イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

介護リフトを使えば、腰痛はなくなるのかしら?

7月 17 2013 | 介護福祉用具

一連

こんにちは。介護イラストレーターの群青亜鉛(ぐんじょうあえん)と申します。いらっしゃいませ。

祖母102歳、一ヶ月前に1週間入院したが、その前の1週間入所する特養での出来事から。

祖母の体温38度をキープ。
母毎日、昼の介助へ。群青、間をサポート。

介助の流れが変わると滞ってしまう

いつも家族が行く時の昼食介助
祖母が車椅子に座らせてもらっている状態から、食事介助→歯磨き→ポータブルトイレ→ベッドという流れなのだが、今日はベッドで点滴を打っていたので、寝た状態からの介助である。

本日は、ベッド→ポータブルトイレ→ベッド→車椅子→食事→ポータブルトイレ→ベッド、という介助の一連である。

間のつなぎはすべて、介護リフトにて移動をしてもらう。

が、、、慣れない動作である。
ベッドから、吊り具(スリングシートという)を装着し、トイレに座ってもらって、また戻ってズボンをちゃんと履かせて、、、、といういつもとちょっと違う介助が加わっただけで、もんのすごくくたびれてしまった。

ばあちゃんごめん、ちょっとしんどいわ〜。フーフー言いながら休み休みの介助である。

あまりのしんどさに、自宅で祖母を介護していた頃の自分をふと思い出した。うわ、在宅でのとき、結構しんどかったのね~。

排泄は、大もしっかり小もしっかり出ているのでばあこは一安心であるのだが〜。
昼の一連の介助を終えて、帰宅したのが4時ごろ。なんだか、ふらふらでばったり畳に突っ伏して、大の字に、ぐうの音も出ません、というぐらい、眠りこけてしまった。ばあこにエネルギー吸われたか?

その後、祖母は入院することとなる。お見舞いに来て下さった祖母の入所する特別養護老人ホームの主任さんと少しゆっくり話す機会があった。

スタッフさんも大変ですよね、、、私はベッドから吊り具をつけて何度か行き来させただけで、身体中が痛くていたくて、、、とこのことを伝えると、それはひとえに装着時のベッドの高さをあげなかった事が原因のようだった。

しっかりベッドの高さを上げてから、吊り具を装着

ばあこ入所する特養では、腰を痛めたスタッフの意見を尊重するという。介護リフトを使うのでも、しっかりベッドの高さを上げてから吊り具を装着しないと、中腰でやってしまうと必ず腰を痛めるのだと。

祖母入所する特養では、介護リフト使用はばあこだけではない。皆を介助するときに、スタッフが常に中腰だと、必ず腰は痛めてしまう。若い時は力任せで大丈夫だと思うだろうが、それでは長~く仕事を続ける事が不可能。

ベッドを上げるという一動作は今は手間かもしれないが、それが体を守ることにつながるのだそうだ。

大事なのがスライディングシート

そして、必ず使うのが、スライディングシートなのだそう。ベッド上で、移乗介助をするときに、マットレスと人との間に敷くすべり布であります。

必ず入所者の方を、ベッドの手前の方に来ていただいて、吊り具を装着するのだとか。介助者より遠く離れていると、介助者が知らず知らずのうちに、腰をかがめて介助をしてしまうからだそうだ。

背の高い男性スタッフの場合は、どうしても少しかがむようになってしまうそうなのだが、他のスタッフに関しては、おおむね中腰姿勢にならないからいいのだそうだ。

正しく使わないと、介護リフトを使ったって腰痛はなくならない。
吊り具の装着時は、出来るだけ中腰姿勢を取らない様に、考えながらする。

基本的な事を押さえておかなければ、介護リフトを使っても、腰痛は起きると思うのである〜。

※ホームページに掲載しているイラスト・文書等の知的所有権はすべて群青亜鉛に帰属します。無断転載及び複製を禁じます。



gunjoaen

【群青亜鉛:ぐんじょうあえん:介護イラストレーター
◆介護イラスト&エッセイを得意とするイラストレーター。家族介護の視点で、介護とコミュニケーションの現状と問題をユーモアをまじえて発信中。祖母への”いっちょかみ介護”実践し22年。
◆介護関連著書 2冊
介護のお助けマンガエッセイ
介護用具・日用品カスタマイズ本(共著)
◆ウェブ連載中
ウェブマガジン ”介護ライブラリ”にて「自宅で介護お助けヒント集」こちら


介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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