イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

介護体験者の情報は、必ずしも正しい訳ではない。

4月 29 2019 | 介護全般

介護者の会
介護者家族会_交流会

本日は、当事者会で交わされる情報交換についてであります。私ぐんじょうあえんの関わっている、認知症介護者の会であったり、高齢者を介護をしている家族の会に関してでございます。(3200文字程度。5分ぐらい?)つらりつらりとまとまりなくともお許しを。

自分が関わっている当事者会は、月一回、社協が管理しているセンターの会議室で定例会を行います。そこに介護真っ最中の方や、介護経験者が集うわけで、その中では近況をお話しされたり、介護のお悩みなどが交わされます。大人数での定例会で、そのなかでの情報交換、アドバイスや助言などなど他では知り得ない内容満載で、大変貴重なのであります。

ですが、これは必ずしも正しい、、、というわけではございませず。「正しい、正しくない」は、一体何を基準判断するのかと言うところもあります。

発言を返される方の経験値においては正しいのだが、 最初に発言して下さった方のお悩みに適した助言であるかどうかは、わからないのが本当のところだ。

短い時間の、限られた情報提供のなかで、出来るアドバイスや寄り添いなぞ、本当に薄っぺらいのものでしかないのだと、毎回出席していて感じる。

どんな場面でもそうだろう。発言者の本音のところを捉えての共感、同意、返答が短い時間の中、瞬時に出来るのかどうか。そりゃあ、一般人にはなかなか難しい〜。

その方のお持ちの知識量によっても異なる。

第三者に分かるように話すことが出来るかどうかの力量もあるだろう。

欲しかった回答ではなかったかもしれないが、心が穏やかになる、寄り添う陽だまりの様な一言をいただくかもしれない。

“ああっ今の発言は厳密に言うと異なるのだが、アドバイスをされた方のお顔を潰すことになるので、発言出来ない、、、” など。当事者会とはいえ、世間、なのである。おんなじで、そんなこともあるのである。世話人側も、いろんなことを感じているのである。

その場、その場で臨機応変に出来るのがいいのはわかっているものの、臨機応変の対応ができる人など ごく少数であると思った方が良いかもしれない。全くいないかもしれない。臨機応変?空気が読める?実はそれってものすごく高度な技。

発言される方の情報が古い場合もあるだろう。現在進行形な介護。介護保険もどんどん内容が変わりますし、認知症に関しての解明されてきた内容もどんどん変わってきております。 在宅で診ておられたその時は、必死のおパッチで学びはしても、施設入居となり、もうくたびれ果てた方もいらっしゃるかもしれない。

加えて思い込み、というものも潜んでいる。理解できていないままの発言もあるかもしれない。  皆介護保険制度を正しく理解して利用しているわけでもない。介護者の感情も混じるので、冷静さを欠いていることもあるだろう。

確かなのは、経験のあるその方が今閃く、最良の一言や提言ということである、、、。

そして、ああ今の助言はちょっとどうなのだろう?と第三者が感じたとしても、会が終わってから、そのフォロー(補い)ができるかというと必ずしもそうではない。

慌ただしい中、そのまま、さようならーとなる場合もある。”意図する内容とは違う受け止められた様に感じるからフォローせねば!!” と思っても、言葉に慎重さも必要だろうしうまく伝わらない場合もあるだろう。”あらまあおやまあ”と思って、別の方がフォローができるその連携が、個々の会員さんの間で自然になされている様な会であるならば、それは素晴らしいものであると感じる。

初めて参加された方は、自分が思っていた会とは違っていた、と、がっかりする様なあるいは憤慨するような結果であるかもしれない。 それはないとは言い切れない。そんな経験をされた方が今これを読んでおられるかもしれない。この記述を読まれ、妙に納得されるやもしれぬ。 

ご自身はこれだけやってきたと、自負しておられるご家族も参加者には決して少なくはない当事者会である(そうでないと気持ちを保っていられなかったりするかんね)。へなちょこでくじけそうな気持ちに寄り添う人ばかりではございません。 ぺしゃりと潰され、立ち直れなくなる様な発言があるやもしれぬ。残念ながらここも世間、ないとは言えない。鬼とは言わんが、信じられんその発言、と思ったことも多々ございますわたくし。

参加されたその一回だけで、その当事者会を判断なさるのは、なかなか難しいというのは正直なところであります。

お一人お一人の癖(個性?)もあります。長い年月をかけ繋がったからこそわかる味わいもありますが、初対面では理解できぬ場合も多くござんす。

当事者会はそんな側面もございます。運営していく上でも、実は世話人さんは、見えないところで戦っていたりするのであります。なかなか大変でございます。

まとめ

しかしながら、介護者当事者の会は、経験値の凝縮された会であるのは間違いなく、情報が多岐に渡って日常的に当たり前の様に入ってくるこの環境は、結構貴重なものです。専門職から時々話される、当事者の気持ちをそっちのけにした様な情報とは異なるものでありまする。

毎回、私自身、感じるところ多く、やはり介護の当事者会は大事な会であるなあと思うのであります。 けれども、巷でよく言われる様に、絶対良いよ♪とは言えません。会によっても雰囲気そのほか異なります。 あなた様ご自身に合うか合わないか相性もございますので、その辺りは、ご自身でご判断の上ご参加くださいませい。話せる方との出会いがあるといいですね。


介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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