イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

電動ベッド、枕を基準に寝かせちゃいやヨ

5月 09 2014 | 介護福祉用具

寝る位置は枕で決めないで

更新履歴【公開2014年05月09日】【末尾追記2018年4月29日】
こんにちは。介護イラストレーターの群青亜鉛です。

介護ベッド(特殊寝台・介護用電動ベッド)の背上げ(背上げ機能/リクライニング機能)は、どんなあたりで上げたらいいのか、ようわかりませんでした。ようやく理解出来たのが、祖母が100歳になる前後ぐらい。

近頃は日によって違う体の状態に応じて、少しは姿勢を整えられるようにはなった気がしますが。

ベッドの背あげの回転軸と、股関節は位置を合わせる

体がずっと下にずり落ちていると、ベッドの回転軸は腰椎の辺りや骨盤の途中に来ます。つられて背骨の中ほどをカクンと背上げで押されても困ります。脊柱折れそうな感じですよね。胸は圧迫されますし、それで食事介助されると、気分は最悪?

背あげを上げる前の寝そべってる時は、ヘッドボードに頭打つぐらい上の方に体があってちょうどいいぐらいに思えます。その後 背上げを上げると回転軸と股関節が同じぐらいの位置に来る感じです

欲を言えば、坐骨結節(座った姿勢の時に、座面にあたる、肛門のあたり両端のぐりぐりホネ)がベッドが曲がる箇所に来る位がいいそうなのですが、最大許容範囲が大転子(大腿骨が、骨盤にはまるグリグリの出っ張り箇所)とのこと、、、。

ぴたりとその位置に回転軸が来たとしても、重力がありますから、体ずってきます。クッションなどで工夫してみてくださいねっ♪

そんな上手いこといかんもんですけれど


なんて言うても。

脚に拘縮があったりしたら、横座りみたいになったりしますし、円背(専門用語:えんぱい:背骨が丸くなってしまった状態。丸背と記すと分かり易いかしら。)がきつい場合なんだかマットに背中落ち着かないし
うねうねぐねぐねな体だったらよけい、「どしたらいいねん!それがどないしたらいいかわからんのや。」と突っ込み入れたくなります。もうそこんところは、ポジショニングやポスチャリングを学んで戴ければと思います。

今回は基本の考え方で。

背上げが上がる付け根んとこに、本人の股関節をうまいこと、合わせる感じで。V字腹筋の姿勢をイメージして、やってみてくださるといいように思います。今日上手くできなくても、次はきっといい感じに起こせるはずだー。

重力がなかったら楽なのに、と思ったりいたしますけんど。重力からは逃れられませんのね。地球人のワタクシ達は♪

【追記2018年4月29日】
ほんでもって、やっぱり、スライディングシートという、ベッドと身体の間に挟んで要介護者に動いてもらうものとか、二の腕ぐらいまであるスライディンググローブとかを使うのがいいと思います。

例えば名前を出してしまうと、WITHさんのもの。これは使いやすい様子。
私が購入して祖母に使っていたものは、繊維メーカーから出ているものでとてもすべるのですが少々しゃらしゃら滑りすぎだった印象が。

在宅の老老介護をされている場合は、介護される方の腕の痛みとかもありますから、うーんなかなかしんどいだろうなとも思います。

2015年3月追記/参考記事:ウェブマガジン ”介護ライブラリ”連載中:介護イラストレーター群青亜鉛の「自宅で介護お助けヒント集」22 はこちら→介護ベッドの疑問と不思議を紐解く編



gunjoaen

【群青亜鉛:ぐんじょうあえん:介護イラストレーター 】

◆プロフィール◆
介護イラスト&エッセイを得意とするイラストレーター。明るくおもろく大真面目に介護とコミュニケーションの現状と問題を発信中。祖母への”イッチョカミ介護”実践し22年。
◆介護関連著書◆
明るい介護のお助けマンガエッセイ
介護用具・日用品カスタマイズ本(共著)
◆ウェブ連載中◆
こちらウェブマガジン ”介護ライブラリ”にて「自宅で介護お助けヒント集」
“介護ライブラリ” 〜介護の悩みを減らしたい〜


介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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