イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

「リフトを基礎から学ぼう」勉強会 備忘録

6月 16 2015 | 介護福祉用具

リフトの勉強会_気持ち良くて眠ーくなるの
こんにちは。介護イラストレーターの群青亜鉛(ぐんじょうあえん)です。家族介護者の視点での、情報発信歴18年です。

先日4時間のリフトの研修会の、前半のみ参加いたしました。私が実行委員で関わっている西宮福祉用具体験会の月一回の勉強会です。備忘録として、毎日少しつづ、思い出しては書き加えています。

私の中ではかかえない介護、ノーリフトがテーマです。リフトはまだあまり広まっていないと聞きます。メーカーさんに来て頂いての勉強会。移動用リフト2台。ベッドを2台の設置。少人数で内容充実〜とてももったいない気がします。
昨年も学んだが、一年に一回は学び直しが必要だと感じた。リフトを取り入れている施設では尚更では。たった2時間でしたが、かなりの事が学べます。事故を防ぐ為にも、知識の更新のためにも必須に思えます。例えば100人レンタル事業者がいて、この2時間の内容分の知識が有る人は一人位いるかいないか位とのこと。ええっ、なにそれ〜???そんなにみんな知識がないの?

リフト/少しの学びで意識向上

いえいえ、その実、リフトを提案する機会が少ない、リフトと接する事が少ないのが理由のひとつだそう。

ふうむ。祖母はリフトを日常で使用している施設での生活のため、リフトはとても身近だ。職員さんがリフトを使うのも日常だから当たり前。それを間近で見ている事を取り上げても、とても学びになっている。家族の視点での、リフトの利点、加えてマイナス点というのが少しはわかるので。

リフトを常設している施設は勉強会の近隣にもいくつかあるのでは。施設の職員さんも、学びにいらっしゃったらいいのになあ〜と思います。

リフト/どんな事故が多いのか


現場に立っている方の今の情報が聞けるのが勉強会の醍醐味である。アップロードは必須、必須。
最新の介護リフト事故事情や死亡事故に関しても聞くことが出来た。これはおおーっ、と思いますもの。でも、どんな事故だったか思い出せず、、、ああ、そうそう、吊り紐が堅い素材の場合の、ハンガーフックからの吊り具のすっぽ抜けでしたね。移動させる前に、ハンガーフックに吊り具がしっかりひっかかっているかどうかの確認作業は念入りに、、、。一年前に学んだときとは異なる内容が印象に残る。

しょうがいが重度になるほど、使えなくなるリフト


リフトは重度の人が使うような印象があるが、重度になればなるほど、使えなくなる事が多くなるとのことだった。意外だ。
介護者のカラダが元気なうちに取り入れるのがベスト。手首や腕の関節が長年の介助でぼろぼろになってから、使おうと思っても難しいのだとのこと。痛める前に使うのがいいそうだ。
使うならば早めに!が鉄則のようだ。

自分で体重を支えられなくなった人は、その体重をどこで受けるのかが大事になってくる。
その体重を受けるのが、介助者だったり。あるいはリフトだったり。

「体重を受ける」という表現が、あ、そうかと納得がいき、研修中は、わかりやすい表現だわーとかなんとか頷いていましたが、後からメモを見直しても、いまいちピンと来ず、ああ、あほね。残念。

リフトに乗らせてもらった。
ネット状の全身くるむタイプ。

なんにもしなくてもいつのまにか吊られていた印象。ラクチンで、気持ちよく、眠たくなりました。
カラダの力が上手く抜ける感じ。

リフトを使ったからといって、腰痛はなくならない


施設で、浴槽に入れる場合にリフトを使う事が多いが、そのリフトに乗せる前後の導線が考えられていない事が多いそうだ。その前後が、結局抱えたり人力の移動になり、腰痛で身体を壊す人が多いという。前後を考えないとダメですよなのだそうだ。

スリングシートの劣化


スリングシートの薬液による劣化
間違って、塩素漂白してしまい、生地が劣化し、切れる事が有る。という点。
これはやっちゃう気が致しますよね〜。

日常、塩素漂白はふきんなどで、家庭でもよく行う。そんなに生地が痛むものなのね〜と驚いた次第。
スリングシートは、薬液に強いものも開発されているのだそう。

国内のメーカーと海外メーカーとの違い


国内のメーカーは、機器とシートを別々に使える場合が多い。
海外のメーカーは、そこのスリングシートとペアで使うという風にする場合が多い。

欧州等で、リフトが普及するのはなぜ?

根本的に体格が全く違う。
大き過ぎて、抱えられない。
日本や東南アジアでは、基本的に小柄。リフトを使わなくても介助が出来てしまう。

厚生労働省の指針も、罰則はない。あくまでも指針である。今後リフトの普及はどうなるだろうか。

ベッドの低床化に伴いしわ寄せの来る箇所。


移動用リフトの車輪の小型化。

ベッドの下に入れ込む車輪がどんどん小さくなる。
吊りグに吊られて、体重が一番かかるところの足元にこそ、しっかり支えないといけないのだが、
車輪が小さいため、負荷(?)がかかる。動かし難い。

思った以上に、キャスター部分が動かし難いのだ。これはかなりストレスになる。腰痛は防げたとしても、この動かし難さで、腱鞘炎を誘発することにはなりはしないか。天井走行式より使い難い印象だ。そのあたりが気になる。



gunjoaen

【群青亜鉛:ぐんじょうあえん:介護イラストレーター 】

◆プロフィール◆
介護イラスト&エッセイを得意とするイラストレーター。明るくおもろく大真面目に介護とコミュニケーションの現状と問題と次の一歩を発信中。祖母への”イッチョカミ介護”実践歴22年。
◆介護関連著書◆
明るい介護のお助けマンガエッセイ
介護用具・日用品カスタマイズ本(共著)
◆ウェブ連載中◆
こちらウェブマガジン ”介護ライブラリ”にて「自宅で介護お助けヒント集」
“介護ライブラリ” 〜介護の悩みを減らしたい〜

[`evernote` not found]

介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

Posted by | no comments for now

にほんブログ村 介護ブログへ人気ブログランキングへ

Comments RSS

コメントはココ


*送信前にお読みください。
初めての方の投稿は「管理人の確認後に表示されます」のでご注意ください。返信等は、普段このコメント欄に書き込みします。メールの返信をご希望の方は、その旨お書き添えください。