イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

寝返りの方向は、まんべんなく〜

8月 25 2013 | 人の身体と動作

ポジショニングのクッション&ばあこの寝姿

ポジショニングのクッション&ばあこの寝姿

gunjoaen
こんにちは。介護イラストレーターの群青亜鉛(ぐんじょうあえん)です。冒頭イラストは、特養入所中の、102歳祖母の様子。 現在進行形のポジショニングがどんなものか一目でわかるようにしました。以前掲載時とは別の組み合わせで。ちょっと解りにくいかもしれませんがお許しを。

シリーズ:家族介護者にもわかるポジショニング
ばあこ102歳から始めたポジショニング その8

特定の寝る姿勢だけが多くならないようにする?

理学療法士 田中義行氏のポジショニングに関する講習会を受講してきました。その気づきを記した続編です。(前回

「拘縮予防・改善を実現する正しいポジショニングの評価のコツ」
講師:田中義行氏 理学療法士
主催:日総研グループ/日総研出版

前回アップしました気づきは、自分が一人でも直ぐに実行出来る内容。今回は、職員さんへの確認が必要な内容です。

職員さんへの確認が必要な項目

7.離床を即し、特定の臥床姿勢だけが多くならないようにする。
→離床を即し、は オッケー。

→特定の臥床姿勢だけが多くならない様にする、、、は、えっ?どうだったっけ?

わかりやすく言えば、寝返りの方向はまんべんなく、言うこっちゃね? と休憩時間に写真を確認。祖母の枕元にある、職員さんの間での情報共有のためのボードは記録のため写真に撮っていましたので。

聞いてみよう。体位交換のスケジュール

フムフム。特養入所し11年目の祖母の夜間体位交換はこんな感じの様です。

就寝時
臥床時→右側臥位
22:00→仰臥位 
0:00→左側臥位
2:00→仰臥位(ポジショニング)
4:00→右側臥位
6:00→仰臥位 

あらま、おやま。右が多いですね。上向きも多いですね。でも祖母は左を嫌がる感じなので、単純には判断出来ません〜。

田中義行氏のお話によりますと、体位交換が偏ると片麻痺の方の場合、身体の傾きが強くなってしまう傾向があるとのこと。(自分の曖昧な記憶です。多少異なる表現だったかと思います。)主任さんに確認してみなくっちゃ。

完全側臥位も試してみる価値はある、とおっしゃっておられました。完全な横向き姿勢の寝返りです。

祖母にもお願いしてみたいわ!と単純に思いましたが、それを行う経過等を聞くと(看護師さんと職員さんとの連携や、まめなやり取り等をしながら、経過を確認しながら、、、)単純には直ぐ出来ないものなのだなと感じました。連携が大事なのですね。(→2014年1月に試してみましたが又、後日)

受講した当日の夜に、祖母入所する特養へ行き、就寝介助を母と行いましたが、その時間帯は仰向きです。今まで通りの方法と変らず。祖母に対しては、まだまだ何かアプローチ出来そうです。

独りよがりにならない為に-結果を焦らぬ様

講義の中で田中義行氏は、「拘縮が改善するには、かかったなりの時間がかかる」とおっしゃっていました。祖母の手の拘縮はもう20年だ。脚は、うーむ、5年位かな?

昼、夜それぞれ2時間程度、正しく(?)ポジショニングしてもらっているおかげで、祖母は他の時もリラックスが継続しているように思える。 パーフェクトなポジショニングでなくてもそこそこポジショニングの時間も作る方がいいように思うのだがどうなのだろう?

「クッションをたくさんあててのポジショニングはどない?寝るの楽になった?」と祖母に聞くと、
「ん。」としっかり頷いておったので、調子がいいのであろうと思われる〜。次回に続きます。

(在宅でお一人で介護されている方の体位交換は、あまりにもきっちりきっちりしすぎると、介助者が体を壊してしまう事にも繋がりかねません。出来る範囲でほどほどに、でお願いしたいですが、、、。)

セミナーの内容をというよりも、私の気づきをピックアップ致しました。

ばあこ 102歳から始めた介護のポジショニング その8でした。

追記: 側臥位 嫌がっていましたが、褥瘡が出来てしまうとそうも言ってられず。この5ヶ月後(2014年1月)から、嫌がっていても、満遍なく、両側臥位を入れるようになりました。(仙骨右上部に褥瘡なりかけの腫れが。)家族や職員さんの介護技術の差で、嫌がる度合いは大きく変わります〜大汗です。以上追記でした。

事前に目を通してから臨んだ田中義行氏の著書「写真で学ぶ 拘縮予防・改善のための介護」出版社: 中央法規出版 (アマゾンはコチラ


群青*介護ブログの関連記事です。
シリーズ:家族介護者にもわかる、ポジショニング
↓ばあこ102歳から始めたポジショニング↓

序章:ホネホネな身体をいかに安楽に横たえるか?
実践:寝姿は不安定?リラックスどころか緊張の理由は?
考察:寝姿に、隙間風が吹いている。ぴゅ〜っ。
その1:寝る時にあてるクッションて大事ね〜
その2:なんだか楽そう
その3:膝の屈曲拘縮の謎
その4:職員さんへの伝達の術・次のステップ
その5:ベッド上での食事介助
その6:体のねじれをなくすとスヤスヤ。おやつも食べ易い。
その7:寝ている姿勢も大事なのだ。
その8:寝返りの方向は、まんべんなく〜
その9:ご家族も、ポジショニングを学んで損はない。
その10:まだ、肋骨に骨盤はめり込んでないけど
その11:肋骨と骨盤の距離と片麻痺を考える。

順番にご覧頂くと、少しは理解が深まるかと、、、。



gunjoaen



【群青亜鉛:ぐんじょうあえん:介護イラストレーター

◆プロフィール◆
介護イラスト&エッセイを得意とする。享年104歳ばあちゃんへの”いっちょかみ介護”を親戚を交えて22年行う。おもろくも辛口も含む切り口は、家族介護者だけでなく介護職や医療関係者からも秘かに支持されている、オホホ。骨格大好き。

◆介護関連著書◆
介護のお助けマンガエッセイ
介護用具・日用品カスタマイズ本(共著)
◆ウェブ不定期連載中◆
こちらウェブマガジン ”介護ライブラリ”にて「自宅で介護お助けヒント集」
“介護ライブラリ” 〜介護の悩みを減らしたい〜


介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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