イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

なんで上手く飲み込めないん?その6(口の中を坂道でなく、平地にしてみる)

3月 12 2011 | 人の身体と動作

食事の時は、とにかく前傾姿勢をとらさねば、と思い込み、試行錯誤していた様に思います。ふつうの食事姿勢の「前傾」「足の裏がついている」「少しの頷き」であります。(昨日の投稿参照)
なんで上手く飲み込めないん?その5(急な舌の坂は運ぶのが大変なの)

本日のイラストの上の図は、家族が行った時にいつも行う食事介助時の姿勢で、背もたれはもっとねかせる場合もあります。左手はどないか使えるので、ソフト食を家族がスプーンに載せ、祖母”ばあこ”は自力で口に運びます。 でも飲み込み時に、すごく下を向く。なぜかわかりませんでした。

でも理解出来て来たのは、〈下を向いてしまうのは身体の芯(?)の角度に対しては、指三本分の傾きで当然なんや〉ということ。(ロミオとジュリエットの項、参照)でも、口の中の坂が急、崖っぷちであります。ものすごい力で送り込みをやってたに違いありません。食事の最後の方では疲れが見えるのですが、飲み込みと送り込みにくたびれ果てていた訳ですな。

では、食べ物が歩きやすい平地にしてみましょう〜やってみました(下の図)。身体の芯に対しては、指三本分の角度は保ちながら。その結果、確かに送り込みも飲みこみもよくなりましたが、忘れておりました!祖母は自分の手を使って食べるのです。これでは遠すぎて、肘を中心に腕が動かせません。口までスプーンがスムーズに届かないわけです。あららららら。(つづく)


【群青亜鉛:ぐんじょうあえん:イラストレーター


※今日はじめて見られる方は、次にあげる、なんで上手く飲み込めないん?シリーズの、その1 から何度か読み返してみて下さい。飲み込みへの理解が深まります〜。あくまでも、群青亜鉛が祖母の食事介助をしていて、気づいた事から発展させて書いております。

☆以下、「群青*介護Blog」内セレクト記事☆
なんで上手く飲み込めないん?シリーズ
その1(飲み込む時どうしてる?)
その2(飲み込むときゃ、誰でもうなずき加減)
その3(飲み込む前に難関があった)
その4(普段の食事どきはどんな姿勢?)
その5(急な舌の坂は運ぶのが大変なの)
その6(口の中を坂道でなく、平地にしてみる)
その7(のどが伸び切ってるのとちゃいますか?)
その8(思い切って背もたれを倒してみる)
その9(車椅子ごと角度を変えてみる)
その10(入院時ベッドでの食事介助)
その11(スタアのミネラルウォータ吸うお姿)
その12(ストロー吸いは高度な技)
その13(支援物資、介護食用とろみ材なるもの)
その14(食べる時の姿勢を正し過ぎると食べにくくなった)
その15(自力でスプーンが使えるなら意地でも使え)
その16(いい食事姿勢と、体の動く範囲との兼ね合いは微妙)
その17(えっ?口の中にも麻痺側と健側があるの?)
その18(食事介護知らぬは罪。口の中の健側まひ側)
その19(食事の飲み込み時、下を向く)
その20(いい食事姿勢?じいちゃんばあちゃんになりきる)
☆以上、「群青*介護Blog」内セレクト記事☆



参考ホームページ:
理学療法士 大渕哲也さんの「老人介護についての個人的HP」 内、食事の援助について〜食事の ”相”と姿勢を中心に
ページ数は膨大です。上記の項目を読まれると、かなり理解度が高まります。

※ 残念ですが、上記大渕さんのHPはプロバイダーのサービス提供終了のため、2016年に閉じられました。



介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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