イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

医療マンガと延命治療

1月 17 2011 | ばあちゃん日記



マンガやテレビドラマ、小説などは、その世界を知る早道、きっかけになると思うのだが、さてついみてしまうのが医療もの。やはり命がかかっている話は、結果が気になるのでやめられず、最後まで体感してしまうのだ〜。

冒頭イラストは・・・入院してすぐの祖母。あと3か月で100歳である。手には、指無しの手袋をはめられています。ひれみたい、点滴と酸素吸入の管ひっこぬくから。真っ白コットン100%。しっかりしていて、柔道着みたいな生地です。施設ではベッドの手すりと手首を縛る拘束もありましたが、これは仕方ないと思いました。(祖母、約8年前の入院でも、口腔栄養の鼻腔チューブを抜くから、手首はベッドの手すりに拘束されましたが、”病院は、結構直ぐ拘束したり、グローブはめられるのよね〜”とは、群青祖母と同じ特養に入所されてる家族の方のお話。(建前と本音はどこでもありますが、皆さんが体験や見聞きしたお話はどんなものですか?)

さて。その祖母、ばあこはゴエンセイ肺炎での緊急入院でしたが、無事退院出来、年末には特養に無事戻れ、おかげさまで元気にすごせております。

もう2週間過ぎましたが、年末年始は恒例の家族旅行でありました。行き先は、紀伊勝浦。JRのオーシャンアロー号で、新大阪駅より乗り換えなしの一本で到着なのだが、約3時間40分の車内でのひととき、読んでみようかとマンガを売店で購入。小学館の「ビッグコミック」(一年半ぶりね)ぱらりと読み始めるが、中身は念入りな調査に基づいた原作のある作品が多く、一冊読むのにかなりな時間がかかってしまった。

ビッグコミックにもそれはありました。王道もの、医療マンガ。「神様のカルテ」なるもの。同名の小説をマンガ化したもので、原作は夏川草介さん。マンガは石川サブロウさん。
※ 医療漫画(いりょうまんが)は、日本における漫画作品のジャンルの一つ。医師や看護師をはじめとした医療従事者を主人公としていたり、病院や診療所などの医療現場を舞台とするなど、主に医療をテーマにした漫画作品を指す。(フリー百科事典 ウィキペディアより)

ビッグコミックHP内の作品紹介はこちら

big-3.jp/bigcomic/rensai/karte/index.html

中身は延命治療に関してでした。ちょうど祖母が、誤嚥性肺炎になり、どうなるかわからなかった時期とも重なったので、祖母の主治医が話してくれた事も思い出しながら、じいっと読みいってしまいました。
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以下今回のあらすじです。

24時間365日対応で、地域医療の中核を担う松本市の本庄病院。主人公は内科医の栗原氏、殺人的なスケジュールをこなす。今回登場するのは、余命いくばくもない入院患者、安曇さん(73歳)。ご主人を無くされてから30年が経つ。治療法がないと、どの病院も治療も入院も断られたのだが、舞台の本庄病院は受け入れてくれ、その主治医は内科医の栗原氏。誕生日を迎えた安曇さんをあたたかく屋上へ連れ出し、見事な眺めをプレゼントする。その2日後、栗原先生の当直日に、安曇さんの容態が急変する。(群青はこの号しか読んでいないので、多少あらすじが異なっているかもしれません)
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以下、その後、マンガのテキストをそのまま抜粋させて頂きます。

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2日後、安曇さんの容態が急変した。
それは夜の9時過ぎ。
彼女の病室のモニターアラームが鳴り響いた。

私が病室に飛び込んで
最初に見たものは、
大量の下血で
シーツを真っ赤に染めた
安曇さんと、
パニックになった
夜勤の新人看護師の姿だった。

     

頭の中に、無数の選択選択肢が駆け巡った。
降圧剤をつかえば
一時間位は血圧が上がるかもしれぬ。
呼吸は
人工呼吸器をつなげば
しばらくは大丈夫だ。

現代の驚異的な
技術を用いて
全ての医療を行えば、
止りかけた心臓も
一時的には動くであろう。
呼吸が止っていても
酸素を投与できるであろう。

しかしそれでどうするのか?
心臓マッサージで肋骨は
全部折れ、人工呼吸器で
無理やり酸素を送り込み、
数々のチューブにつなぎ
回復する見込みのない人に
大量の薬剤を投与するー
その結果、心臓が動いている
期間が数日のびることはあるかもしれない。

だが、はたして
それが本当に「生きる」ということなのか?

はたして安曇さんは、
それを望むのだろうか。

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ー血圧がどんどん下がる中、
栗原主治医は、延命治療は行わず、
見守る事を選び、患者安曇さんは亡くなる。

上記、ビッグコミックオリジナル2011年1/10日号
「神様のカルテ」原作:夏川草介さん。
マンガ:石川サブロウさん。
より抜粋。
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ちょうど祖母が、どうなるかわからなかった時期とも重なった為、祖母の主治医が話した事も思い出しながらじっくりと読んだ。改めて今回思った事は・・・そうか、心臓マッサージ(胸部圧迫)肋骨って、折れる事があるのね。そりゃそうよねえ。肋骨押すんやもん。(あたりまえなんだけど、実感がない)点滴は、いやがって引き抜く可能性があるから、手の拘束もありうるんやなあ。酸素呼吸も同様。(今回祖母は両手首を、ベッド柵に拘束された。だが、それは仕方ないと思えた。)
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胃ろうに関しては、必要の無いヒトにまで、安易に薦め、ムゲに死期延ばす事になってしまうので、今、見直されているらしいのだが、祖母の主治医も、「胃ろうは酷だ。親不孝ちゃうか。それで延命させる事に意味があるのか。」と、サバサバとしたモノ言いで、提案の選択肢にはなかった。

“「胃ろう」という選択枝もありますが、どうなさいますか?”は、お医者さんから投げかけられる、最終(?)の延命治療法。選ぶか、選ばないかで、その後様々な事が変わってきます。
もっと調べてみたいと思っております。


【群青亜鉛 : ぐんじょうあえん : イラストレーター】


介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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