イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

一見とってもややこしそうなのだけれど側臥位

4月 10 2014 | 人の身体と動作

2014010_ばあ側臥位ポジショニング
クッションが沢山あって、一見とてもややこしそう。はじめて見た人は、拒否反応を起こすかもしれません〜っ。

基本はシンプル

イラストは、祖母ばあこをベッドに右向きに寝かせた姿勢です。ポジショニングと呼ばれるクッションなどを使って姿勢を安定させる処置をしています。マットレスは褥瘡対応の柔らかめのもの。

沢山のクッションに目を奪われがちですが、基本はいたってシンプルです。

横向きの寝返り姿勢でも、体がねじれない様に。(詳しくは後述)
マットレス側の肩は押しつぶされない様にしっかりと引っ張り出し、手はがさごそと動かせる感じに。
マットレスとの隙間を埋める。下から支える。

あ、これは専門用語で側臥位(そくがい)でいいかしら。

安心して体を預けているかしらん

クッションは、別に何を使ってもいいと思うのです。あ、これは請け売りです。体の状態にもよりますがバスタオルでも、タオルでも。

クッション沢山あってわかりづらいから、出来るだけわかりやすく統一を、とあれこれ、ただいま模索中です。

差し込めばいいという訳でなく、安心してクッションなどにその体を横たえているかどうか。もたせかけているかどうか。呼吸が楽そうかどうか。なども大事な確認事項の様です。

スグに完璧には無理なので

胸元の抱き枕は2個あったのですが、バラバラになってしまうのよね、とのスタッフさんからの要望で布でくるんで先日ひとつにしました。繋がってませんから、布の中でごそごそと動くんですが。(10/27追記→:これが結構便利です。足の底をしっかりさせる様のクッションにも使えるのです:←10/27追記)

手元にある材料で応急処置で一旦作って。改めてちゃんとしたのを作り直すという順番でないと間に合いません。体にあったベストなサイズのものを探すのがこれまた難儀です。

やはり、福祉用具専門のクッションはとてもよく出来ているのですが、なんにせよ高価です。頭を使って、するほかありませんわよね。

傾きも確認。膝位置も。

クッションが沢山使われていて、ややこしく見えますよね、でも、基本はいたってシンプルです。

体がねじれない様に傾きもチェック。側臥位でも同様、両肩と両骨盤とを結んだ長方形が、ねじれない様に。頭は少し頷き加減。 

隙間を埋める。下から支える。膝もねじれが生じない様に、出来るだけ両膝揃えるのがいいのだとか。

「ポジショニング好きです♪」というスタッフさんにも、「???ようわからんのです。」と焦るスタッフさんにも、わかり易〜く伝わります様に〜っ。

少しづつ、感想や、案を聞かせてもらいながら、特養ホームに行った時に、クッションをちょちょっと裁縫したり、掲示してる写真や図にちょちょっと手を入れながらせっせ、せっせと。

まだまだ試行錯誤

スタッフさんの声
「ばあこさんこんなうまいこと膝伸びませんて〜っ。この写真、先生が来はった時のものやから特別ですよ〜っ。ばあこさん結構動きはるから、そんなうまいこと行きませんよ〜っ。」

きゃ、ややこしくってごめんなさいっ。そこのところ、今後どうするか対策練らないといけませんわね。伝達の方にムチュウで、脚の突き上がりが後回しになっていますわ。あらららら。

いやはやまだまだスタッフさんと一緒に、試行錯誤中であります。感謝。



gunjoaen

【群青亜鉛:ぐんじょうあえん:イラストレーター 】

◆プロフィール◆
介護イラスト&エッセイを得意とする。明るくおもろく大真面目に介護とコミュニケーションの現状と問題を発信中。祖母への”イッチョカミ介護”実践し22年。
◆介護関連著書◆
明るい介護のお助けマンガエッセイ
介護用具・日用品カスタマイズ本(共著)
◆ウェブ連載中◆
こちらウェブマガジン ”介護ライブラリ”にて「自宅で介護お助けヒント集」
“介護ライブラリ” 〜介護の悩みを減らしたい〜


介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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