イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

在宅介護で、移動用リフト・介護リフトって使われてるのかしらん?

2月 16 2011 | 介護福祉用具

こんにちは。イラストレーターの群青亜鉛(ぐんじょうあえん)と申します。いらっしゃいませ。
20110216_移動用リフト2日本で、在宅で介護をしている方のどれ位の割合で移動用リフトが使われているのだろう?自宅でリフトを使っている人を、群青はまだ知りません。(2011年記述当時)


祖母が特養に入所してから8年。現在は天井走行式リフトが備え付けてある4人部屋に変わる事が出来、移動介助が本当に楽になった。この2年で特養約70床中の、4人部屋×4部屋に、備え付けのリフトが取り付けられ、それを祖母は12分に活用させて頂いているというわけだ。

それ以前は、イラストにあるように、介護士さん2人掛かりで移動させてもらっていた。ポータブルトイレの排泄を本人も家族も望んでいたためであるが、やはり腰痛等無理をしてもらっているのではないかと常に気にかかっていた。そのため、リフトになったときは、ほっと胸を撫で下ろした。

在宅で脳梗塞で片麻痺になり、歩けない祖母を看ていた時は、最初はトイレまで歩かせて連れて行っていた。歩けない足を、てこの原理でコンパスの様に足をはらいながら移動させるのは変な所に力がはいるもので、やはり皆が腰痛と手首痛となった。(追記:2015 1030…最近は、こうすると余計身体が固まるので、無理に歩かせたりはしないそうだ。追記此処まで)

今後はリフトの普及が、日本の介護の鍵になると思う。必須事項だ、きっと。介護する側の身体に装着し、力をサポートする介護ロボットは話題になっているが、(新しい物好きな日本人は昔からだけれど、)それよりもまずは今ある移動用リフトをもっと話題に上げて欲しいと思うし、取り上げて欲しいと思う。日本では畳が多いためなかなか普及しないのだそうだが、今後は変わって行くのではないだろうか。


(※)他の国での介護事情〜 オーストラリアでは、現在ほぼ100%の施設、病院、在宅で、スタンディングマシン(起立補助器)やホイスト(全介護用の吊り具)などの福祉用具を使って、患者、要介護者を車椅子やトイレ等に移動しており、腰痛等の体の故障が激減。 1998年頃に「押す」「引く」「持ち上げる」「運ぶ」「ねじる」の5つの腰痛の原因となるものに関しては、人の手でしてはいけないというノーリフトポリシーという法律が作られ、約10年をかけてノーリフトが浸透したそうです。

それまでは日本と同じ様に人の手で抱き上げたり、支えたりして看護師達は常に腰痛に悩まされていたとの事。(オーストラリアの人は体が大きい為尚更)日本も介護する環境(労働環境?)を整えて行って欲しいと切に願う次第です。

2013年4月11日追記

現在在宅介護をされている方で使っておられる知り合いの方が一名。もっと広まって欲しいものです。



gunjoaen

【群青亜鉛:ぐんじょうあえん:イラストレーター


◆プロフィール◆
介護イラスト&エッセイを得意とするイラストレーター。家族介護の視点で、介護とコミュニケーションの現状と問題をユーモアをまじえて発信中。祖母「ばあこ」への”いっちょかみ介護”実践する。
◆介護関連著書◆
介護のお助けマンガエッセイ
介護用具・日用品カスタマイズ本(共著)
◆ウェブ連載中◆
こちらウェブマガジン ”介護ライブラリ”にて「自宅で介護お助けヒント集」
“介護ライブラリ” 〜介護の悩みを減らしたい〜


介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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