イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

車椅子調整前とその後の姿勢の違い

9月 22 2011 | ばあちゃん日記

20110922車椅子調整前と調整後の座り姿勢の違い

20110922車椅子調整前と調整後の座り姿勢の違い

自分で動けない人の、車椅子への座らせ方は簡単ではないと思うようになった。否、わかるようになった、か。背骨はぐにゃぐにゃになり自力で立てる事が出来なくなるし、あっちの関節こっちの関節が固まってしまい、変な例えだがかなり歪んで作った針金細工の人形を、無理矢理あわない椅子に座らせるようなものである。車椅子に布をかぶせる様にしなやかにフィット、とはいかない。

座らせ方の平均化、特別養護老人ホームのスタッフ誰もが同じ様に座らせる〜のは尚の事難しい様に思う。101年目で現在も使用続行中の、祖母の要介護度5の体は毎日具合が異なる。今日は膝関節が柔らかい、と思ったら、次の日はもうガチガチで固まったまま動かなかったりする。それを、その時の状態に合わせ、同じ様に座らせるには、どれだけ経験とカンとテクニックがいるんだい〜と呆然とする。出来ない人もいる(と感じる)。シーティングする前の座り姿勢のようになってしまう場合もある。私が座らせてもそうだもの、整え様のないお手上げの日もあるのである。

こんな風に座らせて下さい、とは担当のスタッフに伝えたとしても、スタッフ間では、祖母の体の状態を見た上できまる座らせ様なので、スムーズには行かない。家族が暴走しても、良くはないのだが、ある程度のあきらめ加減が見えて、ちょっと空しくなることもある。

少しは学び、てんてんてんのてん、位は座る姿勢について分かるかな程度に最近やっと辿り着けた私であるので、ぐねぐね、あるいは固まる身体を持ったた家族を施設に預けている方は、何をどうしたらいいのかなんて、スタッフまかせでてんでわからないだろう。でも、何をされてるのかさっぱりわからない、のは、あまりよろしくない。施設に預けても終わりじゃなく、これはおかしい、と疑問を感じられる位には、知識はもった方がいいと切実に思う。そして、それと、熱意。かしらん。家族に熱意がなくては、ほったらかしになる事も十分にあり得る、、、。

基本のシーティングは作ったので、後はもう、任すだけかあ。あと、座面クッションを探さないと座骨の箇所が、床ずれになりそうです。
イラストは調整前と調整後を、骨の図と体を混在させて描いたものです。粗いのはお許しを。それにしても、拘縮して重度化した体を自然に(健康体の人のようにちゃんと座らせるという意味でなく)座らせるのは、食事が出来る様にスムーズに呼吸が出来る様に座らせたりするのは、なんとなんと簡単ぢゃない事よ。

以前車椅子調整で食事姿勢がこんなに変わるのか〜と、

車椅子調整をしても、座らせ方で姿勢が全然違うのです のホネ図は今日のイラストを参照下さい。

※タグづけに関して
「車椅子シーティング」とするよりも、「車椅子調整」とするタグづけの方が言葉として適切かと思い、記載しています。

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「車椅子調整」タグの最新記事一覧は こちら

追記:2012年の4月にも、新たに車椅子調整を同じPTさんにしていただきました。今回のはスタッフさんもあまり迷わず、座らせ易い様です。現在も、経過を更新中ですが、詳細は、上記タグか、座り姿勢タグをご覧下さい。

【群青亜鉛(ぐんじょうあえん):介護イラストレーター】
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