イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

チープに見えても必要(車いすシーティング)

10月 01 2014 | 介護福祉用具

    ティルト&リクライニング車いすへのシーティング
    ティルト&リクライニング車いすへのシーティング
    前回もご紹介した様な、車いすへの工夫(車いす調整ー車いすに備わっている調節機能を、実際使う人に合わせる)は、一見とても安っぽく見えてしまいます。でも、現在多種多様に出回る車いすで、すべての方の体の状態に対応出来るかというと全く、否。

    身の回りにあるもので、工夫を加えて臨機応変に対応するというのは、介護保険前も今もほとんど変わらない気がしています。プラスαに使える介護関連グッズが増えたのは喜ばしいことですが、費用はかかります。値が張ります。選ぶ目も必要です。(※過去によく使われていた円座が今は血流を滞らせるので使わないのが一般的になっている、という例もあるように、時代でどんどん使うグッズもかわってきています。)
    (円座に関しては日本褥瘡学会 用語集の中の「円座」を読んで頂いても解り易いです。)

    本人が日常を不快なことが少なく過ごすのに必要だと思われる福祉用具を、たとえば施設でもご家族でも準備出来ない、ということになれば、どないかしたい、(と気づく方がいれば)どないかしたいよね〜どうにかしよか、と対応する必要が出てきます。見て見ぬ振りで高齢やからもうしゃーないよねとする場合はまたそれはそれで、もっと前の問題ですけれど。

    写真は、祖母が前に使っていたティルト&リクライニング車いすへのシーティングの様子です。元の車いすがようわかりませんよね。ようわからんぐらいイロイロつけています。もっと色を考えてクッションカバー等をそろえればいいのですが、その時にある布や材料でやりきる!するともう次から本人も介助者も楽!に専念しますのでこんな風になりました。

    座る姿勢を安楽に保つ為にあれこれやっています。どれも理にかなった造作を加えているのですが、これはまたいずれ追々。

    背もたれを立てすぎると頭部から転びます。頭は重いですからぐらりといっちゃいます。いっちゃったことは、何度もあります。だいたい家族がやってしまっていました。職員さんの介助ではそんなことはまずありません。これは本当にご注意下さい。この車イスの調整は、家族が率先して取り組んだ事でありますから。

    ※ご注意※こういう改造を加え、残念ながら事故に至った場合は、福祉機器の安全保証の対象外となります。ご注意下さい。(全部布での縫い付けなので、改造とまでは行かないと思うのですが、足元は想定外の加工なので、やはりこれも改造かしら〜)→尋ねてみました。「魔改造」だそうです。でも必要なんだもん。車いすの機能だけではじぇんじぇん足りないんだもん。

    ばあちゃんの状態:右片麻痺。左右股関節、膝関節屈曲拘縮、足関節、体幹亀背、右上肢に可動域制限。ん?ええかっこして書いてみたけど、こんな表現になるんかな?
    (まとめスペシャル! 脚の屈曲拘縮への対応 対応12でした。)



    gunjoaen

    【群青亜鉛:ぐんじょうあえん:介護イラストレーター

    ◆介護イラスト&エッセイを得意とするイラストレーター。家族介護の視点で、介護とコミュニケーションの現状と問題をユーモアをまじえて発信中。”いっちょかみ介護”実践中。
    ◆介護関連著書2冊
    介護のお助けマンガエッセイ
    介護用具・日用品カスタマイズ本
    ◆ウェブ連載中
    ウェブマガジン ”介護ライブラリ”にて「自宅で介護お助けヒント集」こちら


介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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