イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

胃ろうを慰労?胃ろうについて思うあれこれ。

6月 11 2011 | 高齢者介護施設


病院での診療話をたくさん伺うようになった。それは自分がそんだけ年を重ねたと言うこっちゃろぅ。お医者さんが患者さん側の意図を汲み取れず、患者さんが不満を持ち帰り、友人知人家族にその不満を話す、というのが大概の流れの様に思う。お医者さんと患者さんのコミュニケーションは永遠の課題なのだろう〜。

さて、近頃は特に胃ろうをつけて困ってしまった方のお話が多くなる。おそらくお医者さんの説明が足りんのだろうなと感じている。胃ろうはつけたからといって、誤嚥性肺炎にならない訳ではない〜のだから「おや、びっくり」なのである。逆流して胃に栄養が送られ、肺炎になる場合があるのだ。全く安全なものではなく、万能選手でもない。

胃ろうに関して家族や本人が知識を得るのはもちろんなのだが、お医者さんから見た長所と短所をもう一歩突っ込んで丁寧に説明が欲しいところである。加えて装着したあとの長所と短所というのもまんべんなく知って、その上で判断するのが一番だろうと思うのだ。

祖母が「胃ろうしましょか?」と脳梗塞再発で担当医から言われたのが約9年前。その頃は今ほど体験談もなく、必死で情報を探した上でNOの結論を出し、入院中に約3ヶ月ほど家族が口から食べさせる練習をしてようやく、100才越えた今でも口から食べる様になれた。

「まずは胃ろうにして、元気になったら口から食べられる様になるのかも」と家族が一抹の希望を持つのは勝手だが、いや、希望を持たせるお医者さんも罪だが、そのかも、は、誰かがそのトレーニングをせねばならんということなのである。誰がするのか。

してもらえると思うのは結構ああ勘違いの元で、家族が常にする必要があったりする。(病院によってもちがうだろうが病院側もそのトレーニングを嫌がる事が多いようだ。)と言う事は、つけたら最期、なかなかとれないということだ。そして、その管理は、医療行為となり、受け入れ施設は減る。のである。
今月末は、嚥下の勉強会に行く予定なので、この問題などはまたそこで学べるかと思うので、そんな内容はまたここで知らせたいと思っております。

胃ろう、をキーワード検索すると、向かって右手の広告欄スポンサーサイト紹介に、ほう、「胃ろうOKな老人ホーム探し」とあった。求められているのだな。つられてクリック。

「認知症(痴呆症)・寝たきり・胃ろう・ストマ・経管栄養などの医療にも対応できる介護施設もお探しします!詳しい病状をお聞かせ下さい!」とある、うーむ、それだけ必要とされているのだな。ということは、逆読みすると、医療処置が必要となった高齢者を受け入れてくれる所が少ない、ということで、つけて困っちゃった人が多いとも読める〜。

先月は、祖母体調ボロボロ、せき止らず。やっとタンがからむようになり、治りかけやな〜と思ったのだが、この啖が、まだ出せる体力があるのだなとそれに感謝するとともに実感した。高齢になり、体力がなくなると、この啖を吐き出す事が出来なくなる。そして、吸引されるのだが、これがまた、痛そうなのでありまして、、、ばあちゃんはいつも嫌がっていた昨年の入院時を思い出します。



gunjoaen



【群青亜鉛:ぐんじょうあえん:介護イラストレーター

◆プロフィール◆
介護イラスト&エッセイを得意とする。享年104歳ばあちゃんへの”いっちょかみ介護”を親戚を交えて22年行う。(在宅介護9年半、施設入所12年)。おもろくも辛口も含む切り口は、家族介護者だけでなく介護職や医療関係者からも秘かに支持されている、オホホ。骨格大好き。

◆介護関連著書◆
介護のお助けマンガエッセイ
介護用具・日用品カスタマイズ本(共著)
◆ウェブ不定期連載中◆
こちらウェブマガジン ”介護ライブラリ”にて「自宅で介護お助けヒント集」
“介護ライブラリ” 〜介護の悩みを減らしたい〜

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介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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