イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

なぜベッド柵に頸(くび)が挟まれる事故が起こるのか?

9月 06 2011 | 介護全般

在宅介護で問題になっていること(PTさんに訊く)
なぜベッド柵に頸がはさまれるのか?
〜車椅子調整ってったって、誰に頼みゃ〜いいんだい。じいちゃんの車椅子の座り姿勢が変ってのはわかってるのさ。でも何がおかしーのか、ようないのか、それすらわからんちんなのよう。群青さんはこのブログにハイレベルな事一杯書いてくれて驚きなのだけど、とてもそこまで理解出来ないのよ〜、と、読んで下さっている方の声が聞こえてきそうなので記します。

そうなんです。うーん、ばあちゃんの車椅子調整について、ここで経過をどんどん記す事は出来ても、なんだかいくら書いても理想論となってしまうのだろうなあと感じてしまうので、いったいどうしたらええんでしょうかね?と知人の理学療法士 大渕哲也さん(いつも登場する方です)に本日、電話にて相談をもちかけた・・・・。

群青が思うに、在宅介護をしている人が実際に使っている車椅子は「介助用一般型車椅子」や、「自走式一般型車椅子」。群青がいくら、「座位変換形車椅子」であーしたこーしたと記述しても、実感・共感出来ない方は多く、いやほとんどだろう。 在宅介護の方が、あるいは施設で働く方も含めて、そうかーと頷いてもらえて、今の介護の状況を良くして行ける様にするには、どうブログを進めて行ったらいいんだろう〜?と書けば書く程困惑していたのであります。

PT大渕さん答えるに、「でも、群青さんのばあちゃんと同じ様な事は在宅でも起こっているんだよ、車椅子としてではなく、ベッドとして。これは身近で深刻な問題なのです。」とのこと。
むむ?それは何?どういうこと?なんですのん?

「群青さんのばあちゃんは、車椅子で麻痺側に傾いてしまいがちでしょ?車椅子はそれでもある意味いじれるからいいんです。でもね、食事をさせる事もあるベッドでの姿勢に同じ様な問題が起きているんです。車椅子はクッション等をすぐ足したりくっつけたり出来るでしょ?でも、ベッドはなかなかいじれないんです。介護保険が始まって、在宅でも簡単にギャッヂアップベッドが使われるようになってから、ギャッジアップベッドの背もたれをあげろ、あげろ、肺炎予防だ、誤嚥予防だと言われているが、ベッドの背もたれをあげるにしても、介護をしているご家族ならおわかりの様に、背中を曲げられる角度にはそれぞれ個人差がある。可能な範囲以上起こしすぎて、姿勢が崩れ、倒れ、ベッド柵に頚を挟んで亡くなるという事故がとても増えている。ベッド柵の隙間がどうのこうの言う前に、体が左右に倒れないようにすれば一番いいのだけどね。

「一般論として、「肺炎予防のため」にできるだけ起こしなさいと指示するお医者さんもいらっしゃるようだが、お医者さん(内科医)は、胸や、肺という部分しか見ていない様に思える。全身の問題においての座位姿勢としてはおそらく見ていない。」

「姿勢が崩れてベッド柵に頚が挟まれ、亡くなる事故が定期的に起きているため、3年ほど前には厚生労働省が介護現場に緊急警告を出した位なのだよ」という。

えっ?最近ベッド柵の規定等が厳しくなっている事は理解していたが、その本当の原因が何なのか?まで、わたしの意識はいっていなかった。症例としては少ないかもしれないが、多くのギャッジアップベッドで似た様な問題が問題が起こっているという。。。いったいどうしたらいいんだろう???  明日に続けます。



gunjoaen

【群青亜鉛:ぐんじょうあえん:介護イラストレーター

◆プロフィール◆
介護イラスト&エッセイを得意とするイラストレーター。家族介護の視点で、介護の現状と次の一歩をユーモアをまじえて発信中。ばあちゃんへの”いっちょかみ介護”実践する。
◆介護関連著書◆
介護のお助けマンガエッセイ
介護用具・日用品カスタマイズ本(共著)
◆ウェブ連載中◆
こちらウェブマガジン ”介護ライブラリ”にて「自宅で介護お助けヒント集」
“介護ライブラリ” 〜介護の悩みを減らしたい〜


※タグづけに関して
「車椅子シーティング」とするよりも、「車椅子調整」とするタグづけの方が言葉として適切かと思い、記載しています。

☆冒頭の車椅子調整に関して、誰に聞いたらイイのん?の回答を頂きました〜。
訪問リハビリの理学療法士さん。あるいはケアマネさんでもベースは様々なので、PT OTの資格を持っているケアマネさん。あるいは看護師さんの資格を持っているケアマネさん、、、知り合いのPT 、OTさんに繋いでくれるかもしれないからね。との事。誰もが車椅子調整に関してわかるわけでなく、それぞれに専門分野があるので、、、とのことでした。

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「ギャッジアップベッド」タグの最新記事一覧はこちら
「飲み込み・嚥下」タグの最新記事一覧はこちら 「ばあちゃんが誤嚥せんように、ほんまにわからんと大変や!!」と思い、解決の糸口になるような知識のきっかけを面白く表しています。

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介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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