イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

ボランティアの心得?

2月 27 2016 | 介護全般

yokkoisyo

先日、祖母が入居していた特別養護老人ホームに、傾聴のボランティアに入らせていただいた。2回目である。イベントのお手伝いも含めると、3回目だ。

傾聴とはいえ、食堂でくつろぐ入居者さんにいかがですかとお声掛けして、ただ横にいさせてもらって、その時を一緒に過ごす、そんな感じである。

そのときどうしても気になってしまうのが、入居者さんの車イスへの坐り姿勢なのだが、身体介助はしないことが厳守である。これは自分に言い聞かせている。

こうやって坐り姿勢を直すといいよ〜と、ちょっとした方法を、このブログの過去記事にも記してはいるが、それはあくまでも、坐っているご本人さんの身体の状態がわかっているご家族・施設サービスの職員さんや、ヘルパーさんや、PTさんOTさんやプロの方だけに限られることだと思う。

入居されている方が、車イスに座っていたり、椅子に座っている時、ずれ坐り(ずっこけ坐り・仙骨坐り)になっているからと言って、勝手にボランティアで入ってる外部の私が姿勢を直したりするのはNG!である。それはとってもとっても怖いこと・・・。

なぜか。その方の病気等の歴史をまず知りません〜、どんな身体の状態かもわからない。骨の状態も知るはずもなく。(もしかすると、圧迫骨折をされている方かも知れませんよね!) 深く座れない方かもしれないのに、無理に深く座らせて脊柱骨折する可能性もあるわけです。あるいは、股関節が曲がらない方、、、そんな方を無理に通常の方みたいに、無理矢理深く座らせたらどうなりましょう〜? 私の頭で浮かぶのは、大腿骨の骨折です。関節がどれだけ動くかは人によって本当に異なります。

あるいは、皮膚がとても弱い方かもしれません。身体に褥瘡のある方かもしれません。変に皮膚が擦れてしまうかもしれません。

昨年末、その施設でお餅つき大会があり、入居者の方をフロアへの移動をお手伝いしました。でも、そのときわかりました。身体の状態を知らない方の車イスを押すのは怖いんですよね。 祖母の車イスを押すのは、慣れていたり、祖母の身体の状態がわかっていたから意識もせず、結構好きに操作していたように思いますが、人様の車イスを触るのは恐る恐る。スタッフさんに”この方はこんな風な車イス操作でいいんでしょうか?”等聞きながら、ご本人にも伺いながら。

ボランティアで入らせてもらったその施設では、手引き歩行介助まではOKとのことですが、その説明を職員さんからしてもらっているとき、同行してくれている知人が言いました〜。

手引きとは言いますが肘からですよね。手首を持って引っ張ったら、関節がおかしくなりますものね。
アエンさん、こうやってね。下から肘を支えてね、そしてね介助をさせていただくの。絶対、手先だけをひっぱっちゃだめよ。

ああほんまやほんまや。手だけつないで、手の先だけ引っ張られたら、関節抜けそうになるものね。ご本人が転倒する恐れもありますものね。

なんだかわからないこと、知らないことだらけですわ〜。
周囲には、ガイドヘルパーをしている知人がいたり、母と同世代で、つい最近までヘルパーをしていた方など経験を積んだ方が沢山おられます。ふわ〜っと優しく話されながら、言うべきところはきっちり押さえる、、、そんな方々から見習うところが多いです。 いやはや〜少しづつ、訊いて学んで実践で活かしていかんとね〜。

本日の動画は、「ずっこけ座りを自分で直すときの動きはわかりやすく分解するとこんな感じかいねえ〜?」の図。動ける人でござんす。




gunjoaen



【群青亜鉛:ぐんじょうあえん:介護イラストレーター

◆プロフィール◆
介護イラスト&エッセイを得意とする。享年104歳ばあちゃんへの”いっちょかみ介護”を親戚を交えて22年行う。(在宅9年半施設入所12年)お面白く辛口も含む切り口は、家族介護者だけでなく介護職や医療関係者からも秘かに支持されている、オホホ。骨格大好きイラストレーター。らくがきぢからを後押しする、自分再発見『ぐるぐるわっか講座』を地味〜に13年。

◆介護関連著書◆
介護のお助けマンガエッセイ
介護用具・日用品カスタマイズ本(共著)
◆ウェブ不定期連載中◆
こちらウェブマガジン ”介護ライブラリ”にて「自宅で介護お助けヒント集」
“介護ライブラリ” 〜介護の悩みを減らしたい〜

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介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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