イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

ムズカシイ! 車椅子選び

11月 29 2010 | ばあちゃん日記


要介護度5、数えで100歳の祖母(脳梗塞による右麻痺、立位取れず)が、標準型の車椅子より、背もたれが頭の上まである車椅子に替えたのが約一年半前。風邪等で以前に比べ、寝た状態の事が多くなり、少々体が弱くなったなと感じていた頃だ。

入所している養護老人ホームが車椅子のシーティングにも結構力を入れはじめたので、色々調節をしたら、どうにでも体にあったようになるに違いない、”ばあこ”はもっと過ごしやすくなるだろうし毎日バラ色か〜?と思っていた。だが、そんなに上手くはいかない。結果として、車椅子は替えんでもよかった・・・というのが、正直な気持ちだろうか。もう体は新しい車椅子に馴染んでしまい、昔の標準型には座る事が出来なくなってしまったのだが。

素晴らしく多機能な車椅子で、本人の体にあわせ車椅子の調整(シーティング)をしてもらっても、スタッフさんが体の状態等を理解し、きちんと座らせてくれないと高性能な車椅子の効果もシーティングの効果も0である。ずるりと、クッションから体が滑り落ちて来たりしてマイナスとなることもある。当たり前のことなのだが、座らせ方にコツが必要過ぎると、その方法を介護士の皆が共有出来ない。ここは盲点であった。

祖母の場合車椅子だけが原因ではないのだが、背もたれに身を任せる様になってしまい、ただでさえ体を支える事のない脚に力が入らなくなってしまった、そんな感じがする。

そして何より一番残念な事は、本が気持ちよく読めなくなった事。標準型の車椅子の時は、いちおう取り付けたテーブルにぺたんと本を載せ、読んだりめくったり出来ていた。(イラスト上図参照)

けれど、新しい車椅子では、後ろにもたれかかる為、テーブルそのままの角度では本を扱えなくなった。30度程、本を持ち上げてでしか、読めない様子。扱いにくいため、本がびりびりと破れる様に。(イラスト下図参照)そんな状態が、少々長く続いている。近々、ちょうどこの30度の角度位で重くないトレース台があるので、これにマジックテープを取り付け、机にバリリとはりつけてみようと考えているのだが、はて、どうなることか、、、、。

車椅子を新しくするときは、充分検討して、購入あるいはレンタルをして頂きたいと思います。

【群青亜鉛:ぐんじょうあえん:illustrator】


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