イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

肋骨と骨盤の距離と片麻痺を考える。

10月 21 2013 | 人の身体と動作

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シリーズ:家族介護者にもわかるポジショニング
ばあこ102歳から始めたポジショニング その11

肋骨と骨盤って くっつくこともあります。ひどくなると、めり込むこともあるそうです。

骨盤と肋骨までの距離って、どのぐらいあるものでしょうか?

骨盤と肋骨までの距離って何?

人にもよりますが、肋骨の一番下(背中側ではなくてね)と、骨盤の上前腸骨棘(※末尾掲載)の間には四本分から5本分ぐらいの距離があるようです。距離があるのが当たり前、、、?いえいえ、片麻痺の方などが座る姿勢をとる場合などは、麻痺側の上半身が傾いてきて、骨盤の中に、肋骨がめり込むということもあるそうです。

触って見てくださいね。ご自身のその間を。ふわふわと、あいています。

この間、祖母が車椅子に座っている状態で触ってみると

あら、、、、えっ?

指4本分、骨盤の中に肋骨がはいっていました。すっかりすっぽりはまっています。めり込んでいます。冷や汗ものです。
ワタクシ、現実を知って、撃沈です。

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片麻痺な方によくある傾向?

祖母は右麻痺ですから、身体は右に傾きますが、
車いすのシーティングにうまく体を添わせて座ってもらっても、
右側の骨盤の中に、右側の肋骨が、肋骨が、指4本分、はまっていました。

想像出来ないですよね。どんな状態か。
文字で書いても。わかりませんよね。なんのこっちゃです。
でも読んで戴いた通りなんです。

横になってもらう時には、出来るだけ、介助者が、両膝を抱えながら、肋骨と骨盤の間を広げましたが。寝ているときに広がっても、指一本分ぐらいです。健側は、肋骨と、骨盤の間は、指4本分位は間が開きますが。

肋骨がそんな簡単に骨盤の中に収まられてしまうと、ほんまに焦ります。内蔵、圧迫されてるやん、きっと。

というように、片麻痺の人を例にとると、ただ、麻痺側に傾いているだけではなく、最初にお話しました様に、骨盤の中に、肋骨がめり込んでいく危険性もあるようです。

横になってもらったときに、まだ、その間を広げられるうちはいいのですが、介助者がその箇所に無関心でいると、めり込んだまま、固まって戻らないということにもなりかねません〜。

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忘れないでね。肋骨と骨盤の関係

座って、くちゃっ、と崩れる上半身を、いかに、崩れぬように、逆方向に引力を加えるか、というところでの、車いすのシーティングをしているのだよと、シーティングの基本を整えて下さってるPTさんの弁。

やはり、今後、整えても、整えても、どんどん背骨などは、曲がってくるのだよ、とおっしゃっておられました。重力が働くからとのこと、、、。

ちょっと気になる方は、身体の観察をしてみてください。ついつい、ここ、肋骨と骨盤の関係は、忘れてしまいがちなように思います。

ううう、どないかせんといかんわ。

ご注意〜:このイラストの骨格くんは正確な骨格図ではありませんので〜。

(※)上前腸骨棘の位置って、、、、腰に手をあてたとき、カラダの前側に出てくる骨盤の出っ張り。肩の一番高いところに出来る出っ張り(肩峰)を真っ直ぐ腹部側に下ろして来た時に骨盤の腹部側に出会う骨の出っ張り。左右にあります。

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群青*介護ブログの関連記事です。
シリーズ:家族介護者にもわかる、ポジショニング
↓ばあこ102歳から始めたポジショニング↓

序章:ホネホネな身体をいかに安楽に横たえるか?
実践:寝姿は不安定?リラックスどころか緊張の理由は?
考察:寝姿に、隙間風が吹いている。ぴゅ〜っ。
その1:寝る時にあてるクッションて大事ね〜
その2:なんだか楽そう
その3:膝の屈曲拘縮の謎
その4:職員さんへの伝達の術・次のステップ
その5:ベッド上での食事介助
その6:体のねじれをなくすとスヤスヤ。おやつも食べ易い。
その7:寝ている姿勢も大事なのだ。
その8:寝返りの方向は、まんべんなく〜
その9:ご家族も、ポジショニングを学んで損はない。
その10:まだ、肋骨に骨盤はめり込んでないけど
その11:肋骨と骨盤の距離と片麻痺を考える。

順番にご覧頂くと、少しは理解が深まるかと、、、。

【群青亜鉛(ぐんじょうあえん):介護イラストレーター】
在宅で9年半、親戚同士で介護の後、103歳特養ホーム入所中祖母ばあこをトキドキ通い介護中12年目。
《介護ライブラリ》:「自宅で介護お助けヒント集」月いち連載中>こちら

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介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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