イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

特養での事故〜居眠りして転倒(頭は重たいのだ)

5月 03 2011 | ばあちゃん日記

以前の祖母の書類を整理していたら、約7年前、特別養護老人ホーム入所中の事故報告書が出て来ました。一部記載いたします。ショートステイ、あるいはロングステイ等でご家族が事故にあわれた事のある方、施設より納得のいくまで報告や説明を受けられましたでしょうか?

祖母は車椅子に座ったままで居眠り。頭の重みでそのまま前に倒れてしまい事故となる。その後、特養からの知らせが曖昧だったので、事の経過と原因その後の対策をちゃんと知らせて欲しいとケアマネさんに話し、約1ヶ月後に書類を受け取ったようでした。この3年後、トイレ時に同様の居眠りでまた転倒してしまいました。頭は重たいです。元気な時は忘れがちですが介助する時には頭の重たさに十分気を付けてくださいませ。

ー事故報告書ー
【発生日時】(2005年 冬だわ。31日よ。 AM9時 ですわ。)
【発生場所】食堂
【発生前後の状況】
 朝9時頃、呼び鈴でトイレの訴えあり。居室ポータブルトイレにて排尿あり。

 9:10、再び呼び鈴でトイレの訴えあり、居室誘導したところ、尿失禁されている。
ポータブルトイレに座って頂き、更衣し、車椅子のクッションも尿汚染していたため、カバーを外し、クッションの前後を逆に設置し(逆とかんちがいしていた)、バスタオルを敷いて、しばらくポータブルトイレに座って頂き、その場を離れる。
 約5分後、ナースコールあり、ベッド上に臥床していただき、着衣介助行う。排尿、排便なし。「椅子に座って本を読まれますか?」の問いに「はい」と返答あった為、食堂に移動する。

 食堂TV付近でラジオ体操が行われていたため、食事時の席に誘導し、ご本人様の車椅子用テーブルを設置し、本を置く。
 その後、車椅子用テーブルに本を置いたまま首を左に傾け、傾眠状態。

 9:40、呼び鈴の音がしたため、食堂カウンター内に入っていた職員が見ると、ご本人様が車椅子用のテーブルの上に両手を乗せたまま、前倒し、そのまま床にうつぶせに転倒する。車椅子用テーブルを挟んで転倒した為、起こす事が困難で、3人掛かりで仰向けにする。前額部発赤あり、意識ははっきりしている。
 ストレッチャーにて居室に誘導、ベッドに臥床、看護師が全身観察、前額部発赤あり、他、特に痛みの訴えなし、意識明瞭、念のため CTの必要ありと判断し、救急車要請する。

【今後の防止策】
前傾姿勢で眠っておられたため、車椅子用テーブルに負荷がかかり、バランスを崩して前に前倒されたと考えられるため、今後車椅子用テーブルを、車椅子に固定出来るタイプを使用し、転倒を防ぐと共に、傾眠状態のときは声掛けをし、覚醒を促したり、ベッドでの臥床を勧めたい。
食堂に常に職員がいるわけではないので、見守りのしやすい、テレビ付近で本を読んで頂く様にいたします。

(※呼び鈴は、振ると鳴るハンドベルです。)

現在も、祖母はポータブルトイレで排泄をする。家族が介助をするとき、陰部を拭く蒸しタオル等をとりに行っている間にこけやしないかとハラハラしているのは今も変わらないのだが。

(群青亜鉛:ぐんじょうあえん:介護イラストレーター)

☆群青*介護 Blog 過去参考記事 笑いのある編☆
    ☆変身ポーズ?トイレの姿勢
 頭は重いのだ

《追記2014年5月》車椅子から転倒関連↓
車椅子が不安定なの



gunjoaen

【群青亜鉛:ぐんじょうあえん:介護イラストレーター 】

◆プロフィール◆
介護イラスト&エッセイを得意とするイラストレーター。家族介護の視点で、介護とコミュニケーションの現状と問題をユーモアをまじえて発信中。”いっちょかみ介護”実践する。
◆介護関連著書◆
明るい介護のお助けマンガエッセイ
介護用具・日用品カスタマイズ本(共著)
◆ウェブ連載中◆
こちらウェブマガジン ”介護ライブラリ”にて「自宅で介護お助けヒント集」
“介護ライブラリ” 〜介護の悩みを減らしたい〜


介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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