イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

ポジショニングは、介護の教科書にはまだ入ってない。

9月 14 2019 | 人の身体と動作

ベッドポジショニング?
ベッドポジショニング?

介護の教科書にはポジショニングはまだ掲載されていないそうですね。そうかー看護師さんの教科書には載っているけれど、介護の分野ではまだ、なのですね。

ポジショニングと言うのは、なんぞや?
拘縮や褥瘡対応のための、ご本人が安楽に過ごせるようにするための姿勢を整える方法のことです(群青亜鉛的解釈)。睡眠時、横になる姿勢の時にも行いますし、車椅子での座位でも用います。

神経性拘縮の祖母(脳梗塞による片麻痺からの拘縮)に対し、理学療法士さんから最初に試してもらった時の驚きは今でも覚えています。体の緊張が取れ、表情が穏やかに!

家族を巻き込んでの、ご本人の生活環境を整える取り組みの経験談。

4年前の2015年、静岡の特養勤務の職員さんに対し、褥瘡対応のポジショニングに関する講話を行わせていただいたことがあります。私は専門職ではありません。介護のウンチクブロガーで、絵描きです。何を講話したんでしょうか?

まず表立っては出てこない隙間のお話、大変マニアックな内容(@@)でした。

家族が施設(特養)で100歳を過ぎた祖母に対して、いかにポジショニングを職員さんと連携して行ったか、の実践のお話です。 専門職の話ではなく、家族視点です。(1時間10分程度×3回。)家族を巻き込んでの、ご本人の生活環境を整える取り組みについてのお話、ということになります。

・※様子はこちらをご参照ください。(当方ブログ内部リンク)
特養のポジショニング研修で「家族目線」で講演を致しました(2015年)

そのコーディネートをしてくださったのが、大学の社会福祉科で非常勤講師をされている秋山みゆきさん。

拘縮ケアのポジショニングの技術を施設で介護職員さんに伝授されていて(現在3施設)、看護師・介護福祉士でもあられる方。熱い思いを持たれた太っ腹なお方で、つい先日ショートメールをいただきました。それが本日のタイトルです。

ポジショニングは、介護の教科書にはまだ入ってない

ポジショニングが介護の教科書にまだ載っていないことにがっかりされていて、「重度にならない様にポジショニングを提供することを目標に、、、。知名度の高い先生が頑張ってくださることを期待し待っております。」 とのことでした。

拘縮への対応のポジショニングを、医療行為と見るのか、ケアするうちの一つと見るのかで、教科書に入れる入れないの見解が変わってくるのでしょうか。エピデンス(根拠)が明確になるのにデータの蓄積に時間がかかっているのでしょうか。

祖母が102歳になってから、ポジショニングは始めました。亡くなるまでの約2年間ずっと続けました。実践の背景には、もちろん施設の職員さんのご協力が第一です。加えて外部の理学療法士さんお2人の存在があったからこそできたことなのですが、講話ではその医療職の方からの知識も盛り込みながら行わせていただきました。

そのポジショニングの経過をこのブログにずっとアップしておりました。すると、北は北海道、南は九州まで、全国の看護師さんや、介護士さん、理学療法士さん、歯科衛生士さん等から、研修として、イラストを使わせて欲しいとの連絡をいただくことが現在も続いております。

連絡を下さった方々を通して、間接的ではありますが、看護現場や介護現場での現状の一部を聞かせていただいております。祖母への実践はもう必要なくなってしまったのですが、連絡をいただくことで、また知識の上書きをしつつ、ここに書き込んでいるというわけです。

ポジショニングに関しては、また追って記していきますね。

(追記)最初に記しました施設での講話は大変ご好評を頂きました。自分の実践が人のお役に立てるのが嬉しく、その後どこからかお呼びがかかるかも〜と思ってワクワク準備してましたが、全く需要はありませんでしたよ〜。


群青*介護ブログの関連記事です♪
シリーズ:家族介護者にもわかる、ポジショニング
↓ばあこ102歳から始めたポジショニング↓

序章:ホネホネな身体をいかに安楽に横たえるか?
実践:寝姿は不安定?リラックスどころか緊張の理由は?
考察:寝姿に、隙間風が吹いている。ぴゅ〜っ。
その1:寝る時にあてるクッションて大事ね〜
その2:なんだか楽そう
その3:膝の屈曲拘縮の謎
その4:職員さんへの伝達の術・次のステップ
その5:ベッド上での食事介助
その6:体のねじれをなくすとスヤスヤ。おやつも食べ易い。
その7:寝ている姿勢も大事なのだ。
その8:寝返りの方向は、まんべんなく〜
その9:ご家族も、ポジショニングを学んで損はない。
その10:まだ、肋骨に骨盤はめり込んでないけど
その11:肋骨と骨盤の距離と片麻痺を考える。

順番にご覧頂くと、少しは理解が深まるかと、、、。


介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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