イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

膝の曲がりが酷い人の車椅子選びは大変ぞ

8月 30 2014 | 介護福祉用具

膝から下のホネの練習

こんにちは。えっちらおっちら高齢者介護に特化したイラストを描いています、介護イラストレーターの群青亜鉛と申します。

思い切って、本当に思い切って、祖母のティルト&リクライニング式の車椅子(※末尾参照)を新調することを決めた。介護中心者の母とは何度も話し合った。

祖母103歳。今すぐにでもその車椅子が欲しいのですが、受注生産。時間がめっちゃかかります。

一大決心してから、知人理学療法士さんに機種を選んでもらい、つてを辿って下さり業者さんに来てもらうまでが2週間。それからデモ機(お試し機)をお借りし、本発注するまでが1ヶ月。完成して手元に届くまでには、まだ1ヶ月ほど時間がかかるのどす。

車椅子の新調の理由は、
変型する祖母の身体に今までの車椅子では対応が出来なくなってきて、日中 安楽に座って過ごしてもらうことが難しくなってきたから。スタッフさんも介助が大変だろうなと感じるのです。でも家族としては、昼間は寝かせるより座らせて欲しい。皆がいる中ワヤワヤがやがやと、時々の喧噪もありがたく、生活音が聞こえ刺激がある中で過ごして欲しい。

ほんまに身体にあった車椅子を選ぶのは簡単ではない

結果、1ヶ月半の間に仕様の違う車椅子を4機種使ってもらうことになった。ただでさえ座らせにくいであろう祖母なのに、こりゃ大変だ!

何が大変なのでしょうか、本人が大変?いえ実は。 そんなに機種がぽこぽこ変わったら、入居している特別養護老人ホームの職員さんが介助に困ってしまいます。

施設では、多人数による共同介助。情報を共有して行き渡るには、若干時間が必要です。

ティルト&リクライニング方式の車椅子は、どれも操作がひと癖ふた癖ございます。振り子のレバーも位置が右だったり、左になったり。 フットサポート周りの作りが違うから、足の置き方も異なります。この一ヶ月半の間に操作方法が4回も変わったってことでスタッフさんには物凄いストレスだったと思うのです。 スタッフさんには本当にすみませんの連発でありました。(ずっと使っている車椅子も、新機種に合わせて足元を更に自力で改造したため、結果4種類)。

伝達事項が伝わるのには、時間がかかるもの

新機種導入→祖母に座ってもらっての調整→スタッフさんへの伝達→使ってみての結果のヒアリング→まとめて業者さんに連絡を、3度、あるいは追加等で何度か。 注意事項をテキスト化したり、イラストに起こしたり、、、。といっても、以前のように丁寧に描いてはいられず。

主任さんやその都度接する職員さんには理由等伝えるものの、「なんでこんなにつぎつぎ変わるんですか〜」と他の職員さんが困惑されることも幾度かあったとのことで、、、。本当に申し訳ないです。

先日ようやくデモ機のレンタル期間が終了し、業者さんに引き揚げて戴いた。 購入した新機が納品されるまでは今までの車椅子を使うだけ!スタッフさん操作し慣れているのでストレスは少ないはず! もうプラスαな伝達はありません!となり、ようやくようやくようやく涙で落ち着いたほっ、安堵で、久方ぶりに 書き込めているというわけなのです。

スタッフの皆様、本当にありがとうございました。

座面の下に足が入り込む人の車椅子選び

祖母の様に、股関節と膝の屈曲拘縮がひどい人にあう車椅子選び(座面の下に足が入り込む人の車椅子選び)はホント難しい。合う車椅子がないのだそうですよね。これは業者さんの理学療法士さんがおっしゃっておられました。

伸びない足を置く場所がないから作らなくっちゃいけない。本人の足元と車椅子の構造をみながら、これなら足置き場が作れそうだな、というのを業者さんの理学療法士さんは選んでおられた様子。(レッグサポートに使うベルトをフットサポート代わりに使ったり等)

祖母の様に足が曲がったままで困っている方はとても多いと思うのです。。言い換えると、《膝が伸展しない人用の車椅子》です。座面の下に足が入り込む方の為に、足の置き場がちゃんとある車椅子、応用のきく車いすを作って頂きたいですね。

上半身がいくらフィット出来たとしても、足元が落ち着かないとどうしようもないですから。

このことに関してはまた、私がやってみた工夫を少しづつ、このブログで公開していこうと考えています。大変マニアックですが、、、。なかなか更新が出来ずですが〜おっちらおっちらで、よろしくお願い致します。

追記2015年4月25日
ご参考まで:購入した車イス
フォースのグランドフリッチャー ユニの ABCです。
アクティブ バランス シーティング タイプ。
シーティングに特化したモデルです。

かなり、車イス調整に長けた方に調整してもらわないと難しい。
そして、調整してもらっても、座らせるのが難しい。
加えて、職員さんに、伝達して、共有するのが、更に難しい。です。
手元に来たのが、約45日後、だったかな?
タグの車椅子 のところを、順にご覧下さいませ。

FORCEさん公式HPはこちら

GrandFletcher・Uni_ABS
Active Balanced Seating

※ティルト&リクライニング式の車椅子とは:背もたれが頭の上まであり、背もたれも倒せて(リクライニング)、座面との角度を保ったまま、座面の角度も変えられる(ティルティング機能)障がいが重度な人の使う車いすである。



gunjoaen

【群青亜鉛:ぐんじょうあえん:介護イラストレーター 】

◆プロフィール◆
介護イラスト&エッセイを得意とするイラストレーター。明るくおもろく大真面目に介護とコミュニケーションの現状と問題を発信中。祖母への”いっちょかみ介護”実践し22年。
◆介護関連著書◆
明るい介護のお助けマンガエッセイ
介護用具・日用品カスタマイズ本(共著)
◆ウェブ連載中◆
こちらウェブマガジン ”介護ライブラリ”にて「自宅で介護お助けヒント集」
“介護ライブラリ” 〜介護の悩みを減らしたい〜


介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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