イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

寝ている姿勢も大事なのだ。ポジショニング♪

8月 25 2013 | 人の身体と動作

gunjoaen
こんにちは。イラストレーターの群青亜鉛(ぐんじょうあえん)と申します。高齢の祖母に”イッチョカミ介護”歴20年です。



シリーズ:家族介護者にもわかるポジショニング 祖母ばあこ、102歳から始めたポジショニング その7

有料のポジショニング講習会に参加しました


理学療法士 田中義行氏のポジショニングの講習会を受講してきました。

以前当方ブログにコメントを書き込んで下さったユードラさんが、大阪でも開催されますよ!とお知らせ下さり、思い立ったが吉日と申し込んだ次第です。感謝です。専門分野のセミナーは高価です。しっかり学んで帰りましょう〜。 

ポジショニング講習会での実技の様子

ポジショニング講習会での実技の様子


現在、ポジショニングを始めて1ヶ月経過の102歳の祖母”ばあこ”。 死んでしまってから『あのとき、受講しておけばもっといい状態に保てたかもしれないのに!」と後悔しても遅過ぎるので 動ける時には動こう!と受講を決心。本日はどちらかというと私の気付きを挙げました。長いです。2000文字。

受講セミナータイトル
「拘縮予防・改善を実現する正しいポジショニングの評価のコツ」
講師:田中義行氏 理学療法士

主催:日総研グループ/日総研出版

もし専門用語ばかり出て来たらどうしよう〜(*。*)と実は 少々ヒヤヒヤしておりました。事前に、”この本はすごくいいよ!”と理学療法士 大渕哲也氏が薦めて下さった田中氏の御著書「写真で学ぶ 拘縮予防・改善のための介護」出版社: 中央法規出版 (アマゾンはコチラ
を購入し、予習してから望みました。最初にご自身のプロフィール等を沢山お話下さったので、親しみが湧き、気持ちほぐれ、ヒヤヒヤな気持ちは穏やかに収まりました。

介護職の方ではなく家族介護者が聞いても十分伝わる内容だったと思いますが、事前の本の読み込み等は必要だと感じました。わからないなと思った単語は「せんそく」のみ。他は、どうにか理解が出来そうに思える聴講&実技で、ほっとした次第。

介護のポジショニングとはなんぞや?


自ら寝返りがうてない方や、動けない方の寝る姿勢を整える事を主に指す様です。いい寝る姿勢といえば良いのでしょうか。安楽で呼吸も楽になって、体も緩む寝姿をととのえること、、、自ら動ける方にはその大切さはなかなか実感出来ないものです。 

例えば102歳の祖母を例に上げます。年齢を重ねるごとに背骨は円背(丸背)に。骨盤は歪みますし、股関節が内転、膝関節が屈曲拘縮等と、体の変形が表れて来ます。身体全体がぐねぐねうねうねでねじれたり傾いたり歪んだりといった風です。車椅子姿勢もただ座らせただけでは苦しそうで、クッションなどをあてがって姿勢を整えないと食事も安楽には取れません。(※車イスに対する処置はシーティングと呼ばれます)。寝る姿勢はどうしたらいいの?と、基本がわからなかったわけです。 今回は有料の講習を受け、なんとなくその姿勢を整える入り口が把握出来た様に思えます。

講座を受講して、改めて祖母の就寝中の姿勢や体位交換に関して意識が向きました。今までは昼間の車いす姿勢にばっかり意識が向いていたんですよね。車イスへのシーティングも大事ですが、横になっている時にいかにリラックスして、緊張を解いてもらうかも、とても大事な様です。

現在 祖母のポジショニングは、昼食後〜おやつ介助まで。夜2時にお願いしたポジショニングで。でも体位交換がどんな順番になっているのかや、その姿勢を真剣に見た事や考えたことがありませんでした。

即、祖母に対し実行出来ると思った内容


理学療法士 田中義行氏のお話の中で、家族介護者の私が、特養で祖母に対してクッションをあてがうとき、スグ応用出来るなと思った事は、以下。

1. 膝関節の可動域(動く範囲)等、その日の体の動く具合を見てから、クッションをセッティングすること。
→今まであてがうだけで必死、余裕なく。あまり祖母の調子をみず、調整してもらったクッションをただ入れ込む感じでした。

2.実習でやったことの応用。
 祖母のその日の具合を確認する一つの方法として、
▪両肩、肩甲骨下に手を入れる。
▪骨盤下に両方とも手を入れ、傾きや空き具合を確認。
 
3.肩甲骨を外転して肘を動かし下から支える事。肘を動かす時はちゃんと肩甲骨も支えながら行う事。
→なんだか力技でやっている自分でしたので、、、もちょっと丁寧に〜優しく。

4.ポジショニングのクッションで体を支えるとき、マットレスの方を押す感じでセットする。
→無理矢理クッションを押し込む感じになってました。

5.右骨盤が上がり、左骨盤が下がる。これ(左右の上前腸骨棘と両肩の鎖骨と肩甲骨のつなぎ目を結んだ線を長方形に)をねじれのない長方形に整えられない。
→膝抱えて、膝ごと動かしてみるとそれにつられて骨盤も動く。(質問に対して後から戴いた答えです)

6.頸部は軽度屈曲位に
→枕の厚みがありすぎて、祖母の首のところの頷き加減がきつく苦しそうに見える場合が今迄あったのだが、少しの屈曲は呼吸の為にもいいのだと自分でも納得。介護中心者の母に伝える事が出来るようになると思えた。

7.離床を即し、特定の臥床姿勢だけが多くならないようにする。
→離床を即し、は オッケー。
→特定の臥床姿勢だけが多くならない様にする、、、はて?どうだったっけ??

即実行出来ると思った内容の後半は次回に続きます。

セミナーの内容をというよりも、本日は私の気づきをピックアップ。長文お読み頂きありがとうございます。
ばあこ 102歳から始めた介護のポジショニング その7でした。



☆以下、「群青*介護Blog」内セレクト記事☆

シリーズ:家族介護者にもわかる、ポジショニング ↓ばあこ102歳から始めたポジショニング↓

タグの寝る姿勢/ポジショニングの項目も、専門家とは違う視点から書いています。
祖母、ばあこに対して行った特別養護老人ホームでの実践の記録です。ご家族も、介護職・セラピストの方も、何か持ち帰り、実践に活かして頂ける内容だと思います。
序章:ホネホネな身体をいかに安楽に横たえるか?
実践:寝姿は不安定?リラックスどころか緊張の理由は?
考察:寝姿に、隙間風が吹いている。ぴゅ〜っ。
その1:寝る時にあてるクッションて大事ね〜
その2:なんだか楽そう
その3:膝の屈曲拘縮の謎
その4:職員さんへの伝達の術・次のステップ
その5:ベッド上での食事介助
その6:体のねじれをなくすとスヤスヤ。おやつも食べ易い。
その7:寝ている姿勢も大事なのだ。
その8:寝返りの方向は、まんべんなく〜
その9:ご家族も、ポジショニングを学んで損はない。
その10:まだ、肋骨に骨盤はめり込んでないけど
その11:肋骨と骨盤の距離と片麻痺を考える。
☆以上、「群青*介護Blog」内セレクト記事☆
順番にご覧頂くと、少しは理解が深まるかと、、、。
———————————————-
【ポジショニング】とは、、、日本褥瘡学会用語集から、以下のように定義されています。
positioning
 運動機能障害を有する者に,クッションなどを活用して身体各部の相対的な位置関係を設定し,目的に適した姿勢(体位)を安全で快適に保持することをいう。



gunjoaen



【群青亜鉛:ぐんじょうあえん:イラストレーター

◆プロフィール◆
介護イラスト&エッセイを得意とする。享年104歳ばあちゃんへの”いっちょかみ介護”を親戚を交えて22年行う。おもろくも辛口も含む切り口は、家族介護者だけでなく介護職や医療職からも秘かに支持されている、オホホ。骨格大好き。

◆介護関連著書◆
介護のお助けマンガエッセイ
介護用具・日用品カスタマイズ本(共著)
◆ウェブ不定期連載中◆
こちらウェブマガジン ”介護ライブラリ”にて「自宅で介護お助けヒント集」
“介護ライブラリ” 〜介護の悩みを減らしたい〜


介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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