イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

じいさんばあさん高齢者の体〜一般的なイメージとその先の真実

1月 15 2011 | 人の身体と動作


ご高齢の方の体をどこまでイメージ出来ますか?

高齢化社会だ少子化だアンチエイジングだとメディアではヤンヤ、ヤンヤと囃し立てておりますが・・・ご高齢の方の体のイメージってどんなんでしょう。

身近にジジババがおられる方、お風呂屋さんや温泉に行くと湯気の間からぼんやりと、で大概は御存じだとは思います。背中が曲がって来て、腰曲がって、脊椎がつぶれちゃってるから、やけに足長になって、膝がまがって、皮とお肉と脂肪はぜんぶ垂れ下がって来て(すみません!)、、、と一般的にはそんな感じでしょうか。でも、それには先があるんです。

(イラスト上図参照)前記のはまだ体が動かせている時のもの。
(イラスト下図参照)ほんまに動かせなくなった体は、こないになってしまいます。なんだか、スターウオーズのようなイラストになっちゃいましたが。

昆虫があの世に旅立ってしまった抜け殻を思い浮かべて見て下さい。セミもバッタも蝶も、足が縮こまってしまうのだが、ヒトとて例外ではありませんです。あないになります。実際に目にすると、絶句し、ボーゼンとなります。うちのばあちゃんが現在これに近い。

そのきっかけはささいな事です。
 ・風邪で2.3日寝込んだ。
 ・転倒し骨折して入院した。
 ・ショートステイ・ロングステイ利用で寝かされっぱなしで体が固まって帰って来た。
 ・腰痛や膝痛で動くのが嫌で横になる事が多くなった。


そんな事から、体を動かすのがおっくうになり、あるいはリハビリ等を身内では取り組む事が出来ず、そのままになり、関節が固まってしまう様です。関節が固まると何が困るのか?本人が出来る事の範囲が狭まる事はもちろんですが、介護する側にとっても、驚く様な事態が起こります。
・服を着せ替える事が難しくなる。
・体の細部まで拭きにくくなる。
・ベッドからの移動がしにくくなる。
・食事どき、食べやすい姿勢を保つのが難しくなる。
・おむつも交換しにくくなる。 

股関節が固まってしまった場合は、脚が開かなくなるため、無理矢理開くと骨折することもあります。腕も同様です。”歯を磨かなかったら、こんな虫歯になるんやでぇ〜”と、小学生の時に見せられた映像の様に怖がらせたい訳ではありませんが、こうなる事はやっぱり知っておいた方がいい。でもほとんど、一般的には知られていない様に思います。

頭の片隅にでも入れておいていただけると、幸いです。最低でも、”こんなん誰も教えてくれんかった!!何なんよ、これ?”という、怒りと悲しみの混じった様な事態は避けられると思います。

ちょっと専門的ですが、グンジョウアエンがお世話になっている理学療法士さんのHPをご参照下さいませ。
老人介護についての個人的HP/PT大渕哲也氏によるHP
最低限確保しておきたい関節可動域



gunjoaen
【群青亜鉛:ぐんじょうあえん:介護イラストレーター
◆介護イラスト&エッセイを得意とするイラストレーター。家族介護の視点で、介護とコミュニケーションの現状と問題をユーモアをまじえて発信中。”いっちょかみ介護”実践中。
◆介護関連著書 2冊
介護のお助けマンガエッセイ
介護用具・日用品カスタマイズ本(共著)
◆ウェブ連載中
ウェブマガジン ”介護ライブラリ”にて「自宅で介護お助けヒント集」こちら


介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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