ラーメン姿勢 VS 考える人ポーズ(飲み込み易い姿勢と、排泄し易い姿勢には共通点がある)
食事する時の一番良い姿勢(ものが食べやすい姿勢)というのは、ラーメンを食すときの姿勢だと思う。少し前かがみになっている姿勢だ。ラーメンはふんぞり返ってはとてもじゃないが食べられないし、うまくのみこめず、こぼしてしまう。できるだけこの姿勢で食事ができる様にしたい・・・と思う。(イラスト上半分参照)
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一方。180度話がとぶのだが、じい、ばあの、トイレでの排泄姿勢。(イラストの下半分参照)。これにも共通点が。よくあるのが、、、右”ふんぞり返ってのずっこけズワリ”
この姿勢のまま、ちょっと待っててねえぇぇぇ〜と放っておかれても、いつまでたっても進展はなく、出るものも出ない姿勢ではなかろうか。
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では、排泄する時にどんな姿勢を取っているのか、、、???排泄時は、効率よく腹圧を高める為に、必ず前かがみになっているはず、ロダンの彫刻、”考える人”の様に。(左下イラスト参照)
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うちの祖母”ばあこ”は、ずっこけ姿勢で最初は座り(休みの姿勢でもあります)、排泄時は、どたんばたんと、前かがみにつっぷし、いきんでいます。
(まあ、自分も、ずっこけズワリにはなりませんが、その時!は前傾姿勢であります)
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食事姿勢とトイレ姿勢。”ずっこけズワリVSラーメン姿勢&ロダンの考える人ポーズ”のたとえ話は、わかりやすい為、祖母の介護経験をもとにした紙芝居風の介護セミナー(3年前スタート)でもこの話も盛り込んだ。が、食事姿勢に関し、介護の現場で働く人からは「そんな一概には言えないのよ」と少々不満な声が。
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そりゃそうか。前傾姿勢はあくまでも理想像、リクライニング式やティルト型の車椅子に座った(寝かせた?)ままの食事や、ベッドに寝た状態の背もたれ(?)をあげての食事時は、とてもじゃないがこんな姿勢にはならないし、なれない。(うちの”ばあこ”しかり。)
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あくまでも元気な人の理想姿勢ではあれど、ずっこけズワリ VSラーメン姿勢&ロダンの考える人ポーズ・・・食事をしやすい姿勢と、排泄時の姿勢には共通点があります。何かの時に思い出していただけると嬉しいです。
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(↓追記2014年10月)
試してガッテン!でやっていましたねえ。
前傾姿勢を取ると腸が真っすぐになって、排便しやすくなるんですねえ。さすがはガッテン日本人向けにわかりやすく解説してくださっていました。筋肉、puborectails muscle(恥骨直腸筋)のことには詳しくは触れられていませんでした〜。 右恥骨から左恥骨にかけて、大腸を引っ掛けている筋肉があり、肛門の直前の大腸は、その筋肉につられていつも曲がっています。前傾姿勢になると、大腸が真っすぐに近くなり、排泄しやすくなるんですね〜。
試してガッテン
前かがみの姿勢で便をすっきり出す!
直接リンクです。
www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20141001.html
海外ではこんな風に、おしゃれに台が売っています〜♪
www.squattypotty.com/
こちらでは、わかりやすい解説付きですね。あ〜明るいわ。
www.likecool.com/Squatty_Potty_toilet_stool–Other–Home.html
【群青亜鉛 : ぐんじょうあえん : 介護イラストレーター】
(↓追記2014年9月)
プロフィール:介護とコミュニケーションの現状と問題点を明るくおもろく大真面目に発信中。
介護ライブラリ:介護トピックスコーナー「自宅で介護お助けヒント集」連載中>こちら