介護家族会に入ったきっかけ
「もしかして、在宅介護者(介護している人、あるいはその経験者)が本気で力を合わせれば、世の中変わっていくのではないだろうか。介護で思ったこと、感じたことを表現し、声を上げていけば、それはとても強い力になるのではないだろうか。〜そんなことを感じ、先日私の住んでいる市の在宅介護者の集いに初めて参加しました。」とある。
〜約9年前の熱い自分自身である。2002年の3月のHPの記述。
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怒りは自分の原動力とは言わないが、、、(いや結構そうであるので)、祖母がショートステイや、デイサービス、老健のロングステイ等を色々利用したり、病院に入院したりで、それっておかしいんとちゃうん?と感じる出来事が連日起こり、「こりゃ一人で文句言っていても世の中変わらん」と思い、大げさかもしれんのだが、決意し会員同士の交流会に参加したのが9年前。入会はその1年前からしていたが、参加は母に頼んでいた。
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それから年月を経て細〜く長〜く。自分の出来る範囲で地元の”高齢者介護者の会”と、”認知症介護者の会”の二つに関わっている。
怒りを原動力とするには体力、気力ももたず、祖母施設にはいれるとほっとして、介護家族会とは関わりがちょっと離れたり、また何か問題起こると近くなる。でも密になりすぎても息切れして続かなくなりますし、、、。
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その中でもずっと関わっていて思うのが、介護サービス利用時や、入院時や医師にみてもらった時に困った事や嫌だと感じた様な出来事は、悲しいかな10年経った今でも殆ど変わらずにあるのだなぁということ。介護家族会で様々なお話を伺っていると、未だに、祖母在宅介護時にあった10年前と同様のハプニングが起こり、家族は悩んでいたりもする。
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でも、声を挙げて行く事は他の人が気付くきっかけにもなるかもしれない。ので。ばあちゃん介護で出会った出来事を元に、あるいは知って欲しいなあ〜これはなかなか気付かんことなんよね(わからんよね)、、と思う事など山ほど山ほど、今だに語り尽くせぬ程。今後もどんどん発信していこうと思うのであります。
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【群青亜鉛:ぐんじょうあえん:介護イラストレーター 】
◆プロフィール◆介護イラスト&エッセイを得意とするイラストレーター。家族介護の視点で、介護とコミュニケーションの現状と問題をユーモアをまじえて発信中。”いっちょかみ介護”実践する。
◆介護関連著書◆
明るい介護のお助けマンガエッセイ
介護用具・日用品カスタマイズ本(共著)
◆ウェブ連載中◆
こちらウェブマガジン ”介護ライブラリ”にて「自宅で介護お助けヒント集」
“介護ライブラリ” 〜介護の悩みを減らしたい〜