イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

古ーい型の介護ベッドの処分って、どうしたらいい?

10月 23 2015 | 介護福祉用具

ipadで連絡取る

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こーんな感じで、和室にまだどどーんと置いてある、祖母の介護ベッドである。

手放すか、手放さないか

悩んでいた。介護ベッドをどうするか。

思い入れのあるベッドである。在宅介護時に祖母が使っていた2モーターベッドでいたって分りやすい構造だ。油圧式でウイーーーーーンと動く。重たいわよ83キロだって。約9年間使用した。

祖母が施設に入居してから何年も経っていても、私が仕事で介護イラストを描くのには必需品で、畳をめりめりとへこませながらも、いつもここにあった。

おもろい事にオットはこの介護ベッドが結構好きらしい。無骨でレトロでがっしりしている。変に家具調とかのモダーンではないところが和室にマッチ。誰か使うかもしれんから置いといたらいいやん、というような考えなのである。

いつか使うかもしれぬ介護ベッド?


誰かが身体が悪くなった時に使うかもしれないとか(使う様にならん方がいいんやけど)、わざわざ廃棄せんでも、と言う。そう思う気持ちは私にもあるが、その反面、風水的にはどうなの?とか、身体が悪くなるのを呼び込むんじゃないの?とか、ちまちました心配性な自分が見え隠れする。とほほ。

それでも、一旦処分する方がいいかなあとも思え、中古だが使いたい方いらっしゃらないかをぼんやり周辺の方々に打診していた。忘れた頃に連絡は来た。“欲しいという方が見つかったよ〜”とっても明るく携帯に電話をもらった訳ですが、その時 明らかにひるんで動揺したんですワタクシ。

見つかっても見つからなくてもどっちでも〜と思っていたことと、どうやらとっても愛着があったんですなベッドに。
こんなにモノとのお別れが惜しいと思ったのは初めてだと思う位、涙がぼよよーんと出て来ました。在宅で親戚を交えて看ていたときのことが思い出されます。嗚呼どないしょ、切ないわあ〜。心の整理がつくまでちょっと待って頂きました。

必要なものならばまたやってくる?


そんなどうどう巡りな思考回路に、ハッカのごとく響いた言葉は、
「必要だったら、またやって来るよ〜。」姉でした。それもそうやと、ようやく手放す決心が尽きました。
(でもね。注:仕事でぐんじょーさん使ってみてくださぁーい、描いてくださいねえーっ、てベッドがやって来るのは嬉しいと思うけど、身内の誰かが使わんといかんようになるのは 出来れば遠慮したいわねぇ〜。)

ギャッチアップベッド

どこから来たの?レンタル?支給品?


よくよく考えてみると、このベッド給付されたのか、貸し出されたのかよくわからんのです。まだ介護保険が始まる前にばあこが倒れた1993年その年の9月に家に来ています。業者さんの名刺は残っていませんでした。

えっ。もしかして貸し出しだったら返さんといかんやん?勝手に人にあげたらいかんやん?「リサイクルベッドお譲りしますの件ちょっと待って待って下さ〜い!」慌てて、ベッドを使いたい方を見つけて下さった方に電話をしました。

電動ベッド廃棄するにはどうすんだ?連絡先は?


このベッドは何者か?加えて、差しあげるにしても解体、運搬、組み立てが必要になります〜。油圧式だもん勝手に触ると危ないわ。どこに連絡したらいいの?

まずは役所に問い合わせ。調べてもらうとこのベッドは当時 祖母が障害者2級の認定を受けていて、給付されたものだということがわかりました。ですから私物です。処分に関してはご自由にしていただいて構いませんよひとまずこちらにと、連絡したらいい業者さんを教えてもらいました。

あら、でも電話がつながりません。再度担当課に戻り調べてもらうと、移転しているとのこと。お役所の資料、古いのね〜。

今度の電話はつながった。こちらが売った商品の場合は対応出来るが、出来ないかもしれぬとおっしゃる。改めて次の日に返事をもらう。

古い型なので、解体出来る者がいない?


23年前の業者さんのリストには祖母の名前が残っていないとのこと。→ 顧客じゃないのでは(?)→加えて、そのメーカーのその機種がわかるものがいない+組み立てられる者がいない。ので、却下。(Fベッドさんを扱っていない)って、えっ、、、じゃどしたらいいの?

再度市に問い合わせ。先ほどのは販売した業者さんだったんですがねぇとおっしゃり、も一度市からそのベッド会社に問い合わせてもらうと返事は以下。要するにその型を組み立てたり、解体出来る者がいないということらしかった。

じゃ、どうしたらいいんですかね???お役所に振っても明確な答えは出そうにないので、別の連絡を取るべき業者を教えてもらった。だんだんイラチなおっさんになってくる。

ベッドメーカーさんの本社に連絡し、問い合わせ。地元の支店を教えてもらう。そちらからの連絡待ちであった。なんだかスムーズに行きそうな予感がした。(つづく)

gunjoaen



【群青亜鉛:ぐんじょうあえん:介護イラストレーター

◆プロフィール◆
介護イラスト&エッセイを得意とする。ばあちゃんへの”いっちょかみ介護”を実践。おもろくも辛口も含む切り口は、家族介護者だけでなく介護職や医療関係者からも秘かに支持されている、オホホ。骨格大好き。

◆介護関連著書◆
介護のお助けマンガエッセイ
介護用具・日用品カスタマイズ本(共著)
◆ウェブ不定期連載中◆
こちらウェブマガジン ”介護ライブラリ”にて「自宅で介護お助けヒント集」
“介護ライブラリ” 〜介護の悩みを減らしたい〜

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介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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