イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

ギャッチアップベッドのハテナ。

6月 22 2013 | 介護福祉用具

こんにちは。介護イラストレーターの群青亜鉛(ぐんじょうあえん)と申します。いらっしゃいませ。家族介護者の視点から、発信をしています。
ギャッチアップベッドの背もたれあげ

背もたれ上げ機能付きのベッド(通称:ギャッチアップベッド 、 電動ベッド、リクライニングベッド、特殊寝台)では、企業さんが、背もたれのあがる屈曲点を、何を基準に決めているのかさっぱりわからんのねん〜。 

というのが家族介護者グンジョウの本音であります。背もたれのあがる屈曲点、どう考えても頭の方に寄り過ぎな気がしませんか?

皆さんあんまり気にしないで使ってるのかしらん?好き勝手な事書きますが、みなさんの考えるきっかけになればと思います。

ベッド背もたれ上げの屈曲点、頭の方過ぎない?

うちのばあちゃん102歳。 明治時代の女性からすると、明らかに身長が高いです。今は円背で背中が曲がってしまっていますが、うーむ、165センチはもしかしたらあったのかもしれません。157センチ位の姉、祖母のトイレ介助してた時、ばあちゃんに毎回覆いかぶさられていたといいます。わたくし、アエンよりばあちゃんは絶対背が高いと思う、そう断言します。

背もたれ上げ機能付きのベッドを使う場合は、ご本人の坐骨結節(おしりの下ぐらい座ると座面下にゴリゴリいうところ)を屈曲点に合わせるといいんだよ〜せめて、大転子位には。以前、理学療法士の大渕哲也氏から伺いました。腰椎脊柱で曲がったら、屈曲拘縮が進んでしまうよ。と 。

背もたれあげ機能付きベッドを使う場合でも、車椅子に座ってもらう時と配慮するベき点は同様で、仙骨座り、ずっこけ座り、滑り座りはNGなのだそうです。腰椎部分での曲がったりは、腹部も圧迫されるし、胸郭も圧迫されるから、呼吸も浅くなる。良くないんだよ〜とのこと。身体くちゃっとなり、苦しそうですもの。

実際に自分で疑問を感じなきゃわからない

この背もたれについて再度考えさせられたのは、3週間前の祖母の高熱続きと入院がきっかけでした。ベッドで過ごす時間が少ない場合はあまり深く考えることがないのです。ベッドの背もたれ等を使わざるを得ない時に、あれっ?と疑問が出てくる訳です。背もたれを上げた姿勢を、呼吸しやすく保つのは結構 難しく。。。

1年半前の入院でも、むむむっ?と追求ここに記しましたが、すぐ忘れるんです。

ごく普通に枕をあてて、ベッドに寝かせたままの姿勢で、背もたれをウぃンウぃン上げると、股関節どころではなく骨盤の上のあたりの腰椎脊柱で骨盤が寝るようにして曲がってしまいます。

皆様ご承知のように、毎回、背もたれを上げる前には、上部に身体をずらします。ばあこの場合頭が曲がるぐらいまで。

ヘッドボードに頭打つ位、上に上げても未だ足りない


でも、それでも足りない。お尻の位置ずり落ちてるわよね、といぶかり、大転子から頭のてっぺんまでの長さを測ってみました。ベッドの上半身のボードの長さより、ばあちゃんの身体の方がはるかに長〜いんです。円背と首の曲がりがありますが。

背もたれ上げる前に、ばあこの身体をぎりぎりボードに頭打つ位まで上げたって、屈曲点に大転子が来るのがギリギリ?いや、足りません。(身体曲がって、首まがって)

背もたれを上げてしまってからではその正しき姿勢に導くのがナンギでありまして。ずるりん、ずるりん、引力の法則に従って、ばーさんの身体は下に落ちて参ります。ありら〜ん。
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再度何が言いたかったのかというと。背もたれ上げの機能のついたベッドの屈曲点って、頭の方過ぎない?ということなんですよね。在宅で介護されている方も、ハテナを感じたりしませんか?

ベッドのお話は、疑問がむくむく湧いて来た時しか書けません。なんだかとっても長〜いので、少しづつ。

介護ベッドに関してもっと知りたい〜と思われる方は、
タイトル付近に記したタグ より介護ベッド・寝具や、ギャッチアップベッドの記載をつらつらと見ていただきましたら、過去の記事が出て来ます。上が最新。下にいくにつれ、古い記事になります。 

体験を元にした記述です。これが絶対に正しい〜と言っているわけではありませんよ〜。皆さんが考えるきっかけにして頂けたらと思います。

これから以下追記 2013年7月17日 電動ベッドのリクライニングの背もたれを上げる場合、出来るだけ、ご本人を頭の方へ移動してもらってから、上げる様にしてくださいませ、、、。お腹を圧迫している感じや、胸がつぶれている感じがするときは、下に下がり過ぎているのでは?と疑ってみて、再度、姿勢を整えて頂けたらと思います。

ギャッチアップベッドのハテナはこちらもどうぞ


《2015年3月追記》
ウェブマガジン ”介護ライブラリ”連載中:群青亜鉛の「自宅で介護お助けヒント集」記事はこちら→介護ベッドの疑問と不思議編



gunjoaen

【群青亜鉛:ぐんじょうあえん:介護イラストレーター
◆介護イラスト&エッセイを得意とするイラストレーター。家族介護の視点で、介護とコミュニケーションの現状と問題をユーモアをまじえて発信中。”いっちょかみ介護”実践中。
◆介護関連著書 2冊
介護のお助けマンガエッセイ
介護用具・日用品カスタマイズ本(共著)
◆ウェブ連載中
ウェブマガジン ”介護ライブラリ”にて「自宅で介護お助けヒント集」こちら


介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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