ポータブルトイレの手すりに身体がめり込む
明日がどうなるかわからない。だから102歳の祖母に対しては、後悔しないように出来るだけのことはしたい、といった思いであるなあ。
ー介護度が重くなるとはいっても、要介護度が5なら5の。4なら4のいい状態というのがあるんですよ。ー
とはPT大渕哲也氏が、 先日受講させていただいたセミナーの中でおっしゃっていたことである。その通り!であります。それにはうなづく。
ポジショニングを試すと、呼吸が安楽になって、両目がしっかりと開くようになった片麻痺の102歳の祖母で、身体中のこわばりも楽になったと2ヶ月試してみて思う次第です。「重いのは重いなりに、いくらでもやりようがあるんだなあ〜と」いうのが実感です。それが、なんだか果てしない〜。ので、気づかれしてしまう、というのが正直な思いであります。
さて、本日イラストは、ポータブルトイレの手すりに、右麻痺の祖母の腕が寄りかかりすぎている図。
一週間前ぐらいに、ようやく、この体重のかかる部分にクッションを巻いた。ずっと、せないかんせないかんと思っていながらじぇんじぇんせずに今まではおれたのですが、そろそろ対処しないと骨が折れそうで。
一番下には、梱包用のプチプチを巻いて、その上に、 キルティング生地の、腰保護用の布製ベルトを巻いた。便座の蓋がちゃんと開くように、巻いたクッションが太くなりすぎないように、配慮しながらであります。
気がついた時にやっておくのが一番ですな〜。早いうちに手を打つに越した事はなかろ、と思う次第です。介護中の方どないですか、ポータブルトイレにご本人さんを座ってもらうとき、いい感じにできてますか?介助者も無理されてませんか?日々介助し難いなあ等がある様でしたら、メモに書き出して,こう出来たらいいのになあ、も書き出してみると整理が出来ていいと思うのですが、いかがでしょう。
【群青亜鉛:イラストレーター 】
《追記2013年9月》
プロフィール ぐんじょうあえん:在宅で9年半、親戚同士で介護の後、102歳特養ホーム入所中 祖母ばあこをトキドキ通い介護中11年目。カイゴのつれづれを、家族介護者の視点から、えっちらおっちらウェブにて発信16年目。
2013年9月神戸で個展♪ご案内>こちら
ウェブマガジン ”介護ライブラリ”にて:「自宅で介護お助けヒント集」月いち連載中>こちら