イラストレーター群青亜鉛が発信する、104歳おばあちゃん介護のイラストエッセイ。介護の工夫と次の一歩。

同室の入所者の方への声掛け

12月 03 2012 | 介護の工夫

コミュニケーションってか?
こんにちは。高齢者介護に特化して、イラストを描いています、介護イラストレーターの群青亜鉛(グンジョウアエン)と申します。

「なんで?普通に声かけたらいいじゃん。同じよ?入院のお見舞い行く時も、同室の人には声掛けるでしょ?一緒よう〜。でもその時ね、ちゃんと視線が届く中に自分がはいってから、声かけるのよ〜。」

うわ、そうなんですか。

「姿が見えないのに、突然後ろから声だけしたら、貴方だって恐いでしょ?」

確かに。当たり前のことなんですが、、、。

「認知症とか認知症でないとか関係ないよね〜。あいさつは普通にすればいいのよ〜。とにかく視界の中に入ってね♪」

介護職の、学びを共にしている方と話をしていた時に、上記のことを教えて頂いた。多分、”施設の認知症の方とどう接していいかわからないのですが、どうしたらいいのでしょう?”とかなんとか、グンジョウはそのベテラン介護職さんに質問したのだと思うのだ。

会話の合間にちょっと聞いてみた何げない内容だったのだが、これは私にとっては、光が差して来るような、納得出来た回答と、そのひとときでありました。(T T)

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特養ホームに入所する101歳祖母ばあこに会いに行ったとき、入所者さんと接する機会は必ずある。

まず扉を開けると(グンジョウはエレベーターを使わず、階段を使うことが多いため)目の前の廊下に誰かが椅子(車椅子)に座っておられ、こちらを見ている。大概決まった面々であるのだが、まずはにっこり挨拶である。

それは問題なくクリア出来るのだが、その他の時、こちらがどう対応していいのかわからず、適当に見て見ないふりをしていたことも多かった様な気がするのだ。

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ばあこの食事介助中、グンジョウは入所している方からスタッフさんと間違えて声をかけられることがたまにある。

でもわたしには何も出来ないため、返事に困っていると、だいたいスタッフさんが横から助け舟を出してくださいます。

でもそのやりとりが上手くいかず、どう応対していいのかわからずとてもしんどく思える時があり、一時は、ばあこのことだけを見て、ばあこの事だけをし、周りは一切見ない!ということもありました。

そんなですから、冒頭に記したようなアドバイスを頂いてから、あまりに気にせず声をかけられる様になったように感じています。入所している方々と顔見知りになったせいでしょうか。自分が警戒しなくなったからでしょうか。

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祖母ばあこはずっと4人部屋です。軽度の認知症と思われる方と同室のこともありました。

当たり前のことをすればいいのだなと教えていただいてから施設に行っていると、その方が興奮されてたりする時にも、だいたい理由があるんだな〜ということが薄々わかるようになってきました。例えば、車椅子からトイレへの移動介助など、スタッフさんに来て欲しい時になかなか来てもらえないとき。例えばちょっと淋しんぼな気持ちになったとき。

多少興奮状態になられた時でも、グンジョウは
時々合いの手のように、声かけも自然に出来る様になってきた。(ように思う。もしかすると、とんでもなくとんちんかんで一方的な声かけなのかもしれないですが)

ふむ。なんだって、どこでだって、学びであるように思える。
コミュニケーション〜なんて、よく言われる昨今だが、特別なことではない。やはり日常のあいさつから、全てが始まるのであるなあ、、、、。むにゃむにゃ。

例えば介護施設にようやく入所が決まった方のご家族さん。今日記したような、なんでもないことかもしれませんが、知っとくといい様に思えるのでありまする。あんまり誰も、教えてくれないですもんねぇ。グンジョウさんは、ほんとに貴重な学びを得た、次第でありまする、る、る。

ご要望ございましたら、「介護施設ってこんなところ!」って家族視点で、研修請け負いましょうか〜(笑)
確か、約10年前に拙著の営業で回った時に、他県の特養の主任さんにシミジミ言われた事があります。

「わかりました、群青さん、でも私たちは、車イスの工夫とかのスタッフに向けての講習よりも、ご家族さんに向けて、ぐんじょうさんの視点で、正直なところを、お話してほしいですわ。」まだやったことはありませんが、施設で家族の方に向けてお話させて頂いている内容は、自然とこうなっています。

わはは。もし必要でしたら、お声掛けくださいませね。



gunjoaen

【群青亜鉛:ぐんじょうあえん:介護イラストレーター

◆プロフィール◆
介護イラスト&エッセイを得意とするイラストレーター。家族介護の視点で、介護とコミュニケーションの現状と問題をユーモアをまじえて発信中。”いっちょかみ介護”実践する。
◆介護関連著書◆
介護のお助けマンガエッセイ
介護用具・日用品カスタマイズ本(共著)
◆ウェブ連載中◆
こちらウェブマガジン ”介護ライブラリ”にて「自宅で介護お助けヒント集」
“介護ライブラリ” 〜介護の悩みを減らしたい〜

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介護は幅広い知識があったほうが楽です。在宅介護のご家族は、介護職や看護師さん、セラピストの方にもどんどん質問して知識を還元してもらって下さいませ。このブログ記事もとっかかりにして頂けたらと願います。

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