イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

なんだか楽そう〜寝姿のポジショニング その2

8月 14 2013 | 人の身体と動作

目がぱっちりポジショニング後のばあこ

目がぱっちりポジショニング後のばあこ

シリーズ:家族介護者にもわかる、ポジショニング
ばあこ102歳から始めたポジショニング その2
です。


7月に、越後の理学療法士 大渕哲也氏が、神戸でセミナーをされたので、祖母の様子見を兼ね入所特養に来てもらい、車いすのシーティングをして戴きました(4、5回目?)。同時に今回行ってもらったポジショニングの効果に目を見張っています。


理学療法士 大渕哲也氏は、「座位が変われば暮らしが変わる」(中央法規出版)を出版されていますが、座位姿勢や車椅子調整、ポジショニング等のセミナーで全国でひっぱりだこの理学療法士さんであります。(アマゾンではこちら

ひょんなことから11年前に書籍「介護器具手作り・改造レシピ集―なんでこんなに使いにくいん? 」(IMS出版)を共著で出版。それ以来、身体と介護福祉用具との関係や、骨格をはじめ身体の不思議に魅了されっぱなしのワタクシであります。(アマゾンではこちら) 


 

介護で大切な事を、車いすのシーティング等マニアックなところも含め部分的ではなく、総合的に、介護職の方々だけでなく一般の方にもにわかり易く説くことの出来る翻訳力と伝える力には脱帽。敬意を表します。

細く長くかれこれ15年位のお付き合い。そんなPT大渕氏のご活躍ぶりを羨望の眼差しで捉えながら、私は祖母での介護を通して知った事を、介護中の家族の方や一般の方々にお伝えしたいと、ちまちまブログを書いています。

セミナーを受講された方は既にご存知だとは思いますが、お国言葉(新潟)の混じった優しく柔らかい印象のお声は、醸し出すオトコマエさと、ナイスミドル(Oh!昭和的?!)な風貌も合わさり、つい聞き惚れてしまうのですよね。あらら。


 

ポジショニング後のすぐわかる変化


さて、本題に戻ります。ばあこ102歳のわかりやすい変化は、イラストをご覧ください。

いつも右片麻痺で、右目はつぶったような状態だった祖母ですが,ポジショニング後は両目パッチリあくのです。「あらまっ!両面が開いてるやん!ばあこ!」あんまり額に皺もなかったのですが、目を見開くので、額に皺がはいります。

拘縮している右の手の平も、自然にゆるんでいる様子。

そして、左膝が内転拘縮していて、常に膝の間にクッションが必要なぐらい、固く閉じていた膝でしたが、ほとんどクッショんの必要がなくなったのです。でも、ホネホネ同士の膝同士合わさると傷むので、軽く挟んだりはしますがね。

加えて、車椅子へのシーティングもさらに改善していただきました。体の状態は一定ではないので、常に大きく修正を加えて下さっています。

今回は、このベッド上のポジショニングと車椅子シーティングの併用で、身体がとにかく安楽で、緩んでいる様に思えます。すごいすごい〜と言い続けてしまう位、オドロキでありましたんです。はい。次に続きます。

ばあこ 102歳から始めた介護のポジショニング その2でした。

追記’2015年3月
とは言え、ベースは作っていただいていますが、あくまでもキッカケです。その後は家族と施設職員さんとの共同の作り上げる作業となります。身体はどんどん変わりますが、高齢ですから良くなることはなく、なだらかに、状態は悪くなっていくわけです。臨機応変な対処なども必要になってきます。何が大事かと言いますとやはり、職員さんの力量にかかっている様に感じます。パートさん正職員さん等の職位はまったく関係なく、純粋に現場力、チーム力、そして個人の介護力ではないでしょうか。そこで大事だと感じるのが、やはり伝達力!伝わらん〜と思っても、伝わるように試行錯誤する他ありませんのですよね。揉まれて磨かれまする〜っ。以上追記2015年3月


当ブログ関連記事です。
シリーズ:家族介護者もわかる、ポジショニング
ばあこ102歳から始めたポジショニング

序章:ホネホネな身体をいかに安楽に横たえるか?
実践:寝姿は不安定?リラックスどころか緊張の理由は?
考察:寝姿に、隙間風が吹いている。ぴゅ〜っ。
その1:寝る時にあてるクッションて大事ね〜
その2:なんだか楽そう
その3:膝の屈曲拘縮の謎
その4:職員さんへの伝達の術・次のステップ
その5:ベッド上での食事介助
その6:体のねじれをなくすとスヤスヤ。おやつも食べ易い。
その7:寝ている姿勢も大事なのだ。
その8:寝返りの方向は、まんべんなく〜
その9:ご家族も、ポジショニングを学んで損はない。
その10:まだ、肋骨に骨盤はめり込んでないけど
その11:肋骨と骨盤の距離と片麻痺を考える。
順番にご覧頂くと、少しは理解が深まるかと、、、。


↓こちらは介護ライブラリでの連載「ぐんじょうあえんの自宅で介護お助けヒント集」
ポジショニング関連
vol.15寝る姿勢を整える編(ポジショニングの入り口〜安楽に保てた時の驚き )その1
vol.18寝る姿勢を整える編(ポジショニングの入り口 )その2
vol.19寝る姿勢を整える編(ポジショニングの入り口)その3

gunjoaen【群青亜鉛 : ぐんじょうあえん : 介護イラストレーター】
在宅で9年半、親戚同士で介護の後、103歳特養ホーム入所中祖母ばあこをトキドキ通い介護中12年目。
2013年9月神戸で個展♪ご案内こちら
Webマガジン介護ライブラリにて:介護トピックスコーナー「自宅で介護お助けヒント集」連載中こちら

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介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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