イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

身内もイライラな食事介助っ。

10月 02 2013 | 人の身体と動作

こんにちは。介護イラストレーターの群青亜鉛(ぐんじょうあえん)と申します。いらっしゃいませ。

食事介助の様子を撮影〜2012年

食事介助の様子を撮影〜2012年

毎回祖母の食事介助をするときは、車いすに座らせた姿勢を写真に撮る様にしている。膝掛けはもちろん外す。膝掛けをかけたままだと、どう座っているかがわからないからだ。

スタッフさんが座らせて下さってる姿勢も参考にしたいので、撮影することもある。逆にすごく上手く座らせて下さっている時は、スムーズに食事がはかどるので、撮影などすっかり忘れてしまう〜。

食事介助がうまくいかない時はイライラが降臨してくる。いやはや、スタッフさんもきっとそうだろうなあとしみじみ思うグンジョウである。

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先日の特養で、母と一緒になった時の事。(事前に打ち合わせをして行くわけではないので、かち合う事がある)

食堂を見ると、祖母がいない。部屋にいる様なので行ってみると、昼食 介助中の母は、イライラ顔で、イラチな母である。

「おばあちゃん吐き出してしまうのよ、お茶。」

飲ませようとしても、ぐぼと吐き出す、ばあこである。ぐぼ。
とろみをつけたお茶がエプロンの胸元にこぼれる、どれぇーん。いらいら母である。

「吐き出す力があるんやったら、飲み込みなさいっ。」

否、否。飲み込まれへんから吐き出すのだ、無理やん、ははうえさま。

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あれやこれやで二人掛かりで座り姿勢を直したり等出来うる限りの対処をし、結局昼の食事介助に1時間15分ぐらいかかった。その間、母様のいらちの矛先はグンジョウに向く。

「この座面の傾きが気に喰わん。これでうまく座れない様な気がする。まっすぐにして。」

なぬ?!

「この背中の麻痺側の肩甲骨から肋骨にかけて貼付けたクッションがあって邪魔しているから、ちゃんと座らせられない気がするの。」

なぬぬぬ。言うテルことはわからんでもない。しかしうーむ。それを外すのはリスクが高いのじゃ。(* *)

以前、車いすの背もたれにあてがうクッションは、臨機応変にどの様にでもあてられるように面ファスナー(マジックテープの大きいやつね)でベリベリと、クッションの位置を調整出来る様にしていた。 だがそうすると大元の基本の位置がどこかがわからなくなって、どんどんおかしくなっていく、という結果になった。

背中にあてるクッションの角度がきついなあとは思っている。7月から始めた寝る姿勢のポジショニングで、身体のリラックス度が高くなったせいか、三角クッション(1/3、とんがり部分を切っている)では、麻痺側の胸が押されている気がするのだ。 だが、せっかくの三角クッションを削るのはもったいなく。自宅より替わりを持参するにしても手がかかるため、今、即出来ない〜。ムズかしかぁ〜。

ははうえよ。クッションの他のチェックとしては、ハハよ、一さじの量が多いのだ。祖母の体調の良い時と、悪い時の1度に飲み込める量はちがうのであるぞ、ははうえ。

等々、最終的にやったことの羅列を以下。

リフトを使っての座り直し3回。ティルティングの角度替え。何度替えたかわからぬほど。ついには座面のクッションの傾き替え。(一旦外し、真っ平ら、床面と平行の座面とし、クッション2段重ねのみで対応してみる。)外すとテーブルの取り付けがどうにか出来るので、装着する。

テーブルを着けると安定するように思うのよ、とハハ。

時として、上手く座らせられない時は、ことごとく、車いすの調整とワタシのせいにする母である。ふん、好きなこと言いよって。アタシだって、やっとるえ〜苦苦苦。としんどくなるのである

中には自分でせんかい!と思う要望もあるので、自分でやり、と、グンジョウは憤慨真顔で伝える。スタッフさんが横にいてはってもええい、もうしゃあない、親子ゲンカ中ですみません〜。

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近頃 夜は、飲み込みが悪い時が多い様子。食べないと、坐骨結節部に出来た傷の治りにも影響する。治りが悪いのは夜の食事量が少ないせいもあるだろう。

身内は、飲み込みが悪いからと言って、引き下がるわけにはいかず、食べさせんと気がすまんのである。どうもポタージュやスープ類はお嫌いな祖母の様子。最近、主任さんや、ははに聞いて初めてわかる。そんなことは一切感じずに食べさせていたグンジョウである。あら、にぶちんね。

最後の画像は、祖母の今の車いすシーティングの様子です。これを見ていただくと、本文中の会話が少しはわかっていただけるかもしれません。
ご参考まで♪今日はそんなこんなのつれづれ。ブログが書けるのは幸せね♪しみじみ。

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右片麻痺祖母の車いす調整の解説

右片麻痺祖母の車いす調整の解説

gunjoaen



【群青亜鉛:ぐんじょうあえん:介護イラストレーター

◆プロフィール◆
介護イラスト&エッセイを得意とするイラストレーター。家族の視点で、介護の現状と次の一歩をユーモアを交え、えっちらおっちら発信18年目。ばあちゃんへの”いっちょかみ介護”実践す。おもろくも辛口も含む問いかけは、介護中のご家族のみならず、介護や医療関係のプロからも支持されている。

◆介護関連著書◆
介護のお助けマンガエッセイ
介護用具・日用品カスタマイズ本(共著)
◆ウェブ連載中◆
こちらウェブマガジン ”介護ライブラリ”にて「自宅で介護お助けヒント集」
“介護ライブラリ” 〜介護の悩みを減らしたい〜


介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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