イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

空気という輩を飲み込んでみんとす

1月 21 2013 | 人の身体と動作

空気を飲み込んでみると

食事介助をしていて、ジジババのむせに遭遇したことのある方は数知れず。

グンジョウもご多分に漏れず、その一人である。ばあこは飲み込みは出来るものの、その力が弱まっていることは否めない。

あまりにばあこのむせが酷いと、自分は無力だ Oh!No! と感じることがある。もちろんその日の体調や、排便のあるなしや、食事をとる時の姿勢や、舌の動きや、様々な原因が考えられるのだが。もう、どうしてもあかんときは泣きそうになるのであるぞよ。

げほげほと咳き込んでくれるならば、まだいい。スプーンを動かす動作が止まり、急激に眉間のあたりが赤くなるともういけない。ゲホゲホしてくれない静かなむせが降臨する。

慌てて咳き込みを即したり(こちらでゲホゲホをジェスチャーする)胸や脇をトントンと軽く叩いたり。ちかごろ漸く、どう対応したらいいのかが飲み込めてきて、しばらくしておさまるとほっとするわけだが、やはり気が気で無い。

空気を間違って飲み込んでしまう時もむせ易いのだ、と聞いたことがある。そうか、ゲップはその空気を外に出す条件反射であるな。げぷ。しかし、それが出来ない場合はかなり苦しいのではないか。

学生時代お世話になった美術の先生は、90代後半のお母様を看てらっしゃるのだが、”食事介助中目をつぶるといけないようだ、体が食事ではない体制に入ってしまい空気を飲んでしまう様に思える。” と雑誌にグンジョウの飲み込みについて書いたエッセイが掲載された時、それを読んでメールを下さった。

もちろん、気管に食事や唾液やなんやかんやが入り込んでのむせもよくあるだろうが。

「もう、なんで?なんで?なんでむせるの?あたし、なにか悪いことした〜?こんなに良くやってるじゃない、すっごく献身的にやってるじゃない、それでもダメなの?うわあん(T T)もうイヤよ〜っ!!!!」・・・と、ご自身に余裕がないときはこうなってしまいがちですので、皆さんくれぐれもご自身を大事にして下さいませ。(^^;)

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さて。なぜむせるのか。どんな感じなのか?と考えても、ない頭では整理がつかないので、いちど体感してみようと閃いた。気管に食べ物を入れての体感はどう考えても無理なので、(やろうと思って出来るものでなく、大概予想もしないときに到来するものであるからして)空気を飲み込んでみるとわかり易いのかなあ?と思って試してみた。

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いち、で息を吸い込んでー、そうそうたっぷりね〜♪飲み込むんですよお〜♪食べるんです〜♪

にっ、じゃっ、息止めまあ〜す。 我慢して下さいね〜♪

(そのまましていると、勝手に体が反応して下さいますことね・・・。)

はいっ、さーん、で、ゲホゲホゲホ、ぐお〜、ゲボゲボね。

ああ、苦しすぎます。ぐえ。風船はこんな気持ちで膨らんでいるのか?
そうそう元気な人は普段食事をする時に、空気を飲み込んだりはしませんのだそうですが。

(*-*)(*-*)(*-*)(*-*)(*-*)

なんで〜なんで〜どうしてそんなに苦しそうな様子になるのよう〜と思った時は、
いろいろと、ジジババのまねっこをしてみると、よいのですよねきっと。

まったく同じ気持ちにはなれないけれども、少しは近づくことができのではないかと〜。

【群青亜鉛 : ぐんじょうあえん : イラストレーター】


介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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