イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

電車内。手摺りなくても立ち上がれ。

2月 20 2013 | 人の身体と動作

立ち上がり〜手すりなくても

前日の夜から急に歯茎腫れだし、慌てて歯医者にネット予約し、駆け込む。
常日頃、フロスしなはれーマウスピース入れたかーナンジャカンジャと歯に関してうるさく言うている割にはグンジョウさんはどうなのだ?とオットの冷たい視線が痛いー。

結果、噛み合わせのアンバランスで、右下奥歯に負担がかかり、歯肉炎になっているのだとか。
歯石たまり歯周病菌に侵され歯肉ポケットが深くなる場合と、必要以上に噛み合う力が歯にかかり炎症を起こす場合と、歯周病には大きく分けて二通りあるのだとか。

歯はどうしてもすり減ってくるものである。大事に使いたいー。

さてその帰り道。

電車に杖をついたご婦人が乗って来られました。
どんな風に座りはるのかなあ、と、ぼんやり見ていました。
と、座席の方を向かれたかと思うと、いつの間にかストンと座られた。

あれっ、どんな座り様だったの? 意識しそびれてしまったー。

むむ?

座る時は引っ張るチカラ(自分の方に引き寄せる力)もかかると思うのだけれど、なんであんなにスムーズに坐りはったの? 杖? 椅子に覆い被さるみたいにして座られたが、背中ではっきり見えず、至極残念。

長ーい座席の真ん中である。そこにぽっそりと座られた。手すりなどない。ちょっと不安定な様子、、、。

暫くすると。

その方は、体を不自由な足側に向けられた。窓枠に手を伸ばされた。
(もしかして、、、。)

電車が駅に止まると、右手で窓枠を支えにしながら、体重を杖と元気な側の足に移され、するっと立ち上がられた。自然。
ホウホウほーう。 窓枠を使われるとは、、、、素晴らしい〜!
夢中で一連の動作を小さくスケッチ。

その後グンジョウ、傘を持っていたのでその方と同じ様にして立ちあがってみた。

ホウホウほーう。

傘(杖)の置く位置はまさしくその方の位置がベスト!窓枠に手をかけると、最小限の労力で立ち上がることが出来た。

ほう。

たまたま旧式車輌だったから窓枠に手をかけることが出来たが、ないと立ち上がりは難しい気がした。掴まれるところのあるなしは、乗りやすさ乗りにくさも左右するー。これは本当だー。

咄嗟に人に手を差し伸べる時には、人の何気無い動作を理解して置く必要があるなあ、もっと勉強しようっー、と思えた電車内の出来事でありました。

【群青亜鉛(グンジョウアエン):イラストレーター】


介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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2 Responses to “電車内。手摺りなくても立ち上がれ。”

  1. poco-mama

    右脚の脚を座席近くにされて シートもうまくに支えにされているようにもお見受けします。
    介護に入る場合、ご不自由なほうのふくらはぎあたりを介護者が自分の足で支えさせてもらうことがあるので、イラストからそんな風にも感じました。
    窓柵も利用されて、不自由さを自由に変えてしまわれていらっしゃるようなご本人の工夫・・心の中で 凄いなあとつぶやきそうです。

    18日 口腔内辛かったのでは?
    お大事に!!!

    20 2月 2013 at 9:41 PM

  2. gunjoaen

    こんばんは。いつもありがとうございます。

    はいっ、これは本当に、見ていて静かに興奮してしまいました。最小限の力でなにげなく立ち上がるこの技に!

    22 2月 2013 at 11:52 PM

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