イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

拘縮は根本を見直さんといかんけど、応急処置も必要だ?

11月 20 2013 | 介護の工夫

拘縮緩和?グローブ発展型

拘縮緩和?グローブ発展型

今、困っている人が目の前にいる。手の握り込みがきつくて、手のひらに爪が立ってしまい、どうしようもない方がいるとします。(あえて、いはる、とは記さず。)

そんな方には応急処置が必要です。 再び傷をしないように広がらないようにあてがうものが必要です。

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掌の握り込みが強いと、指同士ががくっついて、汗をかいたり臭くなったり、果ては皮膚がふやけてじゅくじゅくになったり、そして、そこに爪が立って、ぱっくりと皮膚が切れてしまったりします。

そんな状態を発見した時の、情けなさや、どうしようもなさや、悲しーい気持ちは、なんとも表現しがたいものです。

そこで、いろいろ何かを握ってもらう訳ですが、「軍手で作ればいいのよ♪」と、祖母が入所する特養へ来られている治療院の職員さんが教えて下さり、当ブログでご紹介。

拘縮緩和?手のひら握りクッション

拘縮緩和?手のひら握りクッション

記事はこちら

これ以降、祖母にも使えるようにと工夫を重ねました。

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発展型「拘縮緩和??手のひら握りクッション」

↑本日最初の掲載(グリーン背景)のグローブは、とってもオススメの発展型。指をあまり開かなくてもはめられるバージョンです。骨格くんが、ニッコリ笑っていることからも、その良さを伝えたい。

↓次(青背景)は、それに至った試作品と根拠。 はめ方がわかるようにしたものです。握る側に綿を入れフカフカにし過ぎると、指を結構広げないと装着出来ず、装着時に指に負荷がかかるため。

試作品ー拘縮緩和?クッション

試作品ー拘縮緩和?クッション

どちらも、始めて見る方にはなんだかわかり難い作り方で、複雑で申し訳ない。ベージュで丸く見えるのは面ファスナー(マジックテープ)です。

綿入れなしのグローブタイプの長所は、はめ易く、本人の指を無理に広げることがなく、暑くない点。 難点は、始めての人に装着方法がわかり難いこと。

在宅で介護をされている方には最初掲載のグリーン背景のものがオススメですが、介助者がつくるのにくたびれてしまうため、やっぱり基本の形にもどったりします。

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★基本のタイプ、外部への記事提供はこちら↓★
介護ライブラリ 連載 〜手指を保護するクッション編〜
指をつなげて外れにくくしたものです。

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でもでもでもあてがうこんなクッションはあくまでも応急処置。

一番大事なのが、少しでも長く本人がリラックスした姿勢を保てるようにポジショニング等をすることかしらんと思うのです。「拘縮緩和?」とハテナをクレジットに付けているように、拘縮を緩めることはこれらのクッション(グローブ)では難しい。 根本的に体を緩めることをきちんと対応しないと。

でも応急手当は必要なのね。 タイトルはちょっとエラソぶってしまいましたが、そんな風にワタシは思うのです。

※このクッションをはめさせてもらう時は、腕はしっかり曲げて、手首も内側に曲げ(すると自然に手のひらがひらきますから)、指は小指から広げるようにしてくださいね。くれぐれも、人差し指から無理やり剥がさないように〜っ。(汗)


【群青亜鉛:イラストレーター 】

プロフィール ぐんじょうあえん
:在宅で9年半、親戚同士で介護の後、102歳特養ホーム入所中 祖母ばあこをトキドキ通い介護中11年目。カイゴのつれづれを、家族介護者の視点から、えっちらおっちらウェブにて発信16年目。
ウェブマガジン ”介護ライブラリ”にて:「自宅で介護お助けヒント集」月いち連載中こちら


介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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