イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

1モーター電動ベッドの購入で、失敗するなかれ。

11月 11 2015 | 介護福祉用具

ワンモーターの介護ベッド

リクライニング機能に目を眩ませられることなかれ

ばあちゃんが入院した〜っ、わわわわ〜っ。
退院だーっ。介護が必要だ〜っ。

となった時に、ぐんじょーばーちゃんは、病院から自宅に戻り、
まず、今まで通り、畳に布団を敷いて、親戚一同で介護をした。

が、皆たちまち腰痛に。

次に試みたのは、お古のベッドを使う事。私の子供時代の2段ベッドの一段のみを活用した。
しばらくして介助する親戚一同、どうなったか。

もれなく腰痛になった。

畳に布団を敷くよりは楽になったが、想像してみて欲しい。介助は中途半端な前屈み姿勢。車イスへの移乗介助は、低いベッドから身体を引っ張り上げる様な動作も伴い、身体を痛めたのだ。

いらっしゃ〜い、夢の介護ベッド?

それからしばらくしてお役所の配慮で、中古の介護ベッドを貸してもらえた。最初は昇降機能なしの電動ベッドだった。子供用ベッドよりは高さが高くなり、介助動作の負担はましになった。

でもやっぱり皆、腰痛だった。

その次に来たベッドが、2モーター電動ベッドというもの。
昇降機能とリクライニング機能がついていた。

ようやく、皆、移乗介助の腰痛から解放された。ベッドの高さを調節出来るのが、こんなに楽だとは思わなかった。

介護ベッドって、寝る人だけの為じゃないのヨ


介護が必要になると、家族が慌てていきなり中古の介護ベッドを買ってしまったりすることが多いのだと、先日在宅介護に関わる介護職の方から伺った。

それも、リクライニング機能だけの、ワンモーターの中古介護ベッドを買っちゃうんだと言う。

ワンモーターベッドには2通りある。昇降機能のみのベッドと、背上げ機能のみのベッド。本人の事を考えてリクライニングに目が行ってしまうのだろうけど、介護する側の事を考えると、昇降機能の方が大事な気がする。でもまだ介護のイメージがわかない人には、想像が出来ないのだと思うのよね。

度重なる前かがみ姿勢は、ストレスになります。腰の負担も大きいため、リクライニング機能だけだと、介護する側が腰痛になりまっス。これはプロでも盲点かしら。介助者と、介助される側、共に負担にならない高さで介助を続けないと介助者の身体が壊れてしまいます。

ベッド売る側も、売りゃいいってもんじゃないっしょ。お客さんからちゃんと話を聞いてアドバイスをせんと。テキトーに売ってしまうのは罪とちゃうか。

安易に素人判断で介護ベッドは買わぬ様くれぐれも、ご注意下さい。

サイズがホンマにでっかいしね〜。部屋に入れてビックリ!支援者が動く場所がないのよう、なんて事のない様に。 

わかっちょる人に、相談をしてみましょうねえ。

本日のイラストは、ニョロニョロではありません。ベッドの上に、リクライニングで背上げされたマットレスの図です。ほほほ。

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プロだって、やっちゃうのよ。
介護の現場だって、在宅での家族介護だって、腰痛は同じよ(内部リンクです。)



gunjoaen



【群青亜鉛:ぐんじょうあえん:介護イラストレーター

◆プロフィール◆
介護イラスト&エッセイを得意とする。享年104歳ばあちゃんへの”いっちょかみ介護”を親戚を交えて22年行う。(在宅9年半施設入所12年)お面白く辛口も含む切り口は、家族介護者だけでなく介護職や医療関係者からも秘かに支持されている、オホホ。骨格大好き。

◆介護関連著書◆
介護のお助けマンガエッセイ
介護用具・日用品カスタマイズ本(共著)
◆ウェブ不定期連載中◆
こちらウェブマガジン ”介護ライブラリ”にて「自宅で介護お助けヒント集」
“介護ライブラリ” 〜介護の悩みを減らしたい〜

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介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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