イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

老健で短期入所中 転倒。額を2針縫う。

5月 06 2011 | ばあちゃん日記

介護家族会ではたまに、ショートステイ(ロングステイ)の施設で転倒、怪我(又は骨折)をし、その後の説明が家族にとって不明瞭で不満に思っているという話が出る。あまりにも施設と話が出来ず(折り合いがつかず)途方に暮れる会員の方には、家族会の世話人が同席して施設側と話をしてどうにか納得、ことがおさまるという事も過去ありました。やはり介護の経験者がいる会の存在はありがたいものだと思います。なんてったって、話を理解してもらえるのですから。

一番最初に祖母が施設で起こった事故は、ちょうど12年前の春(介護保険施行前の平成21年)。介護老人保健施設でショートステイを利用した日の夜、トイレ時に転倒し額を2針縫う。次の日の早朝施設からの電話で知らされ、慌て面会に行くが、その時施設側からは口頭で説明をされただけで終わってしまった。おかしいなあと思う点がいくつかあったのだが、あまり聞かずにいてしまった。

その頃、私がこの件を相談出来た人は人生の大先輩ばかりでとても頼もしかったのだが、残念ながら介護経験者や施設利用経験者がおられなかった。(私より年上〜母親と同世代〜上の世代の方)。

“そんなものなのよ〜施設なんて”と大方その様な返事の内容に、” ??? “とは思いながらも
” 組織と言うのは事故があっても介助していた本人は絶対に表には出て来ないもの。上の人だけが出て来て丸く事をおさめるものの様だ” と私は勝手に思い込んでしまった。今なら、その老健がそうだっただけと思えるのだが。

それから5年後。男女共同参画センターの講座で家族をテーマとした冊子をつくる機会があり、私は介護に関して執筆を担当する事にした。祖母の介護サービス利用時に、あまりにもこれってどうなん?と思う事ばかり起こっており、 それを言葉にしたいと思ったからだ。

祖母の額を切った事故の件も書こうと振り返ってみるが、口頭での説明のみ、報告書等残っていない。その時の介護日記も記述少なく。遅まきながら5年後にして施設に電話。その時介助していた介護士さんは辞めており詳細はわからずとの事だったのだが、報告書が欲しい旨伝えた。その後、自宅に郵便物が届くが、簡単な説明書がペラリと1枚送られて来ただけだった。これだけかいっ?〜以下。
****************************************************************************

群青亜鉛 様

当施設短期入所中に◯◯◯◯様が排泄介助中に転倒、受傷されたことについて当時ご家族に口頭で説明させて頂いた内容は下記の通りです。(カルテ等で確認)

    ーーーーー記ーーーーーー

1. 受傷日時:平成11年5月⚪︎⚪︎日 午前1時⚪︎⚪︎分

2. 受傷場所:5階南側車椅子トイレ

3. 受傷状況:排泄介助時便器から車椅子移乗の際に、ご本人がバランスを崩され、介助していた職員が支えきれず転倒、右側頭部を洗面台で打撲、切創、意識は清明

4. 受傷時の対応:圧迫止血後、当直医師が直ちに縫合(2針)を行う。

5. その後の対応:退所後、往診にて抜糸を行う。 以上

****************************************************************************

医療法人の経営する老健で、病院も併設。対応は素早かったようだ。処置費等は請求されていない。

しかし口頭だけだと、ちゃんと話を聞いて納得出来ていたのか否か、何年か経た時 とても曖昧です。やはり、納得出来るまで施設と話をする事が大事です。疑問があれば質問の嵐でも構わんのです。そしてちゃんと介護日記に記録しておいて下さいまし。事故報告書も頂いて下さい。(事故時は、報告書を役所に提出しなければいかんので、必ずあると思います)

この時私と母は「体が動きにくいばあこだからこんな事があっても仕方がない」と思ってしまったのです。いや、そんなことはないやろ。うーむむむ。

☆関連記事☆
群青★介護Blog
特養での事故〜居眠りして転倒(頭は重たいのだ)
群青ホームページ「群青亜鉛のばあちゃん介護」
つぶやき2004年3月〜5月のページ 5/24〜6/8記事参照
baa.gunjoaen.com/ba_uppun/tubu2004_1.html

gunjoaen【群青亜鉛(ぐんじょうあえん):介護イラストレーター】
カイゴのつれづれを、家族介護者の視点から、えっちらおっちらウェブにて発信17年目。 
ウェブマガジン ”介護ライブラリ”にて:「自宅で介護お助けヒント集」連載中>こちら


介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

Posted by | no comments for now

にほんブログ村 介護ブログへ人気ブログランキングへ

Comments RSS

コメントはココ


*送信前にお読みください。
初めての方の投稿は「管理人の確認後に表示されます」のでご注意ください。返信等は、普段このコメント欄に書き込みします。メールの返信をご希望の方は、その旨お書き添えください。