいれてもほとんどこぼす。

「食べられないんなら、しんどいでしょ、食事引き上げましょか。」と職員さん。

早々に食事をひき上げられる。

食事摂取量が少ないので、栄養状態が悪くなる。

元気がなくなる。

口も舌も動かさないから食べられなくなる。(スパイラルの最初に戻る)


高齢で、飲み込みが普段から悪いと尚更簡単に”体調が悪いのでね、、、”と片付けられてしまう様に思うのだが。常に家族は突っ込みの精神が必要だ。

落ちる一方の体の機能を、どうにか一瞬刺激を与えて良く出来るのが家族の力だろうか。紙風船を打ち上がる感じか。家族がまめに様子見に行かないといい状態は保てないのだなアというのが実感だ。

施設ではそこまで手が回らないというのが本当だと思う。全員に目配り気配りの必要な職員さんと、一人の事を考えておればいい家族とでは明らかに出来る事が違うのだが。

飲み込みを促すには大切な、飲み込みの体操も、デイサービスでは上手く取り入れている事を聞く。毎日の生活をしている祖母入所中施設では難しそうで、その時をエンターティメントの様に盛り上げるのには無理があるのか?季節ごとの催しも大事だが、日常のメリハリも特養で演出出来ると素晴らしいのになあ、と思ったりしている。

※「車椅子シーティング」とするよりも、「車椅子調整」とするタグづけの方が言葉として適切かと思い、記載しています。

gunjoaen

【群青亜鉛:ぐんじょうあえん:介護イラストレーター 】

◆プロフィール◆
介護イラスト&エッセイを得意とするイラストレーター。明るくおもろく大真面目に介護とコミュニケーションの現状と問題を発信中。祖母への”イッチョカミ介護”実践し22年。
◆介護関連著書◆
明るい介護のお助けマンガエッセイ
介護用具・日用品カスタマイズ本(共著)
◆ウェブ連載中◆
こちらウェブマガジン ”介護ライブラリ”にて「自宅で介護お助けヒント集」
“介護ライブラリ” 〜介護の悩みを減らしたい〜


介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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