イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

男性用小便器&ポータブル式トイレについて

6月 01 2011 | 介護福祉用具

こんにちは。イラストレーターの群青亜鉛です。

これがあると便利やろうなあ〜と思うのが、タイトルの製品です。認知症の方が、家の中のあちこちに立小便して困るんや〜という話を私も時々聞くようになりました。男性用小便器の事は、ネットや介護関係書籍でも未だに殆ど取り上げられていないので、理学療法士の大渕氏と相談の上、以下アップさせて頂く次第です。

NHKラジオ講座テキスト「社会福祉セミナー」連載(2002年度)。タイトル「介護機器の選択と工夫」第3回「排泄関連」理学療法士の大渕哲也氏による記事の抜粋以下。

「排泄の自立と援助の重要性」
排泄というのは、人間としてもっとも基本的な尊厳に関わる行為ですから、「その人のありよう」に多大な影響を与えます。また、日々繰り返されるものですから、介護負担に与える影響も大きくなります。
そしてこのような排泄行為は、理解力や、意欲等の「精神機能」、移動するための「身体機能」、尿便意と排泄のコントロールといった「狭義の排泄機能」、さらにトイレ構造などの「機器環境」など、様々な要因から成り立っています。この小論では「機器環境面」について具体的に取り上げてみたいと思います。〜中文章略〜

「作り付けから男性用立小便器について」
【図9】の立位排尿姿勢の図をご覧下さい。これは若い男性と高齢男性の立位排尿姿勢の典型例です。
高齢になってくると、たとえ立位歩行は可能であっても、図の様に下肢が曲がり気味で上半身はお辞儀気味となり、腰が後方へ引けてしまいがちです。その上に膀胱の収縮能力も低下してきますから、勢い良く尿が前に飛んでくれません。これが「小便器の前の床をびちょびちょに汚してしまう」大きな原因です。
その度にご家族が掃除をしたり本人も怒られたりしては、お互いに残念な事です。このような高齢男性の特製を考慮した上で、合った便器に付け替える事が出来れば一番よいのですが、大掛かりな工事となりますしお金もかかります。臨時には、【図10】のようなプラ板で対応する事も出来ます。

「ポータブルトイレについて」
ところで「男性用立小便器のポータブル式トイレ」というのが、未だに既製品の中にはありません。起立歩行能力が低下してきていて、同時に痴呆の問題を抱えている男性の場合、ベッド脇で「立ったままで」排尿したがる方が少なくないですね。ごみ箱や洗面台に排尿してしまう方が珍しくありません(その為に洗面台を低くしてあげた、という寛容な施設のお話まであります。私は苦し紛れに自作したりした者ですが、いずれかのメーカーでよい製品を作ってくれないでしょうか?

(記事抜粋以上。)
じゃあ、洋式便器なら、頭をぶつけることもないし、し易いのかな、と思ったら、えっ?と思う障害物がありました。”便器の蓋”と、”便座”だそうです。配の男性は、腰を曲げてこの蓋に手を伸ばす事がしんどくて、蓋をしめたまましてしまう方も多いのだそうです。でも、確かに。腰痛になった時は、その動作がしんどい。うーむ、トイレ問題は結構大きな問題であります。

☆群青*介護Blog☆参考記事☆
本日は、男性用小便器について考える〜
Tokonameという聞いたことのないロゴのトイレ
gunjoaen

【群青亜鉛:ぐんじょうあえん:イラストレーター
◆プロフィール◆
介護イラスト&エッセイを得意とするイラストレーター。明るくおもろく大真面目に介護とコミュニケーションの現状と次の一歩を発信中。祖母への”イッチョカミ介護”実践し22年。
◆介護関連著書◆
明るい介護のお助けマンガエッセイ
介護用具・日用品カスタマイズ本(共著)
◆ウェブ連載中◆
こちらウェブマガジン ”介護ライブラリ”にて「自宅で介護お助けヒント集」
“介護ライブラリ” 〜介護の悩みを減らしたい〜


介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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