イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

気管から、そうめん。

6月 18 2013 | 人の身体と動作

気管からそうめん

気管からそうめん

「認知症の方に対する『摂食・嚥下リハ』〜訓練から支援介助へ〜」
野原幹司さんの講座を受講しました。
先生は、大阪大学歯学部付属病院 顎口腔機能治療部 医長
でいらっしゃいます。

鼻から◯乳〜♪は嘉◯達夫さんですが、本日は、気管からそうめん。オカルトの内容ではございません。

講座開始2時間半前に、HPで講座案内を発見!慌てて連絡を。OKとのことで猛ダッシュで会場に向いました。

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目で見えることのわかり易さ
素晴らしい講座でした。

実際、カメラで撮影された患者さんの様子や、嚥下の様子を内視鏡の映像をふんだんに見せて頂きながら、家族介護者である私グンジョウにもわかりやすく、すぐ実行してみようと思える内容だったのです。

実際の動画を沢山見せて下さったこと、多くの事例を紹介下さったことで、普段は見ることの出来ない飲み込みについて、机上ではない理解が深まりました。

人が飲み込むときの動画(レントゲンのような感じの胸の前からの画像です)は前のめりで凝視!器官と食べ物の動きがよくわかります。

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ムセのない、誤嚥って?
誤嚥とムセの関係では、ムセのない嚥下障害例で、誤嚥となるものについても取り上げられていました。むせのない誤嚥を専門用語で不顎性誤嚥というのだそうです。かねてから祖母の食事介助(102歳)で不安を感じていた為、ワタクシ頷きっぱなしです。

そうめんが近頃食べ難いのだ、、、とおっしゃる患者さんのもとに、野原先生が内視鏡を持って診察に行かれ、食事時に同時診察を。普通にそうめんを食べておられる患者さんに咳き込んでもらったところ、気管より出て来たのが、、、、そうめん!!(@@)

動画です。色っぽくしっとりと濡れたうっふんクチビルのような咽頭蓋と咽頭から、ぷしゅっ!と吹き出す、ほっそい、そうめん〜っっ!!!(イラスト参照) パーティーグッズの紙テープが飛び出すクラッカーみたい〜!! 

その患者さん、再度ゴクンとなさると、、、そうめんは又、するり気管の中へお隠れに、、、「そっちじゃないんだってばーっ(自分の首がイヤイヤと左右に振られます)!! 』肺にそうめんが入ったって事ですから大変な事態なんですが、見ていてワタシ、、、。笑ったらいかんのですが、、、。 押さえましたが、、、。

この方その後はどうなったのでしたか。映像余に衝撃的過ぎ、全く聞けず、覚えておらず、すみません、、、。(大汗)

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触診も試してみる。
触診の実技もありました。同じテーブルに座った方同士で行うのですが、お医者さんだけの技ではないのですね。これって、家族でも出来るじゃありませんか!〜肩?頸?呼吸?咽頭?〜お隣の席の方と、少々遠慮がちでしたが、へーほー、そうか〜っ!

当たり前の事なのに、なんだか祖母が食事するときは胸も喉も触った事がありませんでした。在宅で約10年看ていた時も、入所してからも。啖があるときは、肺を触ったら、わかるんですよとおっしゃいました。実際に胸を触ればいいんだな、もっと身体を触ったらいいんだな、と体感。

自分の嚥下に対する理解の間違いもよくわかりました。疑問や?が沢山あるときに受けるセミナーは吸収率が高いです。
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家族介護者でも理解しやすい内容

おかげ様で祖母は特養に入所し11年目、102歳を迎えました。誤嚥性肺炎と尿路感染が原因で、2週間前に入院。ですが1週間で退院出来、再び施設で過ごせています。

食事は以前と変わらず とろみ付きのミキサー食が飲み込めていますが衰えは隠せません。 受講中、祖母のむせないむせ!に初めて遭遇した時の恐さを思い出しました〜。ですが、改めて予備知識があると、慌てないことがわかります。

日常の介助に、即活かせる生きた今回の様な講座はとてもありがたく、助かります。ここでは感想を書ききれない為、追って小出しにブログ公開していこうと思います。
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受講記録 
日付:2013年 6月 13日
タイトル:認知症の方に対する『摂食・嚥下リハ』
〜訓練から支援介助へ〜
講師:野原幹司先生
(大阪大学歯学部付属病院 顎口腔機能治療部 医長)
受講者:100名程?
主催:NPO法人 つどい場さくらちゃん
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gunjoaen
【群青亜鉛(ぐんじょうあえん):介護イラストレーター
リアル且つおもしろく骨格と姿勢の表現を明・楽・シビアに探求する。

《お知らせ 嚥下アニメーションを制作&公開しています》

2016/09/14 公開 嚥下アニメ「咽頭の解剖生理 / 咀嚼嚥下の一例 (内視鏡検査視線)」〜舌根−咽頭後壁間の接触を透明化〜

2014/03/25 公開 摂食嚥下アニメ「摂食・嚥下の解剖生理」Anatomy and physiology of feeding and swallowing

◆介護関連著書2冊
介護のお助けマンガエッセイ
介護用具・日用品カスタマイズ本(共著)


介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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2 Responses to “気管から、そうめん。”

  1. poco-mama

    かぶりつきの学び かなりの勉強でしたね。
    受けたかった♪ 受けたかった♪ 残念ですが群青さんのブログ じっくり拝見です。

    そうめんは、今思うと 特養ではメニューがなかったかなと。(塩分の関係もあったかとおもいますが)
    おそば、おうどんはありました。

    怖いですね。
    ゆっくり、するするといただくことにします。

    18 6月 2013 at 7:19 PM

  2. gunjoaen

    やはり専門家のお話は学ばせて頂く事ばかりです。

    一旦、喉頭蓋谷(こうとうがいこく)((奥舌と喉頭蓋の間にあるくぼみ。))に食べ物が溜まってから食道に運ばれて行く様子が、動画ではとてもよく理解出来ました。

    それと、繊毛運動により、絞り込むような感じで食べ物が飲み込まれて行く様子も。

    もっと早くに知っていたらと思う事ばかりです。

    自分がむせたり、他人がむせたりすると、
    そうめんがどぱっ!の映像が、脳裏に
    浮かんでしまうこのごろです。

    18 6月 2013 at 10:18 PM

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