イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

介護経験者はその先がイメージ出来てしまう強みがある

4月 26 2010 | 介護全般

経験者にしかわからない、、、と介護の事はよく言われます。
それは、今までに経験した事のない事だから、イメージ出来ない、出来にくいの一言に尽きるのではないかと感じます。


たとえば。60代あるいは70代、80代の奥様がいるとします。ご主人と2人暮らし。2人いる子どもさんは、離れて暮らしている。奥様は、だんだん体が動かなくなって来て、朝はどうにか朝食だけは作るけど、洗濯は、体がしんどくて出来ない。洗濯物はたまる一方。ご主人さんに、頼めば良いのに、頼む事が出来ない。(出来ないと言いたくない)朝食が済むと、一日中、こたつに座りっぱなしで、じっと動かず。夜寝るのは、畳に敷いた布団で。
 ”ぜんぜんしゃべらないんだ、一日じーっと、テレビも見ず、テーブルを見てるんだ”
なんて事を私が聞くと、”大変だ!そのままでは、寝たきり一直線”   である事が充分想像出来る訳です。動くのに今よりももっと手助けが必要になって、介助する側も気を使う。される側も気を使う。そんなしんどい状態になります。

でも、経験の無い人は、この先この方がどうなっていくのか、シュミレーション出来ない。だから、どうにかなるだろう、なっていくものだと思ったりする訳です。

でもね〜。ならないんです。誰かが、どうにかしないと、どうにもならないのです。

先ほどの方を例とするならば、対策は。
1. 人に物事を頼める様に練習する事。
2. 寝床をベッドに代える事。(それだけでも、立ったり移動したりが楽になります。)等。
(でもいざって家の中を動くという選択もあります。)

本当に寝たきりになってしまってからではかなり遅いのです。

だから、やっぱり。介護を経験して懲りた事は、自分の中の秘密にしておくのじゃなくて、うるさくとも、人に伝えて行こうと思うのです。そこをイメージしやすく、そして明るく面白く分かりやすくメッセージ出来るのが私の得意なところでもあり、、、そして、私の使命ではないかしらんと。
なんだかそんな風に、感じ入る次第です



gunjoaen

【群青亜鉛:ぐんじょうあえん:介護イラストレーター
◆介護イラスト&エッセイを得意とするイラストレーター。家族介護の視点で、介護とコミュニケーションの現状と問題をユーモアをまじえて発信中。祖母への”いっちょかみ介護”実践し22年。
◆介護関連著書 2冊
介護のお助けマンガエッセイ
介護用具・日用品カスタマイズ本(共著)
◆ウェブ連載中
ウェブマガジン ”介護ライブラリ”にて「自宅で介護お助けヒント集」こちら


介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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