イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

介護リフト・移動リフトの導入と、その後の介護施設での取り組み。使用中ご家族の感想。オーバーする時間をどうやり繰りするのか

4月 01 2013 | 介護福祉用具

介護リフトで移動

介護リフトは、家族も体感してみんとね

介護イラスト展で福祉用具についての話が弾む

イラストレーターの群青亜鉛(ぐんじょうあえん)です。

今回開催した展覧会。介護の内容です。展示したイラストには、介護リフトの絵も何枚かあります。展覧会を一緒に見ながら、職員さんともリフトのお話しが出来、とても貴重な時間を過ごさせて頂きました。特養ホームに入所されているご家族の何名かと、使用中の介護リフトに関してお話が出来たこともとても嬉しかったことの一つです。

群青亜鉛イラスト展「骨盤の日光浴2」〜介護で気づいたカラダとコッカク〜

特養ホームの大ホールのオープンスペースで、イラストレーターである私の個人展覧会を2週間開催させていただきました。

なかなか普段介護リフト・移動リフトのお話というのは出来ないものです。在宅介護の方でもレンタル使用されている方はごくわずか。今までずーっと聞いてみたかった実際に使われている方からの感想や、家族の方からの感想、家族で施設で使われている方からの感想等、様々の立場の方から、今回当たり前のように介護リフトのお話が出来る幸せを感じました。
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介護リフト・移動リフトの導入にあたり特養ホームでの取り組み

介護リフトの導入にあたっては、祖母入所中の特養ホームでは、現在「使うことがルール」とされているそうです。これは3ヶ月前位に課長さんから伺ったお話をメモを見返しながらここに記しています。

例えば力のある男性介護職員さんと、腰を悪くしがちな女性職員さんがおられるとします。 基準は力のない女性職員さんなのだそう。力がある殿方が、人力での介助が即出来、その方が素早く出来るとしても、人の介助はバツ、必要な方には必ず介護リフトを使うことがきまりなのだそう。

介護リフト吊り具の装着に時間がかかる→業務体制を見直す

介護リフトはどうしてもスリングシート(吊り具。身体に付けるハンモックのような一体型のもの。分割タイプは太ももの下と、片方の脇から背中肩甲骨をしっかりと支えてもう片方の脇に、太いベルトを渡します。ちょうど着物の帯のようなものを渡すわけです。)の装着に時間がかかります。ということは時間がオーバーするということだそうです。 だから、オーバー分を減らさないと導入は難しい。

本格的に介護リフトを導入される時に、人を増やすか、業務を考え直すこと が必要になったそうです。何かを削らないと入れられないのが、介護リフトなのかな。今までと同じ様な業務体制では無理だということが明白だったのだと。

誰がどの時間でそのオーバー分を補うのか?

業務の形態も、見直し、勤務時間帯を、もう一パターン作ったのだとおっしゃる。
お風呂も見直して、今はマンツーマン?的に入浴時間を作っているのだそう。(これはユニットケア的、と言うのかしら?)

現在は、入所者の三分の一の人数に対応出来る介護リフトが特養ホームにはあるそうで、必要な方に対しては、100パーセントの使用率とのこと。

介護リフト・移動リフトを導入してから、職員さんは身体を壊して休むということがなくなったそうです。素晴らしい〜っ!
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リフトを使っての座り直しの動作について

介護リフトを使っていると、リフトを使っていない特養の介護職の方からは、微妙に座り直しがしにくい様に思える、という意見を戴いたりします。 でも、家族としてはリフトかリフトで無いかはあまり関係ないよね〜と思っています。というのは、微妙な座り直しが必要だと感じる人は思うし、思わない人は思わない様な〜。

使う道具が何かで左右されるものではなく、+アルファの工夫する必要を感じるか感じないかは、そこはその人それぞれが持つ人間力じゃないのかなと思う次第です。これは職員さん側の視点ではなく、実際に使ってみている家族側からの視点です。

家族にとって介護リフトが使えるのは嬉しい。自分等でも操作出来るので。今までだったら、移動時にスタッフさん2人を呼ばなきゃいけなかったのが自分一人で出来る。これは、余計なストレスが減るのが大きいのです。

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家族も吊られてみよう、介護リフトに

イラストは、祖母の介護リフトを孫群青亜鉛が使ってみるの図。このスリングシートは上下が分かれているセパレートタイプというものです(グリーンの部分ね)。 介護福祉用具が大好きな群青亜鉛でありますので、ついつい、書いてしまいます。使用時のヒヤリ、として、ハッとする、ヒヤリハットに関しては、またいずれ。タグの中から「介護リフト」をご覧頂けると、関係する記事がご覧頂けます。


gunjoaen

【群青亜鉛:ぐんじょうあえん:イラストレーター

◆介護イラスト&エッセイを得意とするイラストレーター。家族介護の視点で、介護とコミュニケーションの現状と問題をユーモアをまじえて発信中。”いっちょかみ介護”実践中。
◆介護関連著書2冊
介護のお助けマンガエッセイ
介護用具・日用品カスタマイズ本
◆ウェブ連載中
ウェブマガジン ”介護ライブラリ”にて「自宅で介護お助けヒント集」こちら


介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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